ANAの「今週のトクたびマイル」は、通常よりも少ないマイルで特典航空券が予約できる人気キャンペーン。
札幌・北海道の空の玄関口である新千歳空港（札幌）からも毎週さまざまな路線が対象となり、マイルをお得に活用できるチャンスが広がっています。
本記事では、2020年から2025年4月までのトクたびマイル発表データをもとに、新千歳空港が出発または到着地となっていた路線の出現傾向を分析。
「北海道からどこへ行きやすい？」「頻繁に出ているお得路線は？」といった疑問に、過去データから明確に答えます。
今週のトクたびマイルとは
「今週のトクたびマイル」は、ANAが毎週火曜日に発表している期間限定の特典航空券キャンペーンです。
通常より少ないマイル数で国内線が予約でき、週替わりで対象路線が設定されます。
このキャンペーンの概要は以下の通りです：
対象路線と必要マイル数の発表：毎週火曜日の正午（12:00）
予約・発券期間：水曜日の午前0時 〜 翌週火曜日まで（1週間）
搭乗期間：木曜日 〜 翌週水曜日まで（1週間）
予約方法：ANAウェブサイト、ANAアプリ、またはANAマイレージクラブアプリのみ。
路線やマイル数は毎週変動するため、ANAマイルを効率よく使いたい方にとっては、定期的なチェックが欠かせません。
今回の分析について
本記事では、「今週のトクたびマイル」の過去の対象路線データのうち、新千歳空港（CTS）を出発地または到着地とする全路線を対象に、出現傾向を分析しました。
■ 分析対象の概要
- 対象期間：2020年7月9日～2025年4月8日
- 対象空港：新千歳空港（CTS）
- データ内容：出発・到着の順序に関係なく、同一路線を1回としてカウント
■ 出現確率の算出方法
出現確率（%）は以下のように算出しています：
出現確率（%）＝（出現回数 ÷ 対象期間数）× 100搭乗開始期間ごとに各路線の出現を1回としてカウントし、対象期間全体における登場頻度を算出しています。
新千歳空港発の出現傾向
北海道の空の玄関口である新千歳空港（CTS）は、ANAの「今週のトクたびマイル」においても対象路線として高い頻度で登場しています。
とくに北海道内各地や、羽田空港との往復路線が多く見られるのが特徴です。
今回の分析では、2020年7月から2025年4月までの期間において、新千歳空港が出発または到着地として含まれていた路線について、出現回数と確率を算出しました。
出現率上位の路線（新千歳空港関連）
| 行き先 | 出現回数 | 出現確率（%） |
|---|---|---|
| 羽田 | 69回 | 31.9% |
| 青森 | 64回 | 29.6% |
| 釧路 | 64回 | 29.6% |
| 女満別 | 62回 | 28.7% |
| 根室中標津 | 58回 | 26.9% |
| 函館 | 50回 | 23.2% |
| 大阪（伊丹） | 49回 | 22.8% |
| 庄内 | 48回 | 22.3% |
| 新潟 | 47回 | 21.9% |
| 秋田 | 46回 | 21.4% |
※出現確率は、全体215週に対する割合です。
考察：羽田や北海道内路線が中心、東北・北陸方面も堅調
新千歳空港からのトクたびマイル対象路線は、羽田線（31.9%）が最多で、全国主要都市へのアクセスの要として高頻度で登場しています。
また、道内路線（釧路・女満別・中標津・函館）が上位に並んでおり、道内移動や観光にも活用しやすいのが大きな魅力です。
ANAが道内ネットワークを重視していることが、トクたびマイルにも色濃く反映されています。
さらに、東北（青森・秋田・庄内）や北陸（新潟）方面も安定してランクインしており、季節ごとの旅行や地方巡りにもおすすめのエリアです。
新千歳空港発トクたびマイルの傾向まとめと活用のヒント
これまでの出現傾向を振り返ると、新千歳空港発のトクたびマイルは、羽田をはじめとした幹線路線に加え、道内・東北・北陸方面の地方路線に強いのが特徴です。
北海道内各地へのアクセスにもマイルが使えるというのは、観光だけでなく帰省やビジネスにも便利。さらに本州の地方都市へも安定した登場が見られ、日常使いから季節の旅まで幅広く活用できる空港と言えるでしょう。
活用のポイント：
- 道内移動（釧路・女満別・中標津・函館）にもマイルが使える貴重なチャンス
- 羽田線は3回に1回以上登場、札幌⇔東京の移動費節約に最適
- 青森・新潟・秋田など本州日本海側への旅にも狙い目多し
今後のトクたびマイル予想にも活用！
今回紹介した出現傾向データは、「次週どの路線が来るか？」を予想するヒントとしても活用できます。
当ブログでは、毎週火曜日の発表後に「対象路線の解説」と「翌週の予想記事」も更新中。ANAマイルを賢く使いたい方は、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
また、今回のような傾向分析記事は、以下の空港でも順次シリーズ展開しています：
- 那覇空港（沖縄）
- 福岡空港（九州）
