先日、岡山県津山市を訪れた際、宿泊先のホテルで近くのおすすめのごはん屋さんを教えていただきました。その際、「地元の名物料理を楽しみたい」とお伝えすると、いくつか素敵なお店を提案していただきました。その中でも、津山名物だけでなく、新鮮な海産物も楽しめる素晴らしいお店に出会ったので、ご紹介したいと思います。
お店について
店名
いけす和楽 ゑびす鯛
アクセス
住所:岡山県津山市大手町8−8
電話番号:0120-40-8898
先日宿泊した「ザ・シロヤマテラス津山別邸」からは徒歩2分程度の大変近い場所にあります。
営業時間・定休日
お店の営業時間は以下の通りです:
- ディナー:17:00~22:00
(金・土は22:30まで、日・祝は21:00まで) - ランチ:11:30~14:00
- 定休日:第1火曜日・水曜日
ただし、私が訪問した際、17:00過ぎにはまだお店が開いておらず、電話で確認したところ17:30から営業とのことでした。そのため、訪れる際には事前に営業時間を確認されることをおすすめします。
お店の特徴
店内は和の雰囲気が漂い、カウンター席、お座敷、テーブル席、個室、掘りごたつ席を完備。最大50名まで対応可能な広々とした空間で、宴会や接待など、さまざまなシーンで利用できそうです。また、店内中央には大きないけすがあり、鮮度の良い魚介類を目で見て楽しむこともできます。
注文した岡山・津山名物のご紹介
今回いただいた中でも、岡山や津山の名物料理を中心にご紹介します。他にも注文しましたが、どれも非常に美味しく、地元の食材を存分に味わえる内容でした。また、焼酎や日本酒も希少な銘柄が揃っており、お酒好きの方には特におすすめのお店です。地元の味わい深い料理と一緒に楽しめるのも、このお店の魅力の一つです。
ぜひ、津山の食文化を堪能しながら一杯楽しんでみてはいかがでしょうか。
桃鯛の造り
岡山県産の白桃を原料とした飼料で育てられた「桃鯛」。2021年に誕生した新しいブランド魚ということで、今回初めて味わってみました。岡山に行くことが多いのですが聞いたことも食べたことがなかったのでとても楽しみにしていました。
桃鯛の特徴は、なんといってもその上品さ。白桃の粉末入りのエサで約3カ月間育てられたことで、脂がしつこくなく、もっちりとした食感が楽しめます。刺身としていただきましたが、身はきれいな色合いで、ほんのりとした甘みと繊細な味わいが絶品でした。見た目も鮮やかで、目でも楽しめる一品でした。
干し肉
津山の干し肉は、岡山県津山市の食文化を象徴する名物料理。牛肉の塊に塩を揉み込み、数日間干して乾燥させた保存食で、旨味が凝縮された味わいが特徴です。古くから家庭や農村で親しまれ、津山の風土に根付いた一品です。
提供された干し肉は、見た目がサイコロステーキのようで、干し肉とは感じませんでした。一口食べてみると、水分が抜けた分、締まった食感が際立ち、噛むほどに深まる肉の旨味が楽しめます。味付けは塩コショウでシンプルに仕上げられており、素材そのものの美味しさをしっかりと感じることができました。
ヨメナカセ
ヨメナカセは、岡山県津山市の伝統料理で、牛の心臓につながる大動脈(ハツモト)を使った珍しい一品です。その名の由来には、「下処理が難しく嫁が泣く」「美味しすぎて嫁に食べさせず泣かせる」など、ユニークな説が伝わります。
特徴はコリコリとした歯ごたえと噛むほどに広がる旨味。シンプルな塩・コショウの味付けで臭みがなく、お酒のアテに最適です。別名「陸スルメ」とも呼ばれるその食感は、津山の肉文化を感じさせます。
津山ホルモンうどん
津山ホルモンうどんは、岡山県津山市発祥の鉄板料理で、新鮮なホルモンと野菜、うどんを味噌や醤油ベースの濃厚なタレで炒める郷土料理です。地元のソウルフードとして多くの人に愛されています。
実際に食べてみると、こってりした濃厚な味わいの中に生姜の風味が効いており、意外にもさっぱりとした後味。ビールとの相性が抜群でした。ただ、ホルモンの臭みを少し感じた点が気になりましたが、全体的には津山らしい味を楽しめる一品でした。
さいごに
今回は、津山市中心街にある和食料理店「いけす和楽 ゑびす鯛」をご紹介しました。海の幸を中心としたメニューながら、津山名物も豊富に揃い、どの料理も大変美味しく、津山を訪れた甲斐があると感じられるお店です。
津山といえば肉文化が有名で、焼肉屋さんが多い印象ですが、「お肉以外も楽しみたい」という方には特におすすめです。新鮮な魚介類と地元の味覚を一緒に楽しめる「いけす和楽 ゑびす鯛」で、ぜひ津山の魅力を堪能してみてください。