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【パリから日帰り】サヴォア邸への行き方・見どころ|ル・コルビュジェの世界遺産建築

展示・建築
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ポワシーにあるサヴォア邸の白い外観

パリ旅行で建築巡りを楽しむなら、ル・コルビュジェが設計した「サヴォア邸」はぜひ訪れたい場所のひとつです。

サヴォア邸は、パリ郊外のポワシーにある世界遺産建築です。パリから鉄道とバスを利用して日帰りで見学できます。

私は実際にパリからポワシーへ移動し、サヴォア邸を訪問しました。この記事では、パリからの行き方、ポワシー駅からの移動方法、見学時の注意点、建築の見どころを現地写真とともに紹介します。

なお、以前案内されていたバス路線から変更されています。2026年7月時点の公式案内では、ポワシー駅からバス6503番を利用し、「Villa Savoye」停留所で下車します。運行状況や開館時間は訪問前に必ず公式サイトで確認してください。

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サヴォア邸の基本情報|開館時間・料金・住所

サヴォア邸の基本情報

・正式名称:Villa Savoye(ヴィラ・サヴォア)
・住所:82 rue de Villiers, 78300 Poissy, France
・開館時間(5月2日〜8月31日):10:00〜18:00
・開館時間(9月1日〜4月30日):10:00〜17:00
・休館日:月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
・最終入場:閉館30分前
・一般料金:9ユーロ
・オーディオガイド:3ユーロ(日本語対応)
・見学時間の目安:約1時間〜1時間30分
・公式サイト:https://www.villa-savoye.fr/

開館時間や料金、休館日は変更される可能性があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。また、大きな荷物を預ける場所はなく、スーツケースや大型バッグを持ったまま入場することはできません。

ル・コルビュジェ(Le Corbusier)が金融家であったサヴォア夫妻の週末住宅の為に設計したフランス、パリ郊外のPoissy(ポワシー)にある近代建築の住宅。1931年竣工
ル・コルビュジェによって提唱された近代建築の5原則を体現した住宅として傑作と呼ばれる住宅です。
2016年、ル・コルビュジェの建築群としてこちらを含む世界7ヶ所17作品が世界遺産として登録されました。(日本では東京の上野にある国立西洋美術館も彼の建築物で世界遺産登録されています)

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サヴォア邸を設計したル・コルビュジェとは

1887年スイス生まれの建築家(絵画や家具のデザインなども行う多才な人物であった)モダニズム研建築の巨匠と呼ばれフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエとともに近代建築の3大巨匠と呼ばれることもある。
日本においては前川國男、坂倉準三、吉阪隆政が彼のアトリエで働き丹下健三、安藤忠雄などは彼の建築に影響を受けている。

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サヴォア邸で見られる「近代建築の5原則」

伝統的な建築の概念を破壊する新たな建築の提案です。
具体的には
ピロティ 建築を地面から解放し、交通と植物、運動のための場に

屋上庭園 日の当たる屋上を解放し、日光浴や植物のための場に

自由な平面 構造上必要な壁から建築を解放し、自由に間仕切りをつくる

自由な立面 絵画を描くように自由にデザインできる

独立骨組みによる水平連続窓 自由に大きな窓をつくることで室内に光をふんだんに取り込む

上記の5原則を実現できたのは1914年にル・コルビュジェが提案したドミノ・システムに寄るところが大きい。

自由な空間を可能にしたドミノ・システム

1914年にル・コルビュジエが提唱した鉄筋コンクリートの構造システム。
鉄筋コンクリート造の水平スラブとそれを支える最小限の柱、各階へのアクセスを可能とする
階段を構成要素とした住宅の建設方法であり、旧来の建築では壁で建築の強度を得ていたもの
を主に柱だけで強度を得るために自由な間仕切りや水平連続窓のデザインが可能となった。

実際に見学して分かったサヴォア邸の見どころ

サヴォア邸は建築写真で見るだけでも美しい建物ですが、実際に内部を歩くことで、ル・コルビュジェが意図した空間のつながりを体感できます。

特に印象に残ったのは、建物を地面から持ち上げるピロティ、1階から屋上庭園まで続くスロープ、周囲の景色を横長に切り取る水平連続窓です。ここからは、現地で撮影した写真とともに見どころを紹介します。

サヴォア邸の営業時間など(過去のものなので最新情報を確認してください)
2017年の情報ですので変更がある可能性が高いです。
サヴォア邸の庭師小屋
入ってすぐの場所に庭師小屋があります。
サヴォア邸の庭師小屋
庭師小屋の裏手

ピロティと車の動線

1階部分は柱で建物を支えるピロティ構造となっており、建物の下へ車が入れるように設計されています。車の回転半径を意識した曲面や車庫を見ると、当時普及し始めた自動車を生活の一部として取り入れた住宅であることが分かります。

サヴォア邸の水平連続窓
水平連続窓
サヴォア邸の外観
内部の階段

屋上庭園へ続くスロープ

サヴォア邸の大きな見どころが、1階から屋上庭園へと連続するスロープです。階段だけで上下するのではなく、歩きながら視界や光の変化を楽しめる構成になっています。実際に歩くことで、ル・コルビュジェが意図した建築的プロムナードを体感できます。

サヴォア邸の1階から屋上庭園へ続くスロープ
スロープ
サヴォア邸内部の浴室
浴室
サヴォア邸の2階フロア

水平連続窓と屋上庭園

横方向に長く設けられた窓からは、ポワシーの緑豊かな景色が連続して見えます。室内に自然光を取り込みながら、外の風景を一枚の絵のように見せる設計です。

屋上庭園では、白い壁や曲面の開口部、空の景色が組み合わさり、室内とは異なる開放的な空間を楽しめます。

サヴォア邸2階外庭
サヴォア邸の車庫と曲面状の外壁
車庫

パリからサヴォア邸への行き方

パリの中心地からの行き方をご紹介したいと思います。
まずは大まかな位置関係をご紹介します。
サヴォア邸があるのはPoissyというところになりますのでパリ中心地から北西に位置する場所になります。

パリ中心部からポワシー駅へ

パリ中心部からサヴォア邸の最寄駅であるPoissy(ポワシー)駅までは、RER A線またはTransilien J線を利用できます。

RER A線を利用する場合は、Charles de Gaulle–Étoile(シャルル・ド・ゴール=エトワール)駅などからPoissy方面の列車へ乗車します。行き先の異なる列車があるため、乗車前に「Poissy」と表示されていることを確認してください。

Saint-Lazare(サン・ラザール)駅からは、Transilien J線でもPoissy駅へ向かえます。宿泊しているホテルの場所に応じて、利用しやすい路線を選ぶとよいでしょう。

ポアシー駅のホーム
Poissy駅のホーム

ポワシー駅からバス6503番で行く方法

Poissy駅からは、バス6503番の「La Coudraie」方面または「Orgeval Maison Blanche」方面に乗車します。

「Villa Savoye」停留所で下車すると、サヴォア邸までは徒歩約2分です。バスの路線番号や運行時刻は変更される場合があるため、訪問当日にGoogleマップや現地の交通案内で確認してください。

ポワシー駅から徒歩で行く方法

Poissy駅からサヴォア邸までは、徒歩でも移動できます。所要時間はおおよそ20〜30分です。

途中には緩やかな坂がありますが、ポワシーの街並みを見ながら歩けるため、時間と体力に余裕があれば片道だけ徒歩にするのもおすすめです。雨天時や荷物が多い場合は、バスの利用が便利です。

私が訪問した際の徒歩ルートと目印を、以下の写真で紹介します。

ポワシー駅近くのノートルダム教会
Collégiale Notre-Dame Poissy駅からほど近くにある教会
ポワシー駅からサヴォア邸へ向かう徒歩ルートの分岐
教会を過ぎると分岐がありますのでVilla Savoye Le Corbusierの記載の通り左へ向かいます。

サヴォア邸を見学する前に知っておきたい注意点

サヴォア邸を訪問する際は、次の点に注意してください。

・最終入場は閉館時間の30分前です。
・スーツケースや大型バッグを持ったまま入場できません。
・荷物を預けるクロークやコインロッカーはありません。
・館内へベビーカーを持ち込むことはできません。
・補助犬を除き、ペットは入場できません。
・入場時にバッグの目視確認が行われます。
・月曜日は休館です。
・猛暑や悪天候時には、一部の見学ルートが変更される場合があります。

パリのホテルを移動する日ではなく、同じホテルへ連泊している日に訪問すると、大きな荷物を持たずに見学できます。チケットは現地でも購入できますが、旅行日程が決まっている場合は公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。

最新の開館情報とチケットについては、サヴォア邸公式サイトをご確認ください。

まとめ|パリ旅行でサヴォア邸を訪れよう

サヴォア邸は、パリ中心部から日帰りで訪問できるル・コルビュジェの代表的な建築です。

建築について詳しくない方でも、ピロティ、水平連続窓、屋上庭園、スロープを実際に歩いて見ることで、写真だけでは分からない空間の魅力を体感できます。

Poissy駅からはバス6503番を利用できますが、時間に余裕があれば街並みを見ながら徒歩で向かうのもおすすめです。開館時間や交通情報は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトと当日の経路検索をご確認ください。

パリ旅行の日程に半日ほど余裕があり、世界遺産や近代建築に興味がある方は、ぜひサヴォア邸を訪れてみてください。

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