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6.【体験談】中退共の退職金を楽天銀行でスムーズに受け取りました|ネット銀行対応や手続き方法を詳しく解説

中退共の退職金は楽天銀行などネット銀行でも受取可能!実際の手続き体験をもとに、必要書類や注意点、入金までの流れを詳しく解説します。 退職(Retirement)

私が勤めていた会社では、中退共(中小企業退職金共済制度)に加入しており、退職にあたって会社からの退職金とあわせて中退共からも支給を受けました。本記事では、ネット銀行(特に楽天銀行)を使った実際の退職金受取体験を踏まえながら、中退共の制度概要や請求手続きの流れ、提出書類、注意点について詳しくご紹介します。

中退共(中小企業退職金共済制度)とは?

昭和34年に設けられた国の中小企業支援制度の一つで、従業員の退職金積立を企業が中退共に掛金として納付する仕組みです。企業にとっては掛金助成や非課税などのメリットがあり、従業員にとっては会社が倒産しても一定の退職金を受け取れる可能性がある安心の制度です。
一方で、会社からの退職金と異なり、退職者本人が手続きして初めて支給される点が特徴です。


楽天銀行などネット銀行でも退職金は受け取れる?

多くの方が気になるのが、ネット銀行で退職金を受け取れるかどうかという点です。結論から言うと、楽天銀行をはじめとするネット銀行でも問題なく受け取れます。
ただし、「口座確認印」が無いネット銀行では、代わりに口座情報(氏名・支店名・口座番号)が表示された画面のコピーを提出する必要があります。私自身、楽天銀行のマイページにログインして印刷した画面を提出し、問題なく処理されました。


退職金請求に必要な書類と手続きの流れ

ステップ1:退職金共済手帳を受け取る

会社から以下3枚の書類がセットになった退職金共済手帳が渡されます:

退職金共済手帳は、元々3枚セットとなっています。
内容としては
1枚目:掛金月額変更申込書
2枚目:被共済者退職届
3枚目:退職金(解約手当金)請求書

掛金月額変更申込書には退職金共済手帳の記載があり入手時点での掛け金納付状況等が記載されています。こちらの用紙はそのまま手元に持っておく形となります。

被共済者退職届に関しては会社側が必要事項を記載の上、中退共本部に送付することになっていますので手元には元々ない形になります。

退職金(解約手当金)請求書は必要事項を記載の上、その他必要書類と一緒に中退共本部に送付することになります。


ステップ2:必要事項の記入と書類準備

退職金請求書には以下のポイントに注意:

  • 提出日:書類の発送日でOK
  • 支給プラン:原則60歳未満なら一括払いを選択
  • 振込先口座欄:楽天銀行等ネット銀行の場合は口座情報(氏名、支店名、口座番号が記載されている画面)を印刷し添付
    ※ログイン後の入金方法を選択し、口座情報(氏名、支店名、口座番号)が記載されている画面
退職金(解約手当金)請求書記載要領
中退共(中小企業退職金共済制度)H.P.より
楽天銀行の口座情報画面

加えて、以下の書類が必要です:

  • マイナンバー入り住民票(発行日から3ヶ月以内のもの・原本)
  • 本人確認書類のコピー(免許証・保険証など)
    ※いずれも原寸大に切り取らずA4用紙等にコピーしたものを添付する
添付書類の要項
中退共(中小企業退職金共済制度)H.P.より

書類提出から入金までのスケジュール

私は、2023年8月6日に書類を特定記録郵便で提出しました。退職日は8月末で、9月初旬に中退共から「退職金等振込通知書」が届き、9月14日に指定口座(楽天銀行)に入金されました。
中退共からの記載によると、通常は提出から約1ヶ月での入金となりますが、掛金の納付状況により2ヶ月以上かかるケースもあるとのこと。余裕を持ったスケジュールで申請することをおすすめします。


ネット銀行・口座確認印の注意点まとめ

  • 楽天銀行などネット銀行でも受取OK(通帳の代わりに画面コピー)
  • 口座確認印が不要な代替書類を用意すれば問題なし
  • 中退共に関する公式サイトや事例を事前に確認しておくと安心

最後に|中退共の退職金はネット銀行でも安心して受け取れる

退職金の受け取り先としてネット銀行を指定する方は年々増えています。中退共の場合も手順さえ守れば、口座確認印が無くても問題なく退職金の受取が可能です。
手続き自体はやや複雑に感じるかもしれませんが、この記事を参考に準備していただければスムーズに進められるはずです。ご自身の退職時の一助となれば幸いです。

中退共(中小企業退職金共済制度)公式サイトはこちら

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