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関西発|車なしで日本一周を実現!「日本一周ひとり旅プラン(徒歩プラン)」徹底解説

旅行(Travel)

「いつか日本を一周してみたい」——そんな夢を、思いがけない方法で叶えてくれる旅があります。

SHKライングループの旅行会社「ヴィーナストラベル」が企画する「日本一周ひとり旅プラン」は、フェリーとホテルを組み合わせた船旅中心のユニークな旅行商品。なかでも“徒歩プラン”は、車がなくても気軽に参加できるのが魅力で、最低限の荷物だけで参加できます。

関西在住の筆者も、旅の自由度とリーズナブルな価格に惹かれて詳細をチェック。舞鶴もしくは敦賀から出発して、北海道・東北・関東・九州をぐるりと巡るルートは、想像以上に充実した内容でした。

この記事では、関西発モデルコースを中心に、徒歩プランの仕組みや魅力、予約時の注意点などを詳しくご紹介します。

日本一周プランとは?

「日本一周プラン」は、SHKライングループが運航するフェリーを活用し、日本列島をぐるりと巡ることができるユニークな旅行商品です。
このプランの企画・販売を行っているのは、SHKグループの旅行会社「ヴィーナストラベル」
フェリー乗船とホテル宿泊がセットになっており、車がなくても気軽に参加できるのが大きな特徴です。


利用する主なフェリー会社(SHKグループ内)


プランの特徴

  • 車がなくてもOK!徒歩プランがおすすめ
     → 徒歩でのひとり旅、自家用車の持ち込みなど、スタイルに合わせたプランを選べます。
     → ※自家用車持込みプランの詳細は、公式サイトをご確認ください。
  • フェリー+ホテル宿泊がセットで安心
     → 船中泊に加え、小樽と下関でのホテル宿泊(計2泊・朝食付き)が含まれています。
     → 長距離移動でもしっかり休める、計算された旅程です。
  • 一人旅や女性でも参加しやすい配慮あり
     → 相部屋が基本ですが、追加料金で等級アップが可能。プライバシーを確保した快適な空間も選べます(詳細は後述)。
  • 行程のカスタマイズ&延長が自由
     → 最短1週間から、最大30日間まで行程の延長が可能
     → 自分のペースに合わせて滞在先や日数を調整できます。
  • 予約は電話のみ(ネット予約不可)
     → 申込はヴィーナストラベル大阪の専用ダイヤルから行います。

徒歩プランの詳細|関西発のルート

徒歩プランには複数の出発地・ルートがありますが、ここでは関西から出発するルート(舞鶴港または敦賀港)を中心に、北海道・新潟・関東・九州をめぐり、神戸または大阪でゴールするモデルコースをご紹介します。

フェリーとホテル宿泊がセットになっており、車がなくても公共交通機関で日本一周が実現可能な、非常に柔軟性の高い旅です。


徒歩プラン 最短コース(7日間)

日程行程詳細・備考
1日目【出発】
①舞鶴港(23:50発)
②敦賀港(23:55発)
新日本海フェリーで北海道へ船中泊
2日目【到着】
①小樽港(20:45着)
②苫小牧東港(20:30着)
→ 小樽へ移動・宿泊
オーセントホテル小樽泊(朝食付き)
3日目【午前】ホテルチェックアウト(11:00)
【午後】小樽市内フリー
【夕方】小樽港(17:00発)
新日本海フェリーで新潟へ船中泊
4日目【到着】新潟港(9:15着)
→ 陸路で横須賀港へ移動
【夜】横須賀港(23:45発)
東京九州フェリーで九州へ船中泊
5日目【到着】新門司港(21:00着)
→ 下関へ移動・宿泊
下関グランドホテル泊(朝食付き)
6日目【午前】ホテルチェックアウト(12:00)
【午後】北九州エリアでフリー
【夕方】新門司港より出航(①17:30/②18:40/③20:00)
阪九フェリーで関西へ船中泊
7日目【到着・解散】
①泉大津港(6:00着)
②六甲アイランド港(7:10着 or 8:30着)
解散・旅終了

港〜ホテル間の移動方法(補足情報)

  • 小樽港 → オーセントホテル小樽
     タクシー:約10分(約2.5km)/料金目安:1,000円前後
     公共交通:連絡バスを利用するのも可能ですが所要時間が30分程度かかるようなのでタクシー移動が最適解だと思います。
  • 苫小牧東港 → オーセントホテル小樽
     公共交通で約3時間(苫小牧→札幌→小樽)/移動負担あり
  • 新門司港 → 下関グランドホテル
     JR(門司港駅→下関駅)経由:約40分/タクシー:約30分(3,000〜4,000円)

※いずれも送迎はありません。公共交通またはタクシー利用となります。


大阪・神戸から舞鶴港/敦賀港へのアクセス方法

大阪・神戸 → 舞鶴港

関西各地から舞鶴港までは、便利な連絡バス(完全予約制)が運行されています。

  • 大阪なんば(OCAT)→ 舞鶴港
     20:30発 → 22:50着/所要時間:約2時間20分
     料金:大人 ¥2,700・小人 ¥1,350
  • 神戸三宮(バスターミナル)→ 舞鶴港
     20:00発 → 22:10着/所要時間:約2時間10分
     料金:大人 ¥2,400・小人 ¥1,200

※完全予約制。出発前に必ず事前予約が必要です。


大阪・神戸 → 敦賀港

敦賀港へはJRで敦賀駅まで向かい、そこから連絡バス(予約不要)を利用するのが一般的です。

JR三宮・大阪駅 → JR敦賀駅(新快速または特急)
 所要時間:約1時間30分〜2時間30分

JR敦賀駅西口 → 敦賀港(フェリーターミナル)
 22:00発 → 約15分で到着
 料金:大人 ¥350・小人 ¥180


所要日数と旅の柔軟性

このモデルコースでは、最短で6泊7日(船中泊3回+ホテル泊2回+移動日1日)で日本一周を完了することが可能です。
時間をかけずに効率よく巡る旅程として魅力的に感じる方も多いかもしれませんが、実際には移動やチェックインのスケジュールに余裕がない場面もあり、注意が必要です。


スケジュールが厳しい2つのポイント

特に以下の2区間は、移動時間とホテル到着のタイミングが非常にタイトです。

  • 苫小牧東港 → 小樽のホテル宿泊
     到着が20:30と遅いため、札幌を経由して小樽に向かう場合は、ホテル到着が深夜になる可能性があります。
  • 新門司港 → 下関グランドホテル宿泊
     到着が21:00と遅く、公共交通機関での移動はほぼ不可能で、タクシー移動が前提となります。

このようなスケジュールでは、到着後すぐに移動しなければならず、旅の疲労が増す要因にもなりかねません。


1日余裕を持たせることで快適な旅に

そのため、筆者としては、最短日程にこだわらず、1日余裕を持たせた旅程をおすすめします。
次のフェリー出航日に合わせて宿泊日を1日ずらすことで、移動・チェックインの負担を大きく軽減できます。

たとえば、

  • 苫小牧東港に到着した日は、札幌または苫小牧で1泊し、翌日に小樽へ移動して宿泊
  • 新門司港に到着した日は、北九州や小倉で1泊 → 翌日に下関で宿泊 → さらに翌日に阪九フェリー乗船

最大30日間まで延長可能な柔軟性

このように旅程に1日分の余裕を設けることで、より快適で計画的な旅が可能となります。
徒歩プランは最大30日間まで延長が可能なため、自分のペースに合わせたスケジューリングができるのも大きな魅力です。

快適さを求める方へ:等級アップのすすめ

徒歩プランに含まれるフェリーの標準客室は2等寝台(相部屋)です。
女性の一人旅や、静かに過ごしたい方にはやや不安があるかもしれませんが、追加料金で等級をアップグレードすることが可能です。

⚠ 注意点

  • 舞鶴〜小樽・敦賀〜苫小牧東の航路では、「すずらん」「すいせん」以外の船の場合、
     等級アップをしてもカーテン仕切りの寝台のみとなることがあります。
  • 利用船舶・客室タイプは予約時にヴィーナストラベルで要確認です。

徒歩プランのおすすめポイント

徒歩プランの魅力は、車を使わずに日本をぐるっと一周できるという手軽さだけでなく、船旅ならではの移動の快適さや、普段訪れる機会の少ない港町に立ち寄れる点にもあります。ここでは、このプランが持つ具体的なメリットを整理します。


車なしで日本一周できる、自由なスタイル

このプランの最大の特徴は、自家用車がなくても公共交通と徒歩を組み合わせて日本一周が実現できるという点です。
鉄道やバスで港にアクセスし、そこからフェリーで次の地域へ向かうというシンプルな構成は、旅慣れていない方にもわかりやすく、計画しやすいスタイルです。

さらに、港に到着した後の観光や移動に、カーシェアやレンタカーを活用することで行動範囲を大きく広げることも可能です。
徒歩や公共交通に加えて、車を一時的に利用することで、観光地巡りや少し離れた名所にも柔軟に対応できる自由度の高い旅が実現します。

荷物をコンパクトにまとめれば、身軽に移動でき、予定変更にも柔軟に対応しやすいのも徒歩プランならではの魅力です。


フェリー移動とホテル宿泊で、旅の負担が少ない

フェリーを活用した移動は、長距離移動中も横になって休めるため、身体への負担が少ないのが特徴です。
また、一部の区間にはホテル宿泊(朝食付き)がセットになっており、深夜着でも安心して休めるように配慮されています。
※宿泊が含まれるのは、小樽・新門司(下関)で、すべての寄港地でホテルが用意されているわけではありません。

船内では、展望浴場、売店、レストランなどの設備を利用でき、移動そのものが旅の時間として楽しめるようになっています。


行程は自由に調整可能。最大30日間まで延長できる

徒歩プランは、決められた日程だけでなく、自分の都合に合わせて滞在日数やルートを調整できる柔軟性があります。
観光や休息を追加したり、乗船日をずらすことで、無理のないスケジュールが組めます。
最大30日間まで延長可能なので、時間に余裕のある人なら、じっくりと港町をめぐる旅を楽しむことも可能です。


一人旅や女性でも安心して参加できる仕組み

標準の寝台は相部屋となりますが、追加料金によって鍵付きの個室やカーテン付きの寝台に等級アップすることが可能です。
一人で安心して過ごしたい方や、就寝中のプライバシーを重視したい方にも対応できます。

ただし、舞鶴〜小樽・敦賀〜苫小牧東など一部航路では、等級アップしてもカーテン仕切りタイプの寝台に限られる場合があります。予約時に等級・船名を確認することをおすすめします。


普段行かない地域に立ち寄れる

徒歩プランでは、北海道や九州、北陸、関東などを経由しますが、通常の旅行ではなかなか立ち寄ることのない港町や地域にも訪れることができます。
新潟や苫小牧東、舞鶴など、鉄道旅行や飛行機では行きづらいエリアを巡れるのも、フェリー旅ならではの魅力です。
観光地化されすぎていない土地をのんびり歩く経験は、他の旅では味わえない貴重な体験になります。


料金の目安と等級アップ

徒歩プランは、フェリー乗船と一部のホテル宿泊がセットになったパッケージで、リーズナブルに日本一周を体験できるのが魅力です。2025年は利用時期により料金が異なり、それぞれに特典も付帯しています。


基本料金(関西発プラン)

利用期間料金(税込)備考
2025年4月2日(火)〜6月30日(日)帰着まで65,000円※4月25日〜5月6日は乗船・宿泊不可
2025年7月1日(火)〜8月31日(日)帰着まで80,000円※8月7日〜8月18日は乗船・宿泊不可

この料金には以下が含まれます:

  • 各区間のフェリー乗船(2等寝台/相部屋)
  • 小樽・下関でのホテル宿泊(朝食付き・計2泊)
  • SHKグループホテル・フェリー船内レストランで利用できるマルチクーポン(4,000円分)

※本記事では関西(舞鶴・敦賀)発の料金を中心にご紹介しています。
その他の出発地(小樽・新門司・横須賀)からの料金については、下記パンフレットをご参照ください。
ヴィーナストラベル「日本一周プラン」パンフレット【4月〜6月発着】(PDF)
ヴィーナストラベル「日本一周プラン」パンフレット【7月〜8月発着】(PDF)


等級アップの追加料金

相部屋が基本の2等寝台から、鍵付き個室やカーテン付き準個室への等級アップも可能です。
すべての乗船区間で等級アップを希望する場合、以下の追加費用が発生します。

利用期間全区間等級アップの追加料金(税込)
2025年4月2日〜6月30日16,000円
2025年7月1日〜8月31日19,000円
  • 区間を選んで一部のみ等級アップすることも可能です(加算方式)
  • 船舶によっては鍵付き個室がなく、カーテン付き寝台のみの設定となる場合があります
  • 特に舞鶴〜小樽・敦賀〜苫小牧東は使用船舶によって等級内容が異なるため、予約時の確認が必須です

パッケージ料金に含まれない費用

以下は別途発生する費用のため、旅の予算に含めておくと安心です。

  • 新潟港 → 横須賀港の移動費(新幹線・在来線)
  • 港〜ホテル間の移動費(例:小樽・下関のタクシー・バス代)
  • 一部区間のみの等級アップ料金
  • 食事代、観光費、その他の個人支出

まとめ・体験してみたい人へ

ヴィーナストラベルの「日本一周ひとり旅プラン(徒歩プラン)」は、車がなくても日本をぐるっと巡ることができる、ユニークかつ実用的な旅行商品です。

フェリーでの移動は身体への負担が少なく、夜間の移動を活用することで効率的に距離を稼ぐことができます。さらに、ホテル宿泊やマルチクーポンが付いたパッケージは、費用面でも魅力的です。

等級アップによって快適性を高めることも可能で、特に一人旅や女性の利用にも配慮された設計となっています。
また、旅程を自由にアレンジできる柔軟さがあるため、ゆとりを持って旅を楽しみたい方にもぴったりです。


こんな方におすすめです

  • 車を持っていないけれど、日本一周をしてみたい方
  • フェリーの旅を中心に、のんびりと全国を巡りたい方
  • ひとり旅で自由度の高い移動スタイルを探している方
  • 普段行かない地域を訪れ、地元の魅力を感じたい方

日本一周ひとり旅プランは、移動そのものが旅になる特別な体験です。
「思い出に残る日本一周をしてみたい」という方は、ぜひ一度パンフレットをチェックしてみてください。

ヴィーナストラベル「日本一周プラン」パンフレット【4月〜6月発着】(PDF)
ヴィーナストラベル「日本一周プラン」パンフレット【7月〜8月発着】(PDF)