2024年6月22日(土)から9月23日(月)まで、新宿にあるSOMPO美術館で現在開催中の「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」について書いていきたいと思います。
展覧会について
19世紀末フランスを代表する画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864年-1901年)の作品展になります。彼の作品で有名なものといえば商業用ポスターでパリのモンマルトルにあるキャバレー、ムーラン・ルージュ(赤い風車)のダンサー、ラ・グーリュを描いたものです。
また、今回展示されているフィロス・コレクションは、ギリシャ人コレクターのベリンダとポール・フィロス夫妻が約20年以上にわたって収集してきた、非常に貴重なコレクションです。300点以上のロートレックの作品を含む世界最大級の個人コレクションであり、特にロートレックの紙作品(グラフィック作品)に特化しています。素描作品が豊富であることが最大の特徴であり、ポスター、版画、挿図、装丁を手がけた雑誌や書籍なども含まれています。また、ロートレックの手紙や知人が撮影したロートレックの写真など、作家の人物像に迫る資料も含まれています。フィロス夫妻は作品の状態や色の保存状態にも非常にこだわっており、特に赤色の退色具合などを厳しくチェックして収集しています。このフィロス・コレクションは、ロートレックの作品と彼の人生に対する深い理解を提供する、貴重な資産となっています。
館内展示について
受付は1階にありそこから5階へとエレベーターで移動し4階、3階へと降りながら鑑賞していく形となります。
階段で降りていくと途中にはイラストを使った案内がされていて美術館の方の遊び心を感じることができました。
作品内容としては素描やリトグラフ、商業用ポスター、手紙、写真など多岐にわたっている印象です。
中でもポスターに関しては最終の文字が入っていない絵のみのものもあり、これはなかなか見る機会がない珍しいものだと思いました。
一部の作品に関して、写真撮影可能なものがありました。(こちらはやはり今どきの展示だと感じました)
私的使用のみのため載せることはできませんが何枚かポスターを撮影しました。
個人的な考えではありますが写真撮影が可能だと他の人に撮影の邪魔にならないようじっくりと作品を見ることが難しいので写真撮影不可のほうが嬉しいです。
最後にこちらの所蔵するヴィンセント・ファン・ゴッホのひまわりが展示されていました。
こちらは空いていたこともあり間近でゆっくり観ることができて良かったです。
あと、今回訪問したのが平日の午前中でしたのである程度空いてはいましたがひっきりなしに人が入って来ていた印象です。(休日になるともっと凄いことになると思いますが)
混雑状況を発信していただいているようなのでURLを添付しておきます。
https://pages.vacan.com/3dcc5903662b4c
開催期間と場所について
- 会期:2024年6月22日(土)から9月23日(月)まで
- 会場:SOMPO美術館(〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目26−1)
SOMPO美術館 URL https://www.sompo-museum.org
入場料と開館時間、休館日
入場料:
開館時間:
休館日:
- 月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)