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John Lobb Philip II(ジョンロブ フィリップII)

ファッション(Fashion)

John Lobb(ジョン・ロブ)のドレスシューズの中で最も正統な靴だと個人的に思うPhillip II(フィリップII)を紹介していきたいと思います。

ブランド紹介

John Lobb(ジョン・ロブ)は1866年、オーストラリアで金鉱山採掘者の為の金塊を隠すことができる靴を作り成功した靴職人John Lobb(ジョン・ロブ)がロンドンのリージェント・ストリートにお店を出したのが始まりです。
この後、1902年にパリ支店を出店していましたが経営不振となり、その店舗を買収したのがHermes(エルメス)です。
Hermes(エルメス)傘下に入った後に既製靴を主にイギリスノーザンプトンにある工場で製造、(当初はクロケット&ジョーンズエドワードグリーンの工場だったと思われます。)のちにエドワードグリーンが経営危機になった際にエドワードグリーンの工場を買収し今現在は主にこちらで製品を製造しています。

今回ご紹介するものはエルメスが買収したJohn Lobb(ジョン・ロブ)Parisの製品となります。

補足:一般的にJohn Lobbと言われるものはエルメス傘下のJohn Lobb Parisで(既製靴が主体)元々のJohn Lobb (ビスポークのみ)をJohn Lobb Londonと呼ばれます。

ノーザンプトンにあるジョン・ロブの工場
ロンドン リージェント・ストリートにあるジョン・ロブ ロンドン

商品説明

Philip II(フィリップ II)はJohn Lobb(ジョン・ロブ)の中でもプレステージラインという上位グレードのものになります。
アッパーの革質、ソールの素材についてもグレートの違いが素人目に見てもわかります。また、ソールのくびれや接地面も曲線的で生産に手間がかかっていることも上位グレードの特徴になります。
革質に関しては革の厚みがあるにも関わらずしなやかで固さを感じないところがJohn Lobb(ジョン・ロブ)の良さだと思います。(この点がエドワードグリーンなどと異なるところだと感じています)
エドワードグリーンも革質自体は良いものを使用していると思いますがのちのアンティーク加工など後の加工で美しさを出している印象ですがJohn Lobb(ジョン・ロブ)の場合は元々の素肌が美しいといった印象です。
John Lobb(ジョン・ロブ)Hermes(エルメス)の傘下であるため、革の選別自体もタンナーから最上級のものを供給されていると思われますし製造過程での選別と言いますか革の使い方が妥協を許さない感じでいい部分しか使っていない印象があります。
クオリティーコントロールも素晴らしく、サブスタンダード品(工場の検品で正規品から外されたもの)などでも通常使用には全く気にならない程度のものが販売されていることから考えても信頼できるメーカーであることがわかります。ラストは7000になります。2001年に登場したラストで以前までの主力だった8695ラストに比べると若干ロングノーズ気味でスマートな印象があります。
8695ラストは昔ながらの英国靴といった印象の少し丸みのあるトゥになります)

もっちりとした革質であることが写真からでもわかると思います
シームレスのヒール
半カラス、チャネル仕様(ビンテージスチールは後付けです)

購入店舗

購入はパリの左岸サン・ジェルマンデプレ近くにある店舗になります。
右岸のパリの中でも何店舗かありますが左岸の方が静かな印象で個人的には好きです。
近くにはエドワードグリーンやJM WESTON,PARABOOTなど好きな靴のお店もありウィンドウショッピングだけでも楽しめるところになります。

最後に

今回は、John Lobb(ジョン・ロブ)のPhillip II(フィリップ II)をご紹介しました。
John Lobbは革質ももちろん素晴らしいのですが靴の作りが同じ英国靴のEdward Greenに比べるとしっかりしていて安心して履いていられる靴だと思います。
(Edward Greenが悪いわけでなくJohn Lobbにない色気を感じさせる素晴らしい靴だと思っています。)

また、この靴は10年近く前に会社の仲の良い同僚夫妻がパリに旅行に行くということで急遽現地で合流、食事などを共にした私個人では中々ない経験の中で購入した思い出深い靴になります。
 今は会社を退職してスーツなどを着る機会がないので出番がありませんが早く履ける機会を作ることができればと思います。

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