香川県庁舎東館 1958 丹下健三(Kenzo Tanke)

戦後日本を代表する建築家・丹下健三氏が設計した香川県庁舎東館(1958年竣工)

丹下健三生誕100年を記念したプロジェクト(2013年)「丹下健三伝統と創造瀬戸内から世界へ」の際に香川県庁舎の建築ツアーが行われていてそちらに参加した際の写真等をご紹介したいと思います。

香川県庁舎東館とは

香川県高松市にある香川県の行政機関が入る建築

設計は当時の県知事 金子正則が丸亀市出身の洋画家 猪熊弦一郎(旧制香川県立丸亀中学校の先輩にあたる)から引き合わされたのが丹下健三であった。

丹下が猪熊から紹介されて香川に向かう道中、偶然にも同じ宇高連絡船の同じ客室に金子が乗り合わせており、船中で金子と話すうちに二人は意気投合し、とんとん拍子に設計の話が進んだと言われている。

設計されたものは丹下が影響を受けた建築家ル・コルビュジェによる近代建築の5原則を基にしたものではあるが日本の伝統的な建築様式、木造建築の柱と梁の水平垂直ラインをコンクリートで表現しており日本的な雰囲気を感じるものとなっています。

陶板壁画は 猪熊弦一郎の『和敬清寂』

東館の1階ロビーの木製や陶製の椅子、木製棚、石テーブルなどは丹下研究室が設計し、香川の桜製作所(ジョージ ナカシマの家具でも知られている)が製作しました。

陶板壁画は猪熊弦一郎の作品「和敬清寂」茶道の精神を表す言葉。

金子は式辞で「茶道の精神は民主主義の真髄である」と述べており、考えが違う人々が、一緒に生きるためには、お互いに尊敬し合わなければならない。 そうした心は、清らかで静かな心境からしか生まれないという茶道の言葉を戦後の民主主義的思想と相通じるものと考えていたと思われる。

和敬清寂(わけいせいじゃく)とは、茶道の心得を示す標語。意味は、主人と賓客がお互いの心を和らげて謹み敬い、茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にすることという意である。特に千家ではこの標語を千利休の定めた「和」、「敬」、「清」、「寂」を表す「四規」として重要視している。しかし利休と同時代の確かな資料には見られないことから、学術的には利休の言葉としては認められていない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

県庁ホールの内装や家具はヤクルトの容器デザインやキッコーマンの醤油差し、柏戸椅子などで有名なインダストリアルデザイナーの剣持勇が担当

壁面は個人的には桂離宮やモンドリアンの絵画を思わせると感じました。

屋上にはル・コルビュジェを思わせる屋上塔屋があります。

竣工当初は塔屋には喫茶室が設けられ、屋上各所にはカウンターやテーブル、椅子が置かれ

ビールなども飲むことができたようです。

また、屋上を覆うように白や黄色の鮮やかな天幕が張られていたとの事。

議会棟

東棟のさらに東にある議会棟はピロティーがありまさしくル・コルビュジェの近代建築の5原則を体現した建築になっています。

場所はJR高松駅からは車で5-6分程度、徒歩では20分程度の場所にあります。

最後に

戦後復興の勢いと未来への希望を感じる素晴らしい建築です。

設計を担当した丹下健三、壁画を担当した猪熊弦一郎、県庁ホールを担当した剣持勇など

すごい人々が関わった素晴らしい建築。これはひとえに当時の県知事であった金子正則の美意識と熱量があったからではないかと思います。

あと、戦争未亡人の清和会という組織が長いあいだ、丁寧に県庁の掃除を続けていたとの事です。その日々の積み重ねが今日まで県民に愛される建物として残って来たのだと思います。

香川県にはその他にも丹下健三の設計した体育館やイサムノグチのアトリエなど魅力的な場所が多いところです。

食べ物も美味しいところなので建物を見に行きがてら旅行されてはいかがでしょうか。

Le Corbusier(ル・コルビュジェ) Villa Savoye (サヴォア邸)1931 行き方解説あり

サヴォア邸とは

ル・コルビュジェ(Le Corbusier)が金融家であったサヴォア夫妻の週末住宅の為に設計したフランス、パリ郊外のPoissy(ポワシー)にある近代建築の住宅。1931年竣工

ル・コルビュジェによって提唱された近代建築の5原則を体現した住宅として傑作と呼ばれる住宅です。

2016年、ル・コルビュジェの建築群としてこちらを含む世界7ヶ所17作品が世界遺産として登録されました。(日本では東京の上野にある国立西洋美術館も彼の建築物で世界遺産登録されています)

ル・コルビュジェとは

1887年スイス生まれの建築家(絵画や家具のデザインなども行う多才な人物であった)

モダニズム研建築の巨匠と呼ばれフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエとともに近代建築の3大巨匠と呼ばれることもある。

日本においては前川國男、坂倉準三、吉阪隆政が彼のアトリエで働き丹下健三、安藤忠雄などは彼の建築に影響を受けている。

近代建築の5原則とは

伝統的な建築の概念を破壊する新たな建築の提案です。

具体的には

ピロティ 建築を地面から解放し、交通と植物、運動のための場に

屋上庭園 日の当たる屋上を解放し、日光浴や植物のための場に

自由な平面 構造上必要な壁から建築を解放し、自由に間仕切りをつくる

自由な立面 絵画を描くように自由にデザインできる

独立骨組みによる水平連続窓 自由に大きな窓をつくることで室内に光をふんだんに取り込む

上記の5原則を実現できたのは1914年にル・コルビュジェが提案したドミノ・システムに寄るところが大きい。

ドミノ・システムとは

1914年にル・コルビュジエが提唱した鉄筋コンクリートの構造システム。

鉄筋コンクリート造の水平スラブとそれを支える最小限の柱、各階へのアクセスを可能とする

階段を構成要素とした住宅の建設方法であり、旧来の建築では壁で建築の強度を得ていたもの

を主に柱だけで強度を得るために自由な間仕切りや水平連続窓のデザインが可能となった。

2017年の情報ですので変更がある可能性が高いです。
入ってすぐの場所に庭師小屋があります。
庭師小屋の裏手
水平連続窓
スロープ
浴室
車庫

サヴォア邸への行き方

パリの中心地からの行き方をご紹介したいと思います。

まずは大まかな位置関係をご紹介します。

サヴォア邸があるのはPoissyというところになりますのでパリ中心地から北西に位置する場所になります。

凱旋門(Charles de Gaulle – Étoile)からの出発としてCharles de Gaulle – Étoile駅からはPER(高速鉄道)AでPoissy駅へ向かいます。時間的にはおおよそ30分程度になります。

パリ中心街のメトロとは異なり観光客の人があまり乗っていない印象で平日に乗車したため乗客も少なかったのですが車中で物乞いのような人もいたりしてフランス語がわからないものとしてはいつも以上に緊張して乗車してました。

Poissy駅のホーム

Poissy駅からはバスか徒歩での移動となります。

バスの場合は駅前に張るロータリーがありますのでそこから50番のLa Coudraie行きで約10分Villa Savoyeの停留所で下車して約2分でサヴォア邸に到着です。

徒歩の場合はPoissy駅から約30分緩やかな傾斜のあるルートではありますがパリの建物とは違う郊外の住宅等を見ながら歩くのはまた楽しいと思いますので片道でも歩くことをお勧めします。

徒歩でのルートはこのようなルートで向かいました。

Collégiale Notre-Dame Poissy駅からほど近くにある教会
教会を過ぎると分岐がありますのでVilla Savoye Le Corbusierの記載の通り左へ向かいます。

その後、大きな交差点(歩いてきたトゥルネル通り(Rue de Turnelle)とブランシュ・ド・カスティーユ通り(Av.lanche de Castille)を右に曲がって道なりに歩いて行くとサヴォア邸が現れます。(サヴォア邸は奥まったところにあるのでパッと現れるわけではありませんが)

最後に

サヴォア邸はパリ中心地から1時間程度で行ける場所にありますので建築に興味のある方は是非一度、少し足を伸ばして行ってみることをお勧めします。

パリ中心地にもル・コルビュジェ建築がありますのでまたの機会にご紹介できればと思います。

Luis Poulsen(ルイス・ポールセン) PH5 Plus

今回はお気に入りのインテリアについて紹介していきたいと思います。

今回はLuis Poulsen(ルイス・ポールセン)のPH5 Plusになります。

こちらは引っ越しをした時に照明はこだわりたいと思って購入した製品になります。

北欧デザインはシンプルな部屋にはすごく相性のよい製品で10年以上愛用しています。

商品紹介

ポール・ヘニングセンによって1958年に発表されたPH5を反射効率を上げるための白色塗装や一部パーツをすりガラスに変更することで従来のPH5より明るさをアップさせたモデルになります。(現在はこちらの仕様が標準として販売されている模様です)

PH5は名前が指す通り5枚の反射板によって構成されています。             この反射板の設計には”対数螺旋”の理論が用いられ美しい曲線の美しさを表現しています。また、反射板は光源を包み込むように配置されていて、どこから見てもグレア(眩しい光)が見えないような設計になっています。

空間全体を照らすベースライトとして、また直下のテーブルを照らすタスクライトの2つの機能をバランスよく実現している製品となります。

照明器具としてだけではなく部屋のインテリアとしてもアクセントとなる素晴らしい製品です。

デザイナー

ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen )(1894-1967)

デンマークコペンハーゲン生まれのデザイナー

代表的な作品としてはPHシリーズ・アーティチョークなどが挙げられます。

特徴的な思想は光源を直接的に見えないように照明をデザインしていることが挙げられます。

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Trains Autos Couchettes 1972SNCFカートレイン寝台電車 Raymond Savignac(レイモンド・サヴィニャック) 

ヴィンテージポスター紹介第3回目です。

今回は日本でも人気のあるフランスのポスター作家 Raymond Savignac(レイモンド・サヴィニャック)の作品。SNCF(フランス国鉄)のカートレイン寝台電車のポスターになります。

寝台電車のポスターは何種類かタイプがありますが最初にこちらのタイプのものを紹介していきたいと思います。

作品情報

作品: Trains Autos Couchettes SNCF カートレイン寝台電車

作家:Raymond Savignac(レイモンド・サヴィニャック)

制作年:1972年

印刷方法:オフセット印刷

サイズ:62.0 x 100.0 cm

作品詳細

こちらの作品はSNCF(フランス国鉄)のカートレイン寝台電車のポスターとなります。

カートレインとは自動車と乗車していたドライバーを電車で目的地まで運ぶサービスとの事。

日本では1990年台までは運行されていたようですが現在は運行されていないようです。

フランスでは今も運行されているようです。

作家について

Raymond Savignac(レイモンド・サヴィニャック) (1907-2002)

1907年生まれフランスのポスター作家

彼の最初のキャリアは有名なポスター作家・デザイナーのAdolphe Mouron Cassandre)(アドルフ・ムーロン・カッサンドル)の助手から始まっています。

カッサンドルはイヴ・サンローランのロゴや沢木耕太郎氏の小説”深夜特急”の装丁のポスターなどで日本人にもお馴染みの作家です。

当初のポスターはカッサンドルの影響が強いもので今回紹介しているサヴィニャックの絵のタッチとは全く異なっていました。

彼の出世作となったのは日本で言う牛乳石鹸(モンサヴォン石鹸)の広告になります。

日本にも多くのポスターを書いており森永製菓のチョコレートや豊島園のプール、代官山にあったヴィンテージポスター・アール・デコのアイテムを扱っていた木屋ギャラリーの物などがあります。

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Jeunese au plein air(la chevre)1981 子供は外で遊ぼう Herve Morvan(エルベ・モルヴァン)

ヴィンテージポスターの紹介、2回目です。

今回はフランスポスターの中でも個人的に好きな作家のHerva Morvan(エルベ・モルヴァン)のポスター1981年 オフセット印刷を紹介します。

作品情報

作品: Jeunese au plein air(la chevre)子供は外で遊ぼう

作家:Herve Morvan(エルベ・モルヴァン)

制作年:1981年

印刷方法:オフセット印刷

サイズ:57.0 x 77.0 cm

リネンバック

リネンバックとは

リネンバックとはポスターを綺麗に保管する方法でポスターの裏にキャンバスの布を裏打ちすることによって折じわや破れを補修するものです。

日本では裏打ちと呼ばれ和紙を使った方法が用いられるようです。

作業としては表具屋さんが行うものになります。

作品詳細

レイモンド・サヴィニャック(Raymond Savignac)に比べるとマイナーかもしれませんが、個人的にはモルヴァンの方が好きな作家です。

この作品は1961年から1982年にかけて毎年1枚発表されていた”子供は外で遊ぼう”Jeunese au plein airの1981年のものになります。

Hervre Morvanは1980年に死去していますので死後発表された作品になります。

作家について

Herve Morvan(エルベ・モルヴァン) (1917-1981)

1917年生まれのフランス生まれのポスター作家

SECRID CardProtector

財布を持ち歩いたり定期券を別に持つことが面倒になってきて出来るだけスマートに必要最低限のものを持ち歩けないかと検討した際にデザイン性、実用性を兼ね備えたこと製品に出会ってこちらを使用しています。

ブランド

SECRID オランダの会社になります。

製品に関しては設計から製造までの全ての工程をオランダ国内で行なっているとの事です。

2009年に発売を開始、2010年には世界的に権威のあるRed Dot Design Awardを受賞しております。

Red Dot Design Award は、 iF DESIGN AWARD、International Design Excellence Awards (IDEA)と並ぶ「世界三大デザイン賞」の一つで、国際的に権威のあるデザイン賞です。 1955年に創設され、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が主催しています。プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3つの部門に分かれ、年に一度世界的なデザインの専門家により審査されます。毎年世界70か国以上の企業、組織、デザイナーから18,000件を超える応募があり、世界中の優れたデザイン・トレンドを網羅しています。受賞したデザインは、華やかな授賞式で表彰され、ドイツ、シンガポール、中国にあるレッドドット・デザインミュージアム(Red Dot Design Museums)に展示されます。​​

https://www.interbrandjapan.com/ja/award/red-dot-design-award.htmlより引用

商品紹介

私の場合はほとんどの決済関係はスマホ決済とクレジットカード決済で行なっていますがどうしても前述の決済ができない場所もあるので紙幣を1枚入れておきたいという要望がありました。

そのため、SECRID Card Protectorだけでは足りないのでCard Slideを追加して使用しています。

SECRID Card Protectorはクレジットカードで5枚までなら問題なく入る容量があります。

Card Slideはクレジットカードで4枚程度+して紙幣を1枚折った状態で入れております。

Card ProtectorとCard Slideは綺麗にはまりますがそのままだと外れてしまいますのでMoney Bandでひとまとめにしているイメージです。

色は仕事でスーツを着る機会もありますので黒一色で統一しています。

色めは多岐に渡り組み合わせ次第で自分だけの財布が作ることができる楽しみもあると思います。

Card Slide部分

使用感

1年近く使用していますがワンプッシュでカードが出てくるので非常に便利です。

使用後も空いているスペースにカードを入れるだけなので手軽です。

カードが落ちたりする不安がある方もいるかもしれませんが今のところそういったトラブルはありません。

夏場の時期、ジャケットなどを着ないのでパンツのポケットに入れて持ち歩きできる点も良いところです。革製でありがちな汗での皮の劣化等もありません。

終わりに

キャッシュレスが加速する現在、出来るだけ身軽に生活したい方には非常におすすめの財布になります。

できればCard Protectorのみで生活できるようにもっと持ち物を減らしたいです。

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Air France Dans tous les ciels 1951 Badia Vilato

ヴィンテージポスターが好きで一時期海外オークション等で買い集めていました。

部屋のスペースの関係で全てを飾ることが出来ないのでブログで紹介していきたいと思います。

今回はAir France(エールフランス)のポスターで1951年のオリジナルリトグラフポスターです。

作品情報

作品:Air France DANS DUE LES CIELS

作家:Badia Vilato

制作年:1951年

印刷方法:リトグラフ

サイズ:24.72 x 39.09 in. (62.8 x 99.3 cm.)

フランスなどでは広告としてこのようなリトグラフのポスターが街中などに貼られていたようです。

今から70年前の作品ながら色合い等は色褪せていない素敵な作品です。

この作品との出会いは今から20年以上前に東京の青山にあったビンテージポスターのお店で拝見して気に入っていましたがその時の価格が25万くらいしており購入ができませんでした。

その数年後、日本のYhaooオークションにて同じ商品が出品されていて価格も当時よりはかなり割安になっていた為購入いたしました。

ビンテージポスターを集めるきっかけになった作品になります。

作家について

Xavier Badia Vilato(ザビエル・バディア・ヴィラート)

1916年生まれのスペインの芸術家

ネットで調べてもあまり詳しい経歴は出てきませんがスペイン内戦の時期にフランスに移り

活動を行なっていたようです。

リトグラフとは

リトグラフは水と油の反発を利用して印刷する方法です。

版には石灰岩のブロックを使用していたので石版印刷と呼ばれます。

わかりやすい説明がありましたので下記にリンクを貼っておきます。

リトグラフの仕組み・特徴について:印刷史のなるほど雑学07

JR西日本サイコロきっぷを使った旅行(大阪ー金沢)

先日、サイコロきっぷの申し込みをして芦原温泉行きが決定しました。

今回は芦原温泉ではなく金沢まで日帰りで行くことにし、先日行ってまいりました。

今回の旅程

7:40 大阪発 特急サンダーバード5号 10:25 金沢着

金沢市内の散策

1.神明宮

2.谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館

3.鈴木大拙館

4.弁慶

16:55 金沢発 特急サンダーバード38号 19:38 大阪着

チケットについて

今回は大阪ー芦原温泉までの往復切符をサイコロきっぷで購入

芦原温泉ー金沢までの切符は同じ特急の同じ座席で予約の上購入しました。

価格としてはサイコロ切符 ¥5,000.-(乗車券+特急指定席の往復)と¥5,840.-(通常の乗車券+特急指定席の往復)で合計¥10,840.-となりました。

(通常の大阪ー金沢の乗車券+特急指定席の往復が¥15,980.-ですので30%程度割安になります)

出発

大阪駅出発時点では曇り空ではありましたが雨の降る気配はありませんでした。

しかし、天気予報では北陸地方では大雨に警戒が必要とのことでJR西日本の運行情報でも当日運休の可能性がアナウンスされてました。

電車は若い女性客が多く、後で調べたところ鯖江でなにわ男子のコンサートが開かれる日だったために乗客が多かったです。

鯖江まではほぼ満席でしたがそれ以降は空いた車内となっていました。

金沢到着

金沢には先日の豪雨のにより土砂崩れ等があった影響で数分の遅れがありましたが到着しました。

金沢駅といえば鼓門(つづみもん)です。

2005年3月に完成とのことで私自身は25年ぶりくらいの金沢訪問だった為、初めて拝見しましたが和の風情を近代的に解釈した鼓門が駅周辺の景観にマッチしていて旅行気分を高めてくれました。

金沢散策

雨が降っていたことと昼食の予約をしていたためあまり時間に余裕がなかったためタクシーでの移動が中心となりました。

タクシーはスマホのアプリ”GO”が使用できて非常にスムーズに移動ができました。

  1. 神明宮

最初の目的地は神明宮(しんめいぐう)という大ケヤキのある神社です。

神明宮 H.P.より

こじんまりした神社でしたが大きなケヤキが生命力を感じるパワースポットでした。

神明宮 https://www.shinmeiguu-kanazawa.jp

金沢駅前から10分程度料金は1,200円程度でした。

2.谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 H.P.より

建築家 谷口吉郎(Yoshiro Taniguchi)の住まいの跡地に吉郎の長男である世界的建築家の谷口吉生(Yoshio Taniguchi)の設計により建設された施設 古い街並みの中に突如現れる直線的な建物は入る前からワクワクさせてもらいました。

お伺いした時は第5回企画展「木で作る」-その蓄積と展開-が開催中(会期は11月27日までとのこと)で過去の建物から未来の木造建築に至るまで素人が見ても楽しめる内容でした。

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 H.P.より

また、入り口近くには各地の杉板が展示されており各土地によって同じ杉でも色味や模様が異なる点が大変興味深かったです。

2階部分が常設部分で谷口吉郎が設計した迎賓館赤坂離宮和風別館「游心亭」の広間と茶室を原寸大で再現されておりその脇には水盤をたたえた庭が外に配されています。

外の庭が非常に美しく雨の日でも水の動きがあってぼんやりと眺めているだけでも価値のある空間でした。水盤の向こうにはもみじの木があるようなので秋の庭も綺麗かと思います。

展示物の見学が終わった後は1階に戻ってミュージアムショップを見ました。

息子さんの谷口吉生氏がMOMA(ニューヨーク近代美術館新館)の設計を担当した影響かMOMAのグッズも色々とありました。

こじんまりした建物ではありますがシンプルで洗練された建物で心がスッキリとした素晴らしいミュージアムでした。

施設情報

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館

〒921-8033 石川県金沢市寺町5-1-18

TEL:076-247-3031

開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)

観覧料金 企画展+常設展 一般:800円 大学生:600円

     常設展 一般:310円 大学生 260円

https://www.kanazawa-museum.jp/architecture/

1箇所目の神明宮からは徒歩5分程度の場所にあります。

3.鈴木大拙館

仏教哲学者である鈴木大拙(D.T.Suzuki)の考えや足跡を多くの人に伝えること、来館者自らが思案する場所として利用することを目的とした施設

こちらの建物も先にご紹介した谷口吉生の設計で直線を使ったシンプルな空間が思案する場所として

利用するには最適の施設だと感じました。

受付を過ぎて内部回廊を進む
水鏡の庭から思索空間を望む
思索空間から水鏡の庭、外部回廊を望む

施設情報

鈴木大拙館

〒920-0964

石川県金沢市本多町3丁目4番20号

TEL:076-221-8011

開館時間 9:00-17:00 入館は16:30迄

休館日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその直後の平日)

年末年始(12月29日から1月3日)

入館料金 一般 310円 65歳以上または障害者手帳をお持ちの方及びその介護人 210円 

高校生以下 無料

https://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/

4.日本料理「弁慶」(ホテル日航金沢)

昼食は金沢駅近くにあるホテル日航金沢の6階にある弁慶というお店に伺いました。

食事はカウンターで10席程度でゆっくりと時間を過ごすことが出来ました。

カウンター前に広がる庭が非常に綺麗で雨で濡れた木々も風情がありました。

今回いただいたランチメニューは「みやび」になります。

内容としては

先付(能登の岩もずく)

握り鮨10貫(白エビやヤリイカ、太刀魚、トロ、しめ鯖など)

のど黒蒸し寿司(脂の乗ったのど黒の味がシャリに染みてて美味しかったです)

巻き寿司(干瓢巻きと鉄火巻き)

玉子

味噌汁(海老の出汁のあまり飲んだことのない味噌汁でした)

https://www.hnkanazawa.jp/restaurant/benkay.html

トラブル発生

食事中にかなりの雨が降っていたので電車のことが気になり金沢駅に向かいました。

みどりの窓口には多くの人がおり、運行状況を確認したところ当初帰りに乗車予定だったサンダーバード38号が運休決定となったことがわかりみどりの窓口に並びました。

ところが中々順番が回って来ず、運休前の車両の予約も埋まって行っている状況がWEBで確認しているとわかったので急遽券売機にて運休前のサンダーバード32号(15:19発)の特急券(金沢-大阪)を購入。

事前に購入していたチケットが払い戻されるのかわからなかったがまずは無事に帰ることを第一目的に判断しました。

その後、少しの時間だけ金沢のお土産を購入し無事に列車に乗り大阪まで帰ることが出来ました。

(ただし大雨の影響で1時間程度の遅れがありました)

使用しなかったチケットの払い戻し

当初購入していた金沢-芦原温泉の特急券はすぐに払い戻しをしていただきました。

サイコロきっぷで購入していた芦原温泉-大阪の特急券に関してはみどりの窓口では直ぐには対応が分からず確認していただいたところe5489センターで払い戻しして頂けるとのこと。

返金まで1ヶ月程度かかるとのことでしたが返金されることが分かって安心しました。

※返金手続きは実際には非常に早く手続きいただいたようで8月21日に依頼して8月23日には完了しておりました。

最後に

今回は悪天候の影響もありバタバタとした旅行にはなりましたが好きな建築、空間、美味しいものに触れて有意義な1日を過ごしました。

サイコロきっぷも指定の行き先だけではなく行き先をプラスすることで一層お得に旅ができるいいチケットだと感じました。

また機会があれば利用したいです。

JR西日本のサイコロきっぷを申し込み

大阪発着限定、1回¥5,000.-のエントリーでサイコロを振って博多、尾道、倉敷、白浜、餘部、東舞鶴、芦原温泉の7ヶ所からどこかの行き先に決まる面白い企画商品が販売されています。

商品概要

エントリー7/19(火)〜9/30(金)

※お一人様2回までエントリー可能。

※2回目のエントリーは1回目の「サイコロきっぷ」購入後(7/30(土)以降)に可能となります。

発売期間7/29(金)~10/29(土)

  • ※ご利用開始日の1ヶ月前から当日まで発売

利用期間7/29(金)~10/31(月)の連続する3日間

行き先がサイコロで決まるというゲーム性も旅の楽しさの一つですが料金の面でもかなりのメリットがあります。

料金と当選確率

1回往復指定席使用で¥5,000.-ですが通常の料金は下記の通りになります。

(サイコロの出目の確率も記載します)

通常価格  割引率 当選確率

芦原温泉 ¥13,380.- 62.6% 16.6%

餘部 ¥12,060.- 58.5% 16.6%

東舞鶴 ¥9,180.- 45.5% 16.6%

白浜  ¥11,400.- 56.1% 16.6%

倉敷 ¥13,360.- 62.6% 16.6%

尾道  ¥17,300.- 71.1% 13.8%

博多 ¥29,240.- 82.9% 2.7%

ご覧の通りどこに当たっても¥5,000.-以上の料金がかかりますのでどこに行くにも

お得に旅行することができます。

当選確率的には博多がレアな行き先、尾道はそのほか行き先よりは少し出づらいと言ったところでしょうか。

あと、エントリーが一人あたり2回まで出来ますが2回とも同じ行き先が出た場合には博多を選ぶことができるようです。

エントリーの結果

私も早速エントリーしてサイコロを振ってみました。

個人的には倉敷が出て欲しいと思っていましたが結果はいかに。。。

行き先が決定しました。”芦原温泉”です

芦原温泉とは福井県あわら市にある温泉。

あわら温泉と表記されることもあるようです。福井屈指の温泉街で関西の奥座敷とも呼ばれる有名な温泉とのこと。

最後に

お得に旅行ができて行き先がサイコロで決まると言うこのきっぷ。

旅が好きな方にとっては行き先が決まってからのリサーチ等楽しみが多い企画だと思います。

私もこれから芦原温泉の情報を調べてどのような旅行プランにするか考えてます。

密かに金沢まで追加できっぷを買って行こうかと考えておりますがまたの機会にご報告できればと思います。

JR西日本サイコロきっぷ

https://www.jr-odekake.net/aotabi/feature/dice/

白洲次郎生誕120周年記念特別展「白洲次郎・白洲正子-武相荘折々のくらし」

展覧会概要

「従順ならざる唯一の日本人」と称されるほどの強い信念でもって日本の復興のため に尽力した白洲次郎とその妻 で骨董や日本の美に関して深い随筆家である白洲正子、その二人が戦中から戦後にかけて暮らした「武相荘」(東京都町田市)に所蔵されている愛用品や史料から2人の暮らしや素顔に迫る展覧会になります。

開催情報

  • 開催日:2022年7月16日(土)~9月25日(日)
  • 休館日:毎週月曜日(7月18日、9月19日は開館)、7月19日、9月20日
  • 開館時間:10時~17時(入館の受付は16時30分まで)

開催場所

神戸ゆかりの美術館

〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1

https://www.city.kobe.lg.jp/images/13124/20200815akusesu.jpg

神戸市ホームページ