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【高松の名建築】香川県庁舎東館の見どころ・アクセス|丹下健三設計

展示・建築
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丹下健三設計の香川県庁舎東館の外観

高松市中心部に建つ香川県庁舎東館は、世界的建築家・丹下健三が設計し、1958年に完成した戦後日本を代表する建築です。コンクリートによって日本の木造建築を思わせる柱と梁を表現した外観は、現在見ても力強く端正な美しさがあります。

館内には、猪熊弦一郎の陶板壁画「和敬清寂」や、剣持勇が手掛けた内装、香川の桜製作所が製作した家具なども残されています。建築だけでなく、美術やデザインが好きな方にもおすすめしたい高松の見学スポットです。

この記事では、実際に建築ツアーへ参加した際の写真を交えながら、香川県庁舎東館の見どころ、高松駅からのアクセス、見学前に確認したい注意点を紹介します。

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香川県庁舎東館の基本情報・見学時間

香川県庁舎東館は現在も使用されている行政庁舎ですが、ピロティ、1階ロビー、南庭などの共有スペースを見学できます。2022年には「香川県庁舎旧本館及び東館」として国の重要文化財に指定されました。

・所在地:香川県高松市番町4丁目1番10号
・屋内共有スペースの見学時間:月曜日~金曜日 8時30分~17時15分
・見学できない日:休日・年末年始
・主な見学場所:ピロティ、1階ロビー、南庭など
・注意点:執務室への立ち入りはできません
・音声ガイド:東館などの1階受付でパンフレットを配布。掲載されたQRコードから音声ガイドを利用できます

現役の行政施設のため、行事や工事などで見学条件が変わる可能性があります。訪問前に香川県公式サイトで最新情報を確認してください。

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香川県庁舎東館で見ておきたい建築・デザイン

香川県高松市にある香川県の行政機関が入る建築

設計は当時の県知事 金子正則が丸亀市出身の洋画家 猪熊弦一郎(旧制香川県立丸亀中学校の先輩にあたる)から引き合わされたのが丹下健三であった。

丹下が猪熊から紹介されて香川に向かう道中、偶然にも同じ宇高連絡船の同じ客室に金子が乗り合わせており、船中で金子と話すうちに二人は意気投合し、とんとん拍子に設計の話が進んだと言われている。

日本の伝統建築をコンクリートで表現

設計されたものは丹下が影響を受けた建築家ル・コルビュジェによる近代建築の5原則を基にしたものではあるが日本の伝統的な建築様式、木造建築の柱と梁の水平垂直ラインをコンクリートで表現しており日本的な雰囲気を感じるものとなっています。

猪熊弦一郎の陶板壁画「和敬清寂」

香川県庁舎東館1階ロビーの猪熊弦一郎作「和敬清寂」
香川県庁舎東館1階ロビーの猪熊弦一郎作「和敬清寂」
陶板壁画は 猪熊弦一郎の『和敬清寂』
香川県庁舎東館1階ロビーに残る桜製作所製作の家具

丹下研究室と桜製作所が手掛けた家具

東館の1階ロビーの木製や陶製の椅子、木製棚、石テーブルなどは丹下研究室が設計し、香川の桜製作所(ジョージ ナカシマの家具でも知られている)が製作しました。

陶板壁画は猪熊弦一郎の作品「和敬清寂」茶道の精神を表す言葉。

金子は式辞で「茶道の精神は民主主義の真髄である」と述べており、考えが違う人々が、一緒に生きるためには、お互いに尊敬し合わなければならない。 そうした心は、清らかで静かな心境からしか生まれないという茶道の言葉を戦後の民主主義的思想と相通じるものと考えていたと思われる。

「和敬清寂」は、互いに敬い合い、清らかで落ち着いた心を大切にする茶道の精神を表す言葉です。戦後の民主主義と県民に開かれた庁舎を象徴する作品として、東館1階ロビーの重要な見どころになっています。

建築、家具、陶板壁画が一体となった空間から、丹下健三が目指した「芸術の総合」を感じられます。

剣持勇が内装を手掛けた香川県庁舎東館の県庁ホール
剣持勇が内装を手掛けた香川県庁舎東館の県庁ホール

剣持勇が手掛けた県庁ホール

県庁ホールの内装や家具はヤクルトの容器デザインやキッコーマンの醤油差し、柏戸椅子などで有名なインダストリアルデザイナーの剣持勇が担当

壁面は個人的には桂離宮やモンドリアンの絵画を思わせると感じました。

県庁舎内の階段
ル・コルビュジェの影響を感じる香川県庁舎東館の屋上塔屋
ル・コルビュジェの影響を感じる香川県庁舎東館の屋上塔屋
ル・コルビュジェの影響を感じる香川県庁舎東館の屋上塔屋

屋上塔屋と議会棟

屋上にはル・コルビュジェを思わせる屋上塔屋があります。

竣工当初は塔屋には喫茶室が設けられ、屋上各所にはカウンターやテーブル、椅子が置かれ

ビールなども飲むことができたようです。

また、屋上を覆うように白や黄色の鮮やかな天幕が張られていたとの事。

ピロティを備えた香川県庁舎の議会棟
議会棟

東棟のさらに東にある議会棟はピロティーがありまさしくル・コルビュジェの近代建築の5原則を体現した建築になっています。

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高松駅から香川県庁舎東館へのアクセス

香川県庁舎東館は高松市中心部にあり、JR高松駅やことでん瓦町駅から徒歩でも訪問できます。

・JR高松駅・ことでん高松築港駅から:徒歩約20分、タクシー約8分
・ことでん瓦町駅から:徒歩約10分
・JR栗林公園北口駅から:徒歩約10分
・路線バス:ことでんバス「県庁・日赤前」停留所で下車

高松駅から歩く場合は、高松市中心部や中央公園などを見ながら移動できます。栗林公園と組み合わせる場合は、ことでん瓦町駅やJR栗林公園北口駅を利用するルートも便利です。

バスの路線や時刻は変更される場合があるため、訪問前に最新の運行情報を確認してください。

まとめ|高松旅行で香川県庁舎東館を訪れよう

香川県庁舎東館は、丹下健三の建築、猪熊弦一郎の陶板壁画、剣持勇のデザイン、桜製作所の家具を一度に見られる、高松を代表する建築スポットです。

現役の県庁舎でありながら、ピロティや1階ロビー、南庭などが県民や旅行者に開かれています。高松駅から徒歩約20分、ことでん瓦町駅から徒歩約10分とアクセスしやすく、高松市内観光の途中にも組み込みやすい場所です。

高松には香川県立体育館、栗林公園、香川県立ミュージアムなど、建築やデザインとあわせて楽しめる場所があります。訪問できるのは原則として平日のため、旅行の日程を組む際は見学時間と休庁日を事前に確認しておきましょう。

高松旅行の宿泊・移動に役立つ関連記事

香川県庁舎東館を訪れる高松旅行では、県庁周辺に宿泊すると、ことでん瓦町駅や中央公園、繁華街にも移動しやすく便利です。

香川県庁近くのホテルに宿泊したい方
神戸・大阪方面からお得に高松へ行きたい方
ジャンボフェリーの船旅を楽しみたい方

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