大分といえば、魚介や地鶏などの“うまいもん”が揃うグルメの街。
今回は、そんな大分の味を気軽に楽しめる【居酒屋&ランチスポット】を3軒ご紹介します。
どのお店も大分駅から徒歩圏内でアクセス良好。
ランチにぴったりのお店から、一人でも立ち寄りやすい夜の居酒屋まで、実際に訪れて感じた魅力をレビュー形式でお届けします。
観光や出張で大分を訪れる方、地元グルメを楽しみたい方にとって、きっと参考になるはずです。
【ランチ利用】もも炭火焼き じんた|大分駅構内で手軽に九州の味を楽しむ

大分駅の駅ビル「アミュプラザおおいた」内にある【もも炭火焼き じんた】は、九州各地のご当地グルメを中心に提供する炭火焼きのお店。
大分名物に特化しているというよりは、九州の“うまいもん”が揃ったカジュアル居酒屋といった雰囲気で、ランチにも夜にも使いやすい一軒です。
今回注文したのは、
- もも炭火焼&もつ焼き定食(1,078円)
- 小盛りの網焼き赤身牛ステーキ(858円)
- 生ビール(638円) の3点。

もも炭火焼き&もつ焼き定食は、香ばしく焼き上げられた鶏ともつがご飯によく合い、大盛りにしたご飯も、生ビールもどんどん進む満足感のある一品。
柚子胡椒を添えていただくスタイルは、まさに九州らしさを感じられる味わいでした。
付け合わせの野菜にはさっぱりしたドレッシングがかかっており、箸休めとしてもちょうどよい存在感。
ランチとしては十分すぎるボリュームで、コスパの良さも魅力です。

一方、赤身牛のステーキは甘めのソースがかかっていて、個人的にはポン酢のようなさっぱり系の味を期待していたぶん少し残念でしたが、肉質は柔らかく美味しくいただけました。
カウンター席もあり、一人でも気兼ねなく入れる雰囲気。
駅直結という便利なロケーションで、旅のスタートや〆の一杯にも使える万能店です。
もも炭火焼き じんた アミュプラザおおいた店
- 住所:大分県大分市要町1-14 アミュプラザおおいた 1F
- アクセス:JR大分駅直結
- 営業時間:11:00〜24:00
- 定休日:無休(施設に準ずる)
- 支払い:クレジットカード・電子マネー対応
- 公式ホームページ
紙風船 中央町店|郷土色あふれる空間で大分の味を堪能

大分市中央町の商店街にある【紙風船 中央町店】は、昭和の趣を残した落ち着いた雰囲気の居酒屋。
木の内装や古さのある調度が、地元に根づいた店ならではの空気感を醸し出しています。観光客よりも地元の常連が多く、ひとりでも気負わずに利用できるお店です。
この日は、大分らしい郷土料理を中心に以下のメニューを注文しました。
- 関サバのお刺身:1,408円(税込)
- 地鶏のたたき:1,078円(税込)
- 上ミノの塩焼き:1,078円(税込)
- 鶏めしおにぎり:330円(税込)
- だんご汁:968円(税込)
- 生ビール(大):968円(税込)
- かぼすチューハイ:440円(税込)
関サバは大分らしさを感じられる一皿

関サバは大分を代表するブランド魚で、佐賀関の潮流の早い海域で育ったもの。
そのため身がしまり、脂がのっていながらもクセがなく、刺身でも安心して楽しめます。今回も非常に新鮮で、身の弾力と味わいが印象的でした。
地鶏や鶏めしなど地元らしい品が並ぶ

地鶏のたたきは「地獄ポン酢」というゴマベースのピリ辛ポン酢でいただきました。香ばしく焼き目のついた地鶏とコクのあるポン酢の相性がよく、印象に残る一品です。

上ミノの塩焼きはご当地料理というわけではないものの、噛み応えがあり、添えられたかぼすをかけることでさっぱりといただけました。

鶏めしおにぎりは、大分名物「鶏めし」をおにぎりにしたもの。優しい味付けで、食事の締めとしてぴったりの一品です。
だんご汁は具だくさんでボリューム満点
大分の郷土料理であるだんご汁は、ラーメン丼ほどの大きな器で提供され、ひとりで食べるにはやや多めのボリューム。
具材にはしいたけや人参などがたっぷり入り、甘めの味噌仕立てでほっとする味わいでした。2人以上でのシェアがちょうど良さそうです。
地元ならではのチューハイもおすすめ
かぼすチューハイは、その場で絞ったかぼすを使っており、香りと酸味のバランスがよく、大分ならではの一杯として楽しめました。
観光地価格ではない、良心的な価格設定
観光地の郷土料理店にありがちな“高めの価格設定”とは異なり、どの料理も内容に対して非常にリーズナブルに感じられました。
地元の人が通うのも納得の、価格と質のバランスの取れた一軒です。
店舗情報|紙風船 中央町店
- 住所:大分県大分市中央町2-15
- アクセス:JR大分駅から徒歩約6分
- 営業時間:17:00〜23:00(L.O. 22:30)※変更の可能性あり
- 定休日:ホームページを確認してください
- 支払い:現金・クレジットカード対応
- 公式ホームページ
魚と炭と酒 はちお|地元食材を丁寧に仕上げた創作料理と落ち着いた空間

「魚と炭と酒 はちお」は、大分市中心部にある落ち着いた雰囲気の創作系居酒屋。
外からは店内の様子が見えにくい造りですが、入口横のワインセラーが印象的で、静かな空間を予感させます。実際に店に入ると、照明を抑えたシックな内装で、カウンター席も2名ずつのスペースを仕切るような設計が施されており、カップルや落ち着いた食事を楽しみたい方にもぴったりの空間です。
この日は以下のメニューを注文しました。
- 豊後鶏のもも1本唐揚げ:1,408円(税込)
- ひおうぎ貝3種焼き:1,628円(税込)
- お通し(蒸し鶏ときゅうりのごまだれ):440円(税込)
- エビスビール:693円(税込)
- 超炭酸かぼすサワー:605円(税込)
ボリュームとジューシーさを兼ね備えた豊後鶏の唐揚げ

大分県産の豊後鶏のもも肉を丸ごと1本使った唐揚げは、かなりのボリュームながら、衣は軽く、お肉はジューシー。
塩・カレー塩・パセリ塩(推定)の3種類で味変が楽しめ、そのままでもしっかりと味がついているのも好印象でした。
ヒオウギ貝の3種焼きで素材の旨みを堪能

佐伯市・屋形島産のヒオウギ貝を3種の味で焼き分けた一皿は、見た目にも華やかで、一度に違った味わいを楽しめる贅沢なメニュー。
塩焼きでは素材の甘みをダイレクトに感じられ、雲丹醤油焼きはコクがあり、トリュフバター焼きは添えられたバゲットとともにいただくと、香りと旨みが広がる一品でした。
お通しからも丁寧な仕込みが感じられる

この日のお通しは、蒸し鶏ときゅうりを胡麻だれで和えたもの。
蒸し鶏はしっとりとしており、パサつきのないみずみずしい仕上がりで、スタートから料理への丁寧さが伝わってきました。
地元食材中心のメニュー構成とやや高めの価格帯
メニュー全体を見ても、大分県内の食材を使った料理が多く、県産のものを積極的に取り入れている姿勢が感じられる構成でした。
価格帯としてはやや高めに感じる部分もありますが、落ち着いた店内の雰囲気や食材へのこだわりを考えれば納得の範囲です。
一品一品をじっくり楽しみたい、そんな大人の食事におすすめできるお店です。
店舗情報|魚と炭と酒 はちお
- 住所:大分県大分市中央町2-7-20
- アクセス:JR大分駅から徒歩約10分
- 営業時間:月~土、祝日、祝前日: 17:00~23:00 (料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:30)
日: 17:00~22:00 (料理L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:30) - 定休日:不定休
- 支払い:現金・クレジットカード対応
- 公式ホームページ
まとめ|一人でも気軽に楽しめる、大分駅近くのグルメスポット
今回ご紹介した3軒はいずれも大分駅から徒歩圏内でアクセス良好。
それぞれに個性があり、一人でも気兼ねなく入れる雰囲気と、地元の味を丁寧に楽しめる料理が印象的でした。
店舗名 | 特徴 | 利用シーン |
---|---|---|
もも炭火焼き じんた | 九州の鶏料理中心、駅構内で便利 | ランチ・軽飲み |
紙風船 中央町店 | 郷土料理が豊富、老舗の安心感 | 一人飲み・しっかり食事 |
魚と炭と酒 はちお | 地元食材を使った創作料理、落ち着いた空間 | ゆっくり食事・カップルにも◎ |
出張や一人旅の夜ごはん、観光の合間のランチに、ぜひ参考にしてみてください。
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