Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、2025年8月21日に年会費と主要特典が改定されました。
改定後にまず押さえたい数字は、年会費82,500円、無料宿泊特典の一般条件がプログラム期間中400万円、プラチナエリートの条件が暦年500万円の3つです。
ただし、2025年8月20日までにカードを保有または申し込んだ会員には、無料宿泊特典の移行特例があります。年間150万円という条件はこの特例で残る場合がありますが、現在の一般条件ではありません。
公式情報の確認日:2026年7月16日
会員ごとのプログラム期間や移行条件は異なります。この記事とあわせて、アメックス・アプリの「無料宿泊特典獲得プログラム」と最新の公式規定を確認してください。
結論|年会費82,500円・無料宿泊400万円・プラチナ500万円
| 項目 | 2026年7月時点の条件 | 集計期間・注意点 |
|---|---|---|
| 基本カード年会費 | 82,500円(税込) | 既存会員への適用時期は後述 |
| 家族カード | 1枚目無料 2枚目以降41,250円(税込)/枚 | 利用額は基本カードへ合算 |
| 無料宿泊特典 | 400万円以上の利用+カード継続・年会費支払い | 入会日・切替日から毎年1年間 |
| プラチナエリート | 500万円以上の利用 | 毎年1月1日~12月31日 |
| 宿泊実績 | 入会時・更新時に15泊分 | 無料宿泊15泊ではない |
無料宿泊とプラチナエリートは、金額だけでなく集計期間と付与条件も異なります。年間500万円を使えば金額上は400万円を超えますが、無料宿泊にはカード更新と年会費の支払いが必要です。
Marriott Bonvoy Amexプレミアムの改定前後
| 項目 | 改定前 | 現行の一般条件 |
|---|---|---|
| 基本カード年会費 | 49,500円 | 82,500円 |
| 家族カード1枚目 | 無料 | 無料 |
| 家族カード2枚目以降 | 24,750円/枚 | 41,250円/枚 |
| 無料宿泊の利用額条件 | 150万円 | 400万円 |
| 無料宿泊の上限 | 最大50,000ポイント | 最大75,000ポイント |
| プラチナエリート条件 | 400万円 | 500万円 |
| 宿泊実績 | 15泊分 | 15泊分 |
年会費は33,000円上がり、無料宿泊特典の上限は50,000ポイントから75,000ポイントへ上がりました。一方、無料宿泊の一般的な利用額条件は150万円から400万円へ引き上げられています。
注意:上の「改定前」は過去の一般条件です。既存会員の移行特例とは別に扱ってください。現在も年間150万円でよいかは、次の移行区分とアプリの個別表示で確認します。
年会費は82,500円、家族カードは1枚目無料
基本カードの年会費は82,500円(税込)です。家族カードは1枚目が無料、2枚目以降は1枚につき41,250円(税込)です。
2025年8月21日以降に新規申し込みまたはカード切り替えをした場合は、新しい年会費が入会時から適用されます。2025年8月20日までに保有または申し込んだ既存会員は、2025年11月以降の請求分(2025年11月21日以降の引き落とし分)から順次、新年会費が適用されています。
家族カードの利用額は、無料宿泊の400万円とプラチナエリートの500万円のどちらも基本カードの利用額へ合算されます。ただし、無料宿泊特典やカードによるエリート資格が付与されるのは基本カード会員です。
無料宿泊特典の一般条件はプログラム期間中400万円
現行の一般条件では、プログラム期間中に対象利用額400万円以上を達成し、カードを更新して年会費を期日までに支払うと、Marriott Bonvoy参加ホテルで使える無料宿泊特典1泊1室分が基本カード会員へ付与されます。
- 無料宿泊特典の交換レートは最大75,000ポイント
- 手持ちのMarriott Bonvoyポイントを最大25,000ポイント追加でき、必要ポイント数が最大100,000ポイントの宿泊へ利用可能
- 証明書の有効期間は発行から1年間で、有効期限内に宿泊が必要
- サービス料、税金、チップなどが含まれず、追加料金が必要な場合がある
75,000ポイントや無料宿泊特典の価値は、ホテル、日程、必要ポイント数で変わります。一定の現金価値へ固定換算したり、年会費を必ず回収できると判断したりはできません。
プログラム期間は入会日・切替日から毎年1年間
無料宿泊の「プログラム期間」は、基本カード会員のカード入会日または切替日から毎年1年間です。暦年の1月1日から12月31日ではありません。
期間中にカードの種類を切り替えると、切替日から新しい1年間が始まり、切り替え前のカード利用額は新しい期間へ引き継がれません。再発行やカード番号変更時のプログラム期間の扱いは、アプリまたはカード裏面の問い合わせ先で確認してください。
400万円の集計対象外と反映時期に注意
対象利用額は、物品やサービスの利用分から返品・取消分を差し引いて計算されます。年会費、分割・リボ払いの手数料、遅延損害金など、一部は対象外です。
集計は利用代金明細書上のカード利用日が基準です。ただし、加盟店からアメックスへの利用データ到着に1か月以上かかる場合があり、期間内の利用でも集計対象にならないことがあります。条件ぎりぎりでの利用ではなく、アプリの達成状況と対象外利用を早めに確認するのが安全です。
無料宿泊の付与時期と退会・切替の扱い
利用額条件を満たし、2年目以降の年会費を期日までに支払うと、年会費請求から1~2か月後を目安に付与されます。カード更新前に退会した場合や、付与時点で退会済み、支払いに延滞がある、Marriott Bonvoyとの登録情報照合が完了していない場合は適用されないことがあります。
既存会員の年間150万円は移行特例
移行特例の対象は、2025年8月20日までにカードを保有または申し込んだ会員です。適用条件は、会員ごとの無料宿泊プログラム終了日で次のように分かれます。
| プログラム終了日・開始日 | 利用額条件 | 支払う年会費 | 無料宿泊の上限 |
|---|---|---|---|
| 終了日が2025年10月26日まで | 150万円 | 49,500円 | 最大50,000ポイント |
| 終了日が2025年10月27日~2026年10月26日 | 150万円 | 82,500円 | 最大75,000ポイント |
| 2026年10月28日以降に始まる集計期間 | 400万円 | 82,500円 | 最大75,000ポイント |
「2025年10月27日~2026年10月26日」は一律の特例期間ではありません。
これは、無料宿泊プログラムの「終了日」がこの範囲に入る会員の区分です。自分のプログラム期間と必要利用額はアメックス・アプリで確認してください。一部会員では、システム変更のため2026年10月頃まで進捗が表示されない場合があると公式FAQで案内されています。
アメックス・アプリで確認する項目
- アメックス・アプリへログインする
- 「無料宿泊特典獲得プログラム」を開く
- プログラム開始日・終了日を確認する
- 必要利用額と現在の集計額を確認する
- 表示されない場合はカード裏面の問い合わせ先へ確認する
プラチナエリートは暦年500万円
Marriott Bonvoyプラチナエリートは、毎年1月1日から12月31日までに対象となるカード利用額が500万円へ達すると、基本カード会員が登録対象になります。家族カードの利用分も合算されます。
返品や取消は差し引かれ、年会費や分割・リボ払いの手数料、遅延損害金など一部の利用は対象外です。資格の具体的な有効期間は会員ごとに確認が必要と公式案内にあるため、カード裏面のMarriott Bonvoy問い合わせ先で確認してください。
主なプラチナエリート特典には、ブランドごとのウェルカムギフト、対象施設のラウンジアクセス、空室状況に応じた客室アップグレード、午後4時までのレイトチェックアウトなどがあります。ブランド、施設、予約方法、空室状況により提供条件は異なります。
筆者がプラチナエリート特典を使った滞在例は、シェラトン鹿児島の宿泊レビューでプラチナ特典の体験を確認するで紹介しています。
無料宿泊400万円とプラチナ500万円の違い
| 比較項目 | 無料宿泊特典 | プラチナエリート |
|---|---|---|
| 利用額 | 400万円 | 500万円 |
| 集計期間 | 入会日・切替日から毎年1年間 | 毎年1月1日~12月31日 |
| カード継続・年会費 | 必要 | 無料宿泊とは別条件 |
| 付与先 | 基本カード会員 | 基本カード会員 |
500万円を利用すれば金額としては400万円も超えますが、集計期間がずれていると両方を同時に達成するとは限りません。また、500万円達成のためだけに不要な支出を増やすと、特典以上の負担になる可能性があります。
入会時・更新時の15泊分は宿泊実績
プレミアム・カードでは、新規入会時とカード更新時に15泊分の宿泊実績が基本カード会員のMarriott Bonvoyアカウントへ付与されます。更新時は、年会費の支払日から1~2か月が目安です。年会費などの支払いが遅延している場合は付与されません。
15泊分の無料宿泊ではありません。Marriott Bonvoyのエリート資格判定に使われる宿泊実績です。ホテルへ15泊無料で泊まれる特典ではなく、無料宿泊特典1泊分とも別です。
実際の宿泊実績と合算して、宿泊数で上位資格を目指す場合に利用できます。ただし、カード利用額で得たプラチナエリートはMarriott Bonvoy年間チョイス特典の対象外と公式ページに明記されています。年間チョイス特典は実際の年間宿泊実績など別の条件を確認してください。
ポイントは通常100円で3、対象ホテルで6ポイント
基本のポイント加算は、通常のカード利用が100円につき3 Marriott Bonvoyポイント、対象となるMarriott Bonvoy参加ホテルの利用が100円につき6ポイントです。
ただし、すべての支払いに同じ加算率が適用されるわけではありません。
- 一部の電力・ガス・水道・税金などは200円につき1ポイント
- 年間300万円を超える国税の支払いはポイント加算対象外(基本カード・家族カード合算)
- 年会費、各種手数料、対象の電子マネーチャージ、寄付、事業用決済などに対象外項目あり
- ホテル内でも第三者運営のレストラン・店舗は100円につき6ポイントの対象外となる場合あり
- 旅行代理店や第三者予約サイト経由の支払いは、対象ホテル利用としての6ポイント対象外となる場合あり
Marriott Bonvoyポイントは航空会社のマイルへ移行できますが、移行先、交換比率、ボーナス、上限などは変更される場合があります。ポイントを固定の現金価値や固定のマイル還元率として評価せず、交換時の公式条件を確認してください。
継続か見直しかを判断する基準
継続を検討しやすい人
- もともとの支出でプログラム期間中400万円へ無理なく届く
- 75,000ポイント以内で使いたいホテルや日程がある
- 暦年500万円へ無理なく届き、プラチナ特典を継続的に使う
- Marriott Bonvoy参加ホテルを利用し、15泊分の宿泊実績も活用できる
- 家族カード1枚で利用額を集約したい
見直しを検討したい人
- 400万円へ届かず、無料宿泊特典を獲得できない
- Marriott Bonvoy参加ホテルをあまり利用しない
- 無料宿泊特典を使いたいホテル・日程が見つからない
- 500万円達成のために不要な支出が増える
- 家族カードを2枚以上必要とする
- Marriottに特化した特典より、複数ホテル・航空・レストラン特典を重視する
カード特典を得るために支出を増やすのではなく、今ある年間決済額と実際に使える特典から判断することが大切です。
ホテル特化型と旅行全般型の違いは、アメックスプラチナとMarriott Bonvoy Amexを比較するで整理しています。
JALとの提携やカード退会後のMarriott Bonvoyアカウントの扱いも含めて考えたい場合は、JAL×Marriott提携とカード継続判断の実体験を確認するも参考になります。
海外旅行保険は利用付帯、2026年7月に携行品補償が変更
Marriott Bonvoy Amexプレミアムの海外旅行保険は利用付帯です。対象となる旅行代金をカードで支払うなど、所定の条件を満たす必要があります。
また、旅行期間が2026年7月1日以降に始まる海外旅行では、携行品損害補償がありません。年会費・無料宿泊の改定とは別の変更なので、海外旅行前に補償開始条件と最新規定を確認してください。
Marriott Bonvoy Amexの海外旅行保険と2026年7月改定を確認する
よくある質問
Marriott Bonvoy Amexプレミアムの年会費はいくらですか?
基本カードは82,500円(税込)です。家族カードは1枚目無料、2枚目以降は1枚41,250円(税込)です。
無料宿泊特典の条件はいくらですか?
現行の一般条件は、入会日・切替日から毎年1年間のプログラム期間中に400万円以上を利用し、カードを更新して年会費を支払うことです。最大75,000ポイントの無料宿泊特典1泊分が基本カード会員へ付与されます。
年間150万円の条件はなくなったのですか?
一般条件は400万円へ変更されました。ただし、2025年8月20日までにカードを保有または申し込んだ会員は、プログラム終了日によって150万円条件を含む移行特例が適用される場合があります。
年間400万円でプラチナエリートになりますか?
なりません。400万円は無料宿泊特典の一般的な利用額条件です。プラチナエリートは毎年1月1日から12月31日までの対象利用額500万円が条件です。
500万円使えば無料宿泊とプラチナの両方を獲得できますか?
金額だけを見れば500万円は400万円を上回りますが、両制度は集計期間が異なります。無料宿泊にはカード継続と年会費支払いなどの条件もあるため、それぞれの期間と達成状況を確認してください。
15泊分の宿泊実績で15泊無料になりますか?
なりません。15泊分はエリート資格判定に使う宿泊実績であり、無料宿泊ではありません。
まとめ|150万円特例と400万円一般条件を分けて判断する
2026年7月時点のMarriott Bonvoy Amexプレミアムは、年会費82,500円、無料宿泊の一般条件がプログラム期間中400万円、プラチナエリートが暦年500万円です。
2025年8月20日までに保有または申し込んだ既存会員には、プログラム終了日に応じた移行特例があります。年間150万円は全会員共通の現行条件ではありません。アメックス・アプリで、自分のプログラム期間、必要利用額、集計状況を確認してください。
継続・解約は、特典のために支出を増やさずに400万円・500万円へ届くか、無料宿泊を実際に使えるか、Marriottホテルと15泊分の宿泊実績を活用できるかで判断するのが現実的です。
この記事で確認した公式情報
- 既存会員向けの年会費・サービス改定を公式サイトで確認する
- 無料宿泊特典の400万円条件と移行特例を公式サイトで確認する
- プラチナエリートの500万円条件を公式サイトで確認する
- 15泊分の宿泊実績とトラッカーのFAQを確認する
- ポイント加算対象外・加算率が異なる支払いを確認する
- 2026年7月の携行品損害補償改定を確認する
本記事は一般的な条件を整理したもので、個別会員への特典付与を保証するものではありません。カード利用前・更新前には、アメリカン・エキスプレス公式ページ、アプリ、カード裏面の問い合わせ先で最新条件を確認してください。
これからMarriott Bonvoy Amexを新規発行する方へ
Marriott Bonvoy Amexをこれから新規発行する場合は、申込前にモッピーやハピタスなどのポイントサイトに発行案件が掲載されていないか確認するのがおすすめです。ポイントサイトを経由して申し込むだけで、通常の入会特典に加えてポイントを受け取れることがあります(掲載の有無・ポイント数は時期により変動します)。
ハピタス・モッピー・ちょびリッチ比較|ANA/JALマイルの貯め方


