Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ)Alden(オールデン)コードバン アンライニング ローファー

アメリカの老舗衣料品店である(Brooks Brothers)ブルックス・ブラザーズが同じくアメリカの老舗靴メーカーであるAlden(オールデン)に別注したコードバンローファーをご紹介したと思います。

ブランドについて

Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)

1818年ヘンリーサンズブルックスによって創業されたアメリカの衣料品店

ブランドのロゴである金の羊(Golden Fleece)は1430年ごろ、バーガンディー公爵フィリップが自分達の結婚式のために、ポルトガル人の花嫁イザベラに敬意を表して作ったものである。

そして、ゴールデンフリース騎士団の紋章として使用されたのち、イギリスのみならず、各国の羊毛商やかつらを扱う商人に使用されることとなった。

ブルックス・ブラザーズでは1850年頃からゴールデンフリースをシンボルとして使用し1915年に登録商標として許可されたようです。

顧客としては大統領経験者ではリンカーン、セオドア ルーズベルト、ジョン F ケネディ、ジョージ ブッシュ、ビル クリントンなどがいたようです。

リンカーンに関しては暗殺された際に着用していたフロックコートがブルックス・ブラザーズのものであったと伝えられています。

Alden(オールデン)

1884年、アメリカ、マサチューセッツ州にて創業。

オールデン(ALDEN)は、1884年、アメリカ、マサチューセッツ州にてチャールズ・H・オールデンにより設立されたシューズブランド。初期はカスタムメイドブーツや受注生産による紳士用の靴を提供していた。

数度の工場拡大と移転の後、1970年、現在の工場があるミドルボロウに移転。オールデンからターロー家にブランドは引き継がれ、その後、4代に渡りブランドを守り続けているメーカーになります。

ブルックス・ブラザーズとオールデンの関係

 ブルックス・ブラザーズは衣料品全般を扱う中で靴に関してイギリス製のドレスシューズに関してはイギリスのビスポークメーカーであるPeal & Co.(のちに商標を買い取りEdward GreenやCrockett & Jonesに製造委託)やChurch’s(チャーチ)のものを扱い、アメリカ製に関してはAlden(オールデン)のものを扱っていました。

Church’sやAldenに関してはソック部分にはBrooks EnglishやBrooks Brothersの記載のみで一般的にはどこが製作しているかは明らかにされていませんでした。

話によるとオールデンの経営状態が良くない際に支えていた関係で上質な製品を優先して供給していたと言われています。

今回紹介しているアンラインド(内貼りなしのコードバン)は肉厚な革が必要なため中々量の確保が難しく、日本の販売代理店であるラコタやセレクトショップでの別注が行われた際も

何年かに一度の頻度で数量も限られていたと思います。

アメリカのホーウィン社のスタンプが見えます

購入の経緯

学生時代にブルックス・ブラザーズでアルバイトをしていたことがありその時の店長さんがこの靴の履き心地の良さを力説していて非常に気になっていました。

しかし、その時の販売価格が¥6,9000.-位(今の金額からすると半額程度ですが)で学生には高嶺の花で購入することはありませんでした。

その後、社会人になり購入を考えておりましたが足のサイズが日本で販売されていたものでは合わない(当時は9 1/2 くらいまでの扱いだったと思います)為、海外オークション(eBay)で物色して購入しました。

結果的には新品で¥40,000.-程度で購入できたのでかなりお得だったと思います。

その後

購入後、ソックスを履いて履くには少しやぼったくカジュアルで履く機会も中々なかったため

履き心地の良さをあまり感じることもない感じです。

ゆくゆくはブレザーと合わせてプレッピーっぽい着こなしをして楽しみたいと思っています。

ブルックスブラザーズとオールデンの協業は少し前に終了してしまったようでこちらの靴に関しても販売は終了しています。

海外ブランドの製品に関しては年々価格も上昇して行きますし廃業や取り扱い終了等も良くありますので欲しい時に手に入れるのが良いと思います。

香川県立体育館 1964 丹下健三(Kenzo Tane)

戦後日本を代表する建築家・丹下健三氏が設計した香川県立体育館(1964年竣工)をご紹介したと思います。

注:耐震改修工事の事前調査により天井が落下する恐れがあることが判明、改修工事の入札等が行われたが不調に終わり2014年9月に閉館、現在、敷地内は立ち入り禁止となり、内部は倉庫として使用されています。

香川県立体育館とは

1974年に竣工した鉄筋コンクリート造、地上3階地下1階の建物。巨大な縁梁と側梁、柱などでケーブルとつり屋根を支える仕組みと、彫刻的なコンクリートの造形が特徴的で、屋根の両端が高く曲線を描く外観は船のような形です。

家具のデザインは剣持勇デザイン研究所が行っています。

意匠 設計:丹下健三+都市建築設計研究所/集団制作建築事務所
構造 設計:岡本建築設計事務所
施工   :清水建設株式会社

第7回(1966年)建築業協会賞を受賞しています。

椅子等のデザインは剣持勇のものになります
屋根が弧を描いているのがわかると思います

場所はJR高松駅からは車で7分程度、徒歩では30分程度の場所にあります。

最後に

香川県庁東館と共に高松市内にある丹下健三の貴重な建築物

ニューヨークに拠点を置き歴史的建築物などの保存に取り組むのワールド・モニュメント財団(World Monuments Fund: WMF)が、緊急に保存が必要な「危機遺産」に登録したとのこと。

県の方でも保存の方向も模索しているようですが改修費用の確保や維持費を何で賄なうかなど問題が山積しているようです。

施設としては新たな体育館が2024年には竣工するようですがこの貴重な建築物が原型をとどめる形で高松に残り続けてほしいと思います。

Luis Poulsen(ルイス・ポールセン) PHスノーボール

商品紹介

ポール・ヘニングセンによって1958年に設計され、PH5と共にコペンハーゲンのデンマーク美術館で開催された「Glass,Light and Colours」に出展されました。

当時は製品化には至りませんでしたが1983年に販売を開始。

デンマークの財務省の建築をはじめ多くの公共施設で採用されています。

特徴としては8枚のマルチシャードが内包された電球の光を陰影をつけながらなだらかで心地よいものに変えています。

照明としてだけではなく部屋のインテリアとしてもアクセントとなる製品です。

購入当時は定価が20万程度でしたが現在は37万程度まで値上がりしているようです。

リプロダクト製品も出ているようですが照明に関してはオリジナルの方がデザイナーの意図する光などを感じることが出来るのではないかと思いますので高価ですが価値はあると思います。

デザイナー

ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen )(1894-1967)

デンマークコペンハーゲン生まれのデザイナー

代表的な作品としてはPHシリーズ・アーティチョークなどが挙げられます。

特徴的な思想は光源を直接的に見えないように照明をデザインしていることが挙げられます。

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香川県庁舎東館 1958 丹下健三(Kenzo Tanke)

戦後日本を代表する建築家・丹下健三氏が設計した香川県庁舎東館(1958年竣工)

丹下健三生誕100年を記念したプロジェクト(2013年)「丹下健三伝統と創造瀬戸内から世界へ」の際に香川県庁舎の建築ツアーが行われていてそちらに参加した際の写真等をご紹介したいと思います。

香川県庁舎東館とは

香川県高松市にある香川県の行政機関が入る建築

設計は当時の県知事 金子正則が丸亀市出身の洋画家 猪熊弦一郎(旧制香川県立丸亀中学校の先輩にあたる)から引き合わされたのが丹下健三であった。

丹下が猪熊から紹介されて香川に向かう道中、偶然にも同じ宇高連絡船の同じ客室に金子が乗り合わせており、船中で金子と話すうちに二人は意気投合し、とんとん拍子に設計の話が進んだと言われている。

設計されたものは丹下が影響を受けた建築家ル・コルビュジェによる近代建築の5原則を基にしたものではあるが日本の伝統的な建築様式、木造建築の柱と梁の水平垂直ラインをコンクリートで表現しており日本的な雰囲気を感じるものとなっています。

陶板壁画は 猪熊弦一郎の『和敬清寂』

東館の1階ロビーの木製や陶製の椅子、木製棚、石テーブルなどは丹下研究室が設計し、香川の桜製作所(ジョージ ナカシマの家具でも知られている)が製作しました。

陶板壁画は猪熊弦一郎の作品「和敬清寂」茶道の精神を表す言葉。

金子は式辞で「茶道の精神は民主主義の真髄である」と述べており、考えが違う人々が、一緒に生きるためには、お互いに尊敬し合わなければならない。 そうした心は、清らかで静かな心境からしか生まれないという茶道の言葉を戦後の民主主義的思想と相通じるものと考えていたと思われる。

和敬清寂(わけいせいじゃく)とは、茶道の心得を示す標語。意味は、主人と賓客がお互いの心を和らげて謹み敬い、茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にすることという意である。特に千家ではこの標語を千利休の定めた「和」、「敬」、「清」、「寂」を表す「四規」として重要視している。しかし利休と同時代の確かな資料には見られないことから、学術的には利休の言葉としては認められていない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

県庁ホールの内装や家具はヤクルトの容器デザインやキッコーマンの醤油差し、柏戸椅子などで有名なインダストリアルデザイナーの剣持勇が担当

壁面は個人的には桂離宮やモンドリアンの絵画を思わせると感じました。

屋上にはル・コルビュジェを思わせる屋上塔屋があります。

竣工当初は塔屋には喫茶室が設けられ、屋上各所にはカウンターやテーブル、椅子が置かれ

ビールなども飲むことができたようです。

また、屋上を覆うように白や黄色の鮮やかな天幕が張られていたとの事。

議会棟

東棟のさらに東にある議会棟はピロティーがありまさしくル・コルビュジェの近代建築の5原則を体現した建築になっています。

場所はJR高松駅からは車で5-6分程度、徒歩では20分程度の場所にあります。

最後に

戦後復興の勢いと未来への希望を感じる素晴らしい建築です。

設計を担当した丹下健三、壁画を担当した猪熊弦一郎、県庁ホールを担当した剣持勇など

すごい人々が関わった素晴らしい建築。これはひとえに当時の県知事であった金子正則の美意識と熱量があったからではないかと思います。

あと、戦争未亡人の清和会という組織が長いあいだ、丁寧に県庁の掃除を続けていたとの事です。その日々の積み重ねが今日まで県民に愛される建物として残って来たのだと思います。

香川県にはその他にも丹下健三の設計した体育館やイサムノグチのアトリエなど魅力的な場所が多いところです。

食べ物も美味しいところなので建物を見に行きがてら旅行されてはいかがでしょうか。

Le Corbusier(ル・コルビュジェ) Villa Savoye (サヴォア邸)1931 行き方解説あり

サヴォア邸とは

ル・コルビュジェ(Le Corbusier)が金融家であったサヴォア夫妻の週末住宅の為に設計したフランス、パリ郊外のPoissy(ポワシー)にある近代建築の住宅。1931年竣工

ル・コルビュジェによって提唱された近代建築の5原則を体現した住宅として傑作と呼ばれる住宅です。

2016年、ル・コルビュジェの建築群としてこちらを含む世界7ヶ所17作品が世界遺産として登録されました。(日本では東京の上野にある国立西洋美術館も彼の建築物で世界遺産登録されています)

ル・コルビュジェとは

1887年スイス生まれの建築家(絵画や家具のデザインなども行う多才な人物であった)

モダニズム研建築の巨匠と呼ばれフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエとともに近代建築の3大巨匠と呼ばれることもある。

日本においては前川國男、坂倉準三、吉阪隆政が彼のアトリエで働き丹下健三、安藤忠雄などは彼の建築に影響を受けている。

近代建築の5原則とは

伝統的な建築の概念を破壊する新たな建築の提案です。

具体的には

ピロティ 建築を地面から解放し、交通と植物、運動のための場に

屋上庭園 日の当たる屋上を解放し、日光浴や植物のための場に

自由な平面 構造上必要な壁から建築を解放し、自由に間仕切りをつくる

自由な立面 絵画を描くように自由にデザインできる

独立骨組みによる水平連続窓 自由に大きな窓をつくることで室内に光をふんだんに取り込む

上記の5原則を実現できたのは1914年にル・コルビュジェが提案したドミノ・システムに寄るところが大きい。

ドミノ・システムとは

1914年にル・コルビュジエが提唱した鉄筋コンクリートの構造システム。

鉄筋コンクリート造の水平スラブとそれを支える最小限の柱、各階へのアクセスを可能とする

階段を構成要素とした住宅の建設方法であり、旧来の建築では壁で建築の強度を得ていたもの

を主に柱だけで強度を得るために自由な間仕切りや水平連続窓のデザインが可能となった。

2017年の情報ですので変更がある可能性が高いです。
入ってすぐの場所に庭師小屋があります。
庭師小屋の裏手
水平連続窓
スロープ
浴室
車庫

サヴォア邸への行き方

パリの中心地からの行き方をご紹介したいと思います。

まずは大まかな位置関係をご紹介します。

サヴォア邸があるのはPoissyというところになりますのでパリ中心地から北西に位置する場所になります。

凱旋門(Charles de Gaulle – Étoile)からの出発としてCharles de Gaulle – Étoile駅からはPER(高速鉄道)AでPoissy駅へ向かいます。時間的にはおおよそ30分程度になります。

パリ中心街のメトロとは異なり観光客の人があまり乗っていない印象で平日に乗車したため乗客も少なかったのですが車中で物乞いのような人もいたりしてフランス語がわからないものとしてはいつも以上に緊張して乗車してました。

Poissy駅のホーム

Poissy駅からはバスか徒歩での移動となります。

バスの場合は駅前に張るロータリーがありますのでそこから50番のLa Coudraie行きで約10分Villa Savoyeの停留所で下車して約2分でサヴォア邸に到着です。

徒歩の場合はPoissy駅から約30分緩やかな傾斜のあるルートではありますがパリの建物とは違う郊外の住宅等を見ながら歩くのはまた楽しいと思いますので片道でも歩くことをお勧めします。

徒歩でのルートはこのようなルートで向かいました。

Collégiale Notre-Dame Poissy駅からほど近くにある教会
教会を過ぎると分岐がありますのでVilla Savoye Le Corbusierの記載の通り左へ向かいます。

その後、大きな交差点(歩いてきたトゥルネル通り(Rue de Turnelle)とブランシュ・ド・カスティーユ通り(Av.lanche de Castille)を右に曲がって道なりに歩いて行くとサヴォア邸が現れます。(サヴォア邸は奥まったところにあるのでパッと現れるわけではありませんが)

最後に

サヴォア邸はパリ中心地から1時間程度で行ける場所にありますので建築に興味のある方は是非一度、少し足を伸ばして行ってみることをお勧めします。

パリ中心地にもル・コルビュジェ建築がありますのでまたの機会にご紹介できればと思います。

Luis Poulsen(ルイス・ポールセン) PH5 Plus

今回はお気に入りのインテリアについて紹介していきたいと思います。

今回はLuis Poulsen(ルイス・ポールセン)のPH5 Plusになります。

こちらは引っ越しをした時に照明はこだわりたいと思って購入した製品になります。

北欧デザインはシンプルな部屋にはすごく相性のよい製品で10年以上愛用しています。

商品紹介

ポール・ヘニングセンによって1958年に発表されたPH5を反射効率を上げるための白色塗装や一部パーツをすりガラスに変更することで従来のPH5より明るさをアップさせたモデルになります。(現在はこちらの仕様が標準として販売されている模様です)

PH5は名前が指す通り5枚の反射板によって構成されています。             この反射板の設計には”対数螺旋”の理論が用いられ美しい曲線の美しさを表現しています。また、反射板は光源を包み込むように配置されていて、どこから見てもグレア(眩しい光)が見えないような設計になっています。

空間全体を照らすベースライトとして、また直下のテーブルを照らすタスクライトの2つの機能をバランスよく実現している製品となります。

照明器具としてだけではなく部屋のインテリアとしてもアクセントとなる素晴らしい製品です。

デザイナー

ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen )(1894-1967)

デンマークコペンハーゲン生まれのデザイナー

代表的な作品としてはPHシリーズ・アーティチョークなどが挙げられます。

特徴的な思想は光源を直接的に見えないように照明をデザインしていることが挙げられます。

予約注文/生産待ち150日前後【正規品】「PH5 クラシックホワイト」LEDペンダントライトLED照明|louis poulsen(ルイスポールセン)

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Trains Autos Couchettes 1972SNCFカートレイン寝台電車 Raymond Savignac(レイモンド・サヴィニャック) 

ヴィンテージポスター紹介第3回目です。

今回は日本でも人気のあるフランスのポスター作家 Raymond Savignac(レイモンド・サヴィニャック)の作品。SNCF(フランス国鉄)のカートレイン寝台電車のポスターになります。

寝台電車のポスターは何種類かタイプがありますが最初にこちらのタイプのものを紹介していきたいと思います。

作品情報

作品: Trains Autos Couchettes SNCF カートレイン寝台電車

作家:Raymond Savignac(レイモンド・サヴィニャック)

制作年:1972年

印刷方法:オフセット印刷

サイズ:62.0 x 100.0 cm

作品詳細

こちらの作品はSNCF(フランス国鉄)のカートレイン寝台電車のポスターとなります。

カートレインとは自動車と乗車していたドライバーを電車で目的地まで運ぶサービスとの事。

日本では1990年台までは運行されていたようですが現在は運行されていないようです。

フランスでは今も運行されているようです。

作家について

Raymond Savignac(レイモンド・サヴィニャック) (1907-2002)

1907年生まれフランスのポスター作家

彼の最初のキャリアは有名なポスター作家・デザイナーのAdolphe Mouron Cassandre)(アドルフ・ムーロン・カッサンドル)の助手から始まっています。

カッサンドルはイヴ・サンローランのロゴや沢木耕太郎氏の小説”深夜特急”の装丁のポスターなどで日本人にもお馴染みの作家です。

当初のポスターはカッサンドルの影響が強いもので今回紹介しているサヴィニャックの絵のタッチとは全く異なっていました。

彼の出世作となったのは日本で言う牛乳石鹸(モンサヴォン石鹸)の広告になります。

日本にも多くのポスターを書いており森永製菓のチョコレートや豊島園のプール、代官山にあったヴィンテージポスター・アール・デコのアイテムを扱っていた木屋ギャラリーの物などがあります。

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Jeunese au plein air(la chevre)1981 子供は外で遊ぼう Herve Morvan(エルベ・モルヴァン)

ヴィンテージポスターの紹介、2回目です。

今回はフランスポスターの中でも個人的に好きな作家のHerva Morvan(エルベ・モルヴァン)のポスター1981年 オフセット印刷を紹介します。

作品情報

作品: Jeunese au plein air(la chevre)子供は外で遊ぼう

作家:Herve Morvan(エルベ・モルヴァン)

制作年:1981年

印刷方法:オフセット印刷

サイズ:57.0 x 77.0 cm

リネンバック

リネンバックとは

リネンバックとはポスターを綺麗に保管する方法でポスターの裏にキャンバスの布を裏打ちすることによって折じわや破れを補修するものです。

日本では裏打ちと呼ばれ和紙を使った方法が用いられるようです。

作業としては表具屋さんが行うものになります。

作品詳細

レイモンド・サヴィニャック(Raymond Savignac)に比べるとマイナーかもしれませんが、個人的にはモルヴァンの方が好きな作家です。

この作品は1961年から1982年にかけて毎年1枚発表されていた”子供は外で遊ぼう”Jeunese au plein airの1981年のものになります。

Hervre Morvanは1980年に死去していますので死後発表された作品になります。

作家について

Herve Morvan(エルベ・モルヴァン) (1917-1981)

1917年生まれのフランス生まれのポスター作家

SECRID CardProtector

財布を持ち歩いたり定期券を別に持つことが面倒になってきて出来るだけスマートに必要最低限のものを持ち歩けないかと検討した際にデザイン性、実用性を兼ね備えたこと製品に出会ってこちらを使用しています。

ブランド

SECRID オランダの会社になります。

製品に関しては設計から製造までの全ての工程をオランダ国内で行なっているとの事です。

2009年に発売を開始、2010年には世界的に権威のあるRed Dot Design Awardを受賞しております。

Red Dot Design Award は、 iF DESIGN AWARD、International Design Excellence Awards (IDEA)と並ぶ「世界三大デザイン賞」の一つで、国際的に権威のあるデザイン賞です。 1955年に創設され、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が主催しています。プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3つの部門に分かれ、年に一度世界的なデザインの専門家により審査されます。毎年世界70か国以上の企業、組織、デザイナーから18,000件を超える応募があり、世界中の優れたデザイン・トレンドを網羅しています。受賞したデザインは、華やかな授賞式で表彰され、ドイツ、シンガポール、中国にあるレッドドット・デザインミュージアム(Red Dot Design Museums)に展示されます。​​

https://www.interbrandjapan.com/ja/award/red-dot-design-award.htmlより引用

商品紹介

私の場合はほとんどの決済関係はスマホ決済とクレジットカード決済で行なっていますがどうしても前述の決済ができない場所もあるので紙幣を1枚入れておきたいという要望がありました。

そのため、SECRID Card Protectorだけでは足りないのでCard Slideを追加して使用しています。

SECRID Card Protectorはクレジットカードで5枚までなら問題なく入る容量があります。

Card Slideはクレジットカードで4枚程度+して紙幣を1枚折った状態で入れております。

Card ProtectorとCard Slideは綺麗にはまりますがそのままだと外れてしまいますのでMoney Bandでひとまとめにしているイメージです。

色は仕事でスーツを着る機会もありますので黒一色で統一しています。

色めは多岐に渡り組み合わせ次第で自分だけの財布が作ることができる楽しみもあると思います。

Card Slide部分

使用感

1年近く使用していますがワンプッシュでカードが出てくるので非常に便利です。

使用後も空いているスペースにカードを入れるだけなので手軽です。

カードが落ちたりする不安がある方もいるかもしれませんが今のところそういったトラブルはありません。

夏場の時期、ジャケットなどを着ないのでパンツのポケットに入れて持ち歩きできる点も良いところです。革製でありがちな汗での皮の劣化等もありません。

終わりに

キャッシュレスが加速する現在、出来るだけ身軽に生活したい方には非常におすすめの財布になります。

できればCard Protectorのみで生活できるようにもっと持ち物を減らしたいです。

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Air France Dans tous les ciels 1951 Badia Vilato

ヴィンテージポスターが好きで一時期海外オークション等で買い集めていました。

部屋のスペースの関係で全てを飾ることが出来ないのでブログで紹介していきたいと思います。

今回はAir France(エールフランス)のポスターで1951年のオリジナルリトグラフポスターです。

作品情報

作品:Air France DANS DUE LES CIELS

作家:Badia Vilato

制作年:1951年

印刷方法:リトグラフ

サイズ:24.72 x 39.09 in. (62.8 x 99.3 cm.)

フランスなどでは広告としてこのようなリトグラフのポスターが街中などに貼られていたようです。

今から70年前の作品ながら色合い等は色褪せていない素敵な作品です。

この作品との出会いは今から20年以上前に東京の青山にあったビンテージポスターのお店で拝見して気に入っていましたがその時の価格が25万くらいしており購入ができませんでした。

その数年後、日本のYhaooオークションにて同じ商品が出品されていて価格も当時よりはかなり割安になっていた為購入いたしました。

ビンテージポスターを集めるきっかけになった作品になります。

作家について

Xavier Badia Vilato(ザビエル・バディア・ヴィラート)

1916年生まれのスペインの芸術家

ネットで調べてもあまり詳しい経歴は出てきませんがスペイン内戦の時期にフランスに移り

活動を行なっていたようです。

リトグラフとは

リトグラフは水と油の反発を利用して印刷する方法です。

版には石灰岩のブロックを使用していたので石版印刷と呼ばれます。

わかりやすい説明がありましたので下記にリンクを貼っておきます。

リトグラフの仕組み・特徴について:印刷史のなるほど雑学07