PR

MSCベリッシマで行く基隆など5泊6日の旅|3日目 基隆編①

旅行(Travel)

クルーズ旅も3日目、台湾・基隆に到着しました。今日は基隆を出発し、十分や台北を巡りながらさまざまな体験を楽しみます。まずは港町の風景を眺めつつ、移動に便利な交通ICカードを入手。十分では、幻想的なランタン上げを体験し、その後台北へ移動しました。夜市ではグルメを堪能し、街歩きを満喫。台湾の文化や食を存分に味わい、充実した1日を過ごしました。

基隆到着

この日の入港時間は朝7:00。目覚めたときには、すでに基隆港に到着していました。

まずは15デッキの「マーケットプレイスビュッフェ」で朝食。和食を中心に、ご飯、味噌汁、納豆、塩鮭、卵焼きをセレクトしました。

「マーケットプレイスビュッフェ」での和朝食
「マーケットプレイスビュッフェ」での朝食


このビュッフェは種類が豊富で、短期間のクルーズではすべてを食べ尽くせないほどの充実ぶりです。
時間帯によっては大変混雑していて、特に窓際の席を確保するのに時間がかかりました。
天気が良ければプールサイドのテーブルで食事をするのも良いのですが、この日は生憎の寒さのため断念しました。

朝8:00にはストレッチレッスンに向かいましたが、受付のスタッフから「すでに終了した」と言われ、参加できませんでした。
台湾時間で8:00に行ったつもりだったので、時間のズレがあったのかもしれません。
少し不可解な出来事でした。

デッキから基隆港を眺めると、港は左右を小高い山に囲まれ、コンテナ船や軍艦が停泊していました。
東側には中国風の寺院があり、西側には「KEELUNG」の白い文字が「HOLLYWOOD」のように並んでいます。
天気が悪く、町並みは全体的に灰色がかった印象でした。

基隆港の眺め
右上の山肌に「KEELUNG」の文字が
基隆港の眺め(反対側)中国風の寺院のようなものが見えます
MSCベリッシマが停泊するターミナルの反対側
基隆港のコンテナターミナルと停泊する軍艦
奥にはコンテナターミナル、手前には軍艦が見えます

ランドリーサービス

クルーズ3日目にして洗濯物が増えてきたため、ランドリーサービスを利用することにしました。下着などは部屋で手洗いしていましたが、パジャマやシャツは手間を考えてランドリーサービスを選択。

ランドリーの申込書
洗濯するものと数量、洗濯方法を選び記載します。
ランドリーバッグ
ランドリーバッグ(こちらに名前と部屋番号を記載します)タタミかハンガーか記載漏れをしているとハンガーで返却されました。

初日にランドリーパッケージの案内がありましたが、返却が48時間以内となっていたため、個別の申し込み(翌日のディナータイムまでの返却)を利用。MSCゴールドの特典で10%割引が適用され、お得に利用できました。洗濯物を専用バッグに入れ、室内の分かりやすい場所に置いておきました。

ランドリーパッケージの案内
ランドリーパッケージの案内(今回はショートクルーズで返却のタイミングも遅いようなので利用しませんでした)

基隆下船

下船時間は8:30頃。クルーズターミナルは近代的で綺麗な施設でした。

前日に渡されたパスポートのコピーを持参し、スムーズに入国。
検疫に関する注意喚起(生鮮食品・動植物製品・電子タバコの持ち込み不可)は何度もアナウンスされていましたが、セキュリティチェック自体は簡単なものでした。

この日は「十分でのランタン上げ」「台北散策」「夜市グルメ」を楽しむ予定。

まずは基隆のコンビニで、台湾の交通系ICカード「悠遊カード(EASY CARD)」を入手しようとしましたが、ファミリーマートでは取り扱いなし。近くのセブンイレブンでは「一卡通(iPass)」のみの取り扱いだったのですが電車など「悠遊カード(EASY CARD)」同様に使用できるようだったのでこちらを購入し、チャージしてもらいました。

バイクが疾走する基隆駅北口
基隆駅北口前(MSCベリッシマから下船してすぐなので電車利用も便利です)バイクがとても多い印象
基隆の町並み

基隆の街にはバイクが多く、古い港町ならではの年季を感じる建物が多く並んでいました。
朝早くから営業している食堂が多く、香辛料の効いた匂いが異国情緒を強く感じさせます。

十分へ向かう

旅行前から、十分への移動手段について調べていました。料金的には電車やバスの方が安価ですが、移動に時間がかかることや、慣れない土地での乗り換えや迷うリスクを考慮し、Uberタクシーを利用することを決めていました。

基隆駅駅前でアプリを起動し、Uberを手配しました。スマホはahamoを利用しており、基隆港に着岸後の通信確認も済んでいたため、スムーズにアプリを起動し配車手配することが出来ました。
駅前で待つこと2分ほどでタクシーが到着。

Uberでは乗車場所・目的地・料金が明確で、現在地やルートもアプリで確認できるため安心。
約30分の移動で「十分老街」に到着し、費用は約2,500円。電車やバスもありますが、移動の快適さを考えるとタクシーの利用は非常におすすめです。

また、Uberタクシーの具体的な利用方法については、下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

十分観光

朝10時前に到着すると、すでに多くの観光客で賑わっていました。線路沿いにはランタン上げの店舗やお土産屋が立ち並び、飲食店も多く見られましたが、開店準備中の店舗も目立ちました。

一通りお店を見て回った後、客引きの人の感じが良かったお店でランタン上げを体験することに。
料金は約1,000円で、ランタンの色を増やすごとに値段が上がる仕組み。
色ごとに願い事の種類が異なるとのことでした。

このお店ではまだ他の客がいなかったため、落ち着いて願い事を考えながらランタンに書き込むことができました。

ランタンは線路上から揚げる方式で、お店の人が日本語で丁寧に説明しながら、スマホで写真も撮影してくれました。火をつけるとランタンが一気に膨らみ、店員の合図で手を離すと、静かに空へ舞い上がっていきました。

ランタンが上がっていく様子
ランタンが上がっていく様子



ちょうどそのタイミングで電車が十分駅に到着。電車が間近を通る様子とともに記念写真を撮ることができ、日本では体験することの出来ない経験が出来ました。

人の真横を通る鉄道
人の真横を通る鉄道(ランタンは鉄道が走っている線路上で行います)



体験が終わると、お店のサービスとして、スマホで撮影した写真の中から1枚を選び、チェキ写真としてプリントしてくれました。思い出の品として持ち帰ることができたのも嬉しいポイントでした。

ランタン上げの後は十分の街を散策。お土産屋を覗いたり、吊橋からの景色を楽しんだりしながらのんびりと過ごしました。昼が近づくにつれ観光客の数も増え、飲食店も次々と開店。ランタンの灯る夜の景色も魅力的ですが、混雑を避けるなら午前中の訪問が最適だと感じました。

静安橋のたもと
静安橋という吊橋
静安橋
静安橋を渡ると昔ながらの住宅が立ち並んでいました。

十分から台北へ

台北へは電車移動を選択。十分駅から「平渓線(Pingxi Line)」で瑞芳(Ruifang)へ向かい、ここで台北行きの列車に乗り換えました。
十分駅では列車の到着直前にホーム入場する形でした。改札は「一卡通(iPass)」をタッチして無事に乗車することが出来ました。

  • 11:32 十分発 → 12:05 瑞芳着(乗り換え)
  • 12:12 瑞芳発 → 12:59 台北着
  • 運賃:NT$69(約320円)
十分駅に入線する鉄道
十分駅に入選する鉄道
車内に貼っていた路線図
車内に貼っていた路線図
2Aのプラットフォーム
2Aのプラットフォームに移動して乗り換えます
瑞芳(Ruifang)駅で乗り換えた電車
瑞芳(Ruifang)からは鉄道に乗り換えて一路台北へ

平渓線(Pingxi Line)の鉄道の車窓からは渓谷沿いの風景が広がり、のどかな雰囲気が続きました。
途中の乗換駅、瑞芳(Ruifang)は普通の街の駅といった雰囲気。
乗り換えの際に駅員さんに台北行きの電車について尋ねると、丁寧にホームの場所を案内してくれました。
平渓線(Pingxi Line)と比べると乗客の数も増え日本の電車とあまり変わらない印象。
約50分の乗車後無事に台北駅に到着。
台北駅に到着後は、寧夏夜市へ向かう予定です。

(次回、台北編へ続く)