鹿児島から沖縄までの移動といえば飛行機が一般的ですが、今回はあえてフェリーを利用して25時間の船旅をしてきました。
飛行機では味わえない のんびりとした時間 や 離島を巡るルート など、フェリーならではの魅力をたっぷりとお伝えします。
この記事では フェリー乗船の流れや船内設備、揺れの影響、途中寄港地の雰囲気 などを2回に分けて、これから利用を考えている方に役立つ情報を詳しくご紹介します。
今回の航路と出発・到着時間
今回利用したのは、マルエーフェリーの鹿児島〜沖縄航路 です。
このフェリーは、途中で 奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島 に寄港しながら沖縄本島へ向かいます。
- 出発地:鹿児島新港
- 到着地:那覇港(那覇ふ頭)
- 出発時間:18:00
- 到着時間:翌日19:30(所要時間:約25時間30分)
- 途中寄港地:
- 名瀬(奄美大島)
- 亀徳(徳之島)
- 和泊(沖永良部島)
- 与論(与論島)
- 本部(沖縄本島)
鹿児島中央駅からフェリーターミナルへ
鹿児島から沖縄へ向かうフェリーは 奄美・沖縄フェリーターミナル から出航します。
今回は 鹿児島中央駅からタクシーを利用 して移動しましたが、バスでのアクセスについてもご紹介します。
タクシーでの移動(所要時間:約15分/料金:1,650円)
鹿児島中央駅のタクシー乗り場は 駅を出てすぐ目の前 にあります。
乗客の列はありましたが、タクシーは次々と到着していたため、ほぼ待つことなく乗車できました。
タクシーの運転手さんと会話をしながら、鹿児島のおすすめグルメ情報を教えてもらいました。
特に 蒸氣屋の「かすたどん」 や 明石屋の「軽羹(カルカン)」 がおすすめとのこと。
今回はフェリー乗船前の購入はしませんでしたが、鹿児島に戻った際にはぜひ買いたいと思いました。
鹿児島新港フェリーターミナルへは 約15分 で到着。渋滞がなければスムーズに移動できる距離でした。
バスでの移動(荷物が多い場合はタクシーがオススメ)
バスを利用する場合は 鹿児島中央駅からフェリーターミナル行きの路線バス があります。
以前のブログで詳しく紹介しているので、詳しい時刻表や乗り場の情報は以下のリンクをご覧ください。
ただし、バスは一般的な路線バスタイプ のため、大きな荷物を持っていると乗車中にスペースを確保するのが大変なため、荷物が多い場合はタクシーの方が快適 です。
フェリーターミナル
奄美・沖縄フェリーターミナルは、目の前に桜島が広がる絶好のロケーション でした。
天気が良い日は、フェリーに乗る前に港からの眺めを楽しむのもおすすめです。
フェリーターミナルの基本情報
住所:〒892-0835 鹿児島県鹿児島市城南町45-1 奄美・沖縄フェリーターミナル3階
名称:鹿児島新港 新港待合所
電話番号:099-226-4141
鹿児島はフェリーの発着地が複数あり、乗り場が異なることもあるため、タクシー利用時は「沖縄行きのフェリーターミナル」と伝えるとスムーズ ですが、事前に住所や連絡先を控えておくと安心 です。
受付カウンターの場所
- 受付カウンターは3階にあり、乗船口と同じフロア
→ エレベーター・エスカレーター完備で、スムーズに移動することができました。 - 早めに到着したため、人は少なめ
→ しかし、乗船時間が近づくにつれてバス到着の影響もあり、だんだん混雑してきました。
今回の乗船日は 1月4日(正月休みのUターン時期) だったためか、人が多い印象でした。
ただし、初めての乗船なので例年と比べてどうかは分かりませんが、お正月や連休時は混雑を見越して早めの行動を心がけた方が良さそうです。
乗船手続きと荷物の預け入れ
フェリーに乗る際は、乗船手続きと荷物の預け入れ について事前に知っておくとスムーズに進められます。
今回は 鹿児島新港フェリーターミナル での手続きの流れや、乗船前の待機スペースについて詳しくご紹介します。
乗船手続きの流れ|チェックインの手順
乗船受付には「乗船申込書」の記入が必須 となっています。
受付カウンターに行く前に、以下の情報を記入した申込書を準備しておくとスムーズです。
乗船申込書の記入内容
- 乗船日
- 区間(鹿児島→沖縄)
- 氏名
- 年齢
- 性別
- 携帯電話番号
- 緊急連絡先
- 予約番号(事前予約した場合)
チェックインカウンターは3階の受付カウンター にあります。
事前予約している場合は、申込書に予約番号を記載の上、受付へ提出し、乗船券を受け取る流れ となります。
荷物の預け入れ
持ち込み可能な手荷物サイズ
- フェリー内にはスーツケース2個程度まで は無料で持ち込めます。
- ただし、荷物が多い場合や大型の荷物を持ち込む場合は、合鑑(ごうかん)手続き(有料) が必要になります。(この場合は航行中は別の場所に預けることになりますので中の物を取り出したりすることはできません)
合鑑(有料)手続きの流れ
- 手続き場所:1階の 手荷物預かりカウンター(看板はありましたが少しわかりにくいと感じました)
- 受付開始時間:16:00~
- 料金:スーツケース1個で520円でした。
注意点
乗船手続きが終わってから預け荷物の手配をするため、バスなどでギリギリの時間に到着すると手続きが慌ただしくなる可能性 があります。
余裕をもって 乗船の1時間前には到着 しておくのがおすすめです。
乗船までの待機スペースと周辺施設情報
ターミナル内の待機スペース
- 3階(乗船受付・待機スペース)
- 椅子が多く設置されており、乗船時間前でも混雑は少なめ 。
- 2階(待合スペース)
- 3階ほどではないが、待合用のベンチが少しあり、静かに過ごせる。
ターミナル内の売店情報
3階には 個人商店のような売店が3つ あり、お菓子や軽食、飲み物の購入が可能でした。
詳しくは見なかったのですがお店ごとに個性があってじっくり見ても良かったと後悔しています。
ただし、レストランはないので、食事をとりたい場合は 乗船前に別の場所で済ませるか、フェリー内の食堂を利用 する形になります。
乗船待ちの時間の過ごし方
今回は荷物を預ける予定だったため、かなり早めにターミナルに到着 しました。
乗船手続きや受託手荷物の手続きが完了した後は、フェリーや桜島の景色を眺めながら、ゆったりと待ち時間を過ごしました。
特に、フェリーターミナルから見える桜島の景色は圧巻 で、写真を撮ったり、デッキで過ごすのもおすすめです。
待機スペースも広く、座る場所には困らなかったため、ストレスなく乗船時間を待つことができました。
最後に
今回は 鹿児島中央駅からフェリーターミナルまでのアクセス、乗船手続き、荷物の預け入れ方法 について詳しく紹介しました。
フェリーに乗る前の準備や手続きの流れを事前に把握しておくことで、スムーズに乗船することができます。
特に、荷物の預け入れがある場合は、早めの到着が重要 になることを実感しました。
また、フェリーターミナルでは 桜島を望む絶景や、ゆったりとした待機スペース があり、出航までの時間も快適に過ごすことができました。
ここからいよいよ 25時間の船旅がスタート します!
次回の記事では、実際に乗船したフェリーの船内設備や寝台の様子、揺れの影響、船内での過ごし方 について詳しくレポートします。
船旅ならではの 食堂や売店の利用レポート、各寄港地の雰囲気 なども紹介するので、ぜひチェックしてみてください!
👉 続編はこちら!
【体験談】鹿児島から沖縄まで25時間の船旅(マルエーフェリー編)②船内設備&寄港地レポート
(※続編記事のURLを後ほど追加)
次回もお楽しみに!