北海道のお土産といえば数多くの定番品がありますが、今回ご紹介するのは新ひだか町発の『元祖三石羊羹』です。競走馬のイラストが描かれた可愛らしいパッケージは、馬産地らしさが感じられる魅力の一つ。小ぶりなサイズ感で荷物の負担にもならないので、旅行先や職場へのお土産にもぴったりです。今回は、そんな『元祖三石羊羹』の魅力をご紹介していきます。
「元祖三石羊羹」とは
『元祖三石羊羹』は、北海道新ひだか町三石地区で長年愛され続けている伝統的な羊羹です。もっちりとした食感と上品な甘さが特徴で、昔ながらの製法を守りながら丁寧に作られています。通常の羊羹には、十勝産の「エリモ小豆」が使用されており、その豊かな風味が羊羹に深みを与えています。
新ひだか町は日本屈指の競走馬の産地として有名で、パッケージには競走馬のイラスト(おがわじゅりさん作)が描かれており、地域の特色を感じることができます。シンプルで温かみのあるデザインは、お土産としても印象的です。
八木菓子舗について
八木菓子舗は、1910年(明治43年)創業の北海道内でも有数の老舗和菓子店です。北海道新ひだか町三石地区に店を構え、地元に根付いたお菓子作りを続けており、看板商品である『元祖三石羊羹』は長年地元の人々や観光客に愛されているようです。
昔ながらの製法を大切にし、素材選びから製造まで丁寧に行うことで、素朴ながらも深い味わいの羊羹を提供しています。
購入できる場所について
こちらの商品は、新冠温泉ホテルヒルズ内のお土産物屋さんで購入しました。その他には、静内のイオンにあるご当地名産コーナーや、道の駅サラブレッドロード新冠で見かけることができました。
馬のイラストが描かれたパッケージがあるかどうかは不明ですが、八木菓子舗さんの公式ホームページによると、札幌では三越札幌店、丸井今井、北海道どさんこプラザ札幌店、苫小牧・室蘭では北海道キヨスク売店、日高管内ではセイコーマート各店やマックスバリュ静内店、東京では北海道どさんこプラザ有楽町店で購入できるとのことです。さらに、八木菓子舗さんのホームページから直接購入することも可能です。
実際のお味は
『元祖三石羊羹』
まずは定番の『元祖三石羊羹』。切り分けてみると、羊羹らしいキメの細かさが際立ちます。
一口食べるとしっかりとした甘さが口の中に広がり、濃いめの緑茶との相性が抜群でした。
上品な甘味が特徴で、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる羊羹でした。
『いちご羊羹』
続いて『いちご羊羹』をいただきました。切り分けた断面は、ほんのり赤みがかった色合いでした。
口に運ぶとふわっといちごの香りが広がります。さらに、いちごの種のようなプチッとした食感がアクセントになり、通常の小豆羊羹よりもさっぱりとした後味が特徴的です。
紅茶やコーヒーと合わせても美味しくいただけそうな羊羹でした。
『チョコいちご羊羹』
最後に試したのは『チョコいちご羊羹』。鼻を近づけると、ほのかにチョコの香りが漂いますが、いちごの香りは控えめな印象。一口食べると、いちごの風味と軽いチョコレートの風味が絶妙に混ざり合い、洋風の羊羹として楽しめます。甘さも程よく、特にコーヒーとの相性が良さそうで、午後のティータイムにもぴったりです。
どの羊羹もそれぞれ個性があり、食べ比べる楽しさがあります。定番の『元祖三石羊羹』に加え、いちごやチョコいちごなどの変わり種も一緒に購入するのがおすすめです。
最後に
今回は、新ひだか町にある老舗和菓子店が手掛ける『元祖三石羊羹』をご紹介しました。これまで浦河方面に車で向かう際に店舗を目にして気になっていたのですが、今回ついに購入し、その味を堪能することができました。北海道の恵みをふんだんに活かした、上品で美味しい和菓子だと実感しました。
また、競走馬がデザインされたパッケージは、この土地ならではの特色が詰まっていて、競馬好きの方へのお土産にもぴったりだと思います。購入できる場所が北海道内でも限られているため、見つけた際にはぜひ一度お試しいただければと思います。北海道の旅の思い出に、特別な一品を加えてみてはいかがでしょうか?