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【宿泊レビュー】ザ・シロヤマテラス津山別邸

旅行(Travel)

今回は、JR西日本の「大阪発サイコロきっぷ」で決まった行き先である岡山県津山を訪れ、以前から気になっていたホテル「ザ・シロヤマテラス津山別邸」に宿泊しました。

津山市内の中心部に位置し、津山城跡を目の前に望む絶好のロケーションを誇るこちらのホテルは、比較的新しく、モダンな施設が魅力です。また、最上階には露天風呂付きの大浴場があり、旅の疲れを癒しながらゆったりとした時間を過ごすことができました。

今回は、この「ザ・シロヤマテラス津山別邸」の魅力を詳しく紹介していきたいと思います。

今回の予約

今回の宿泊予約は「Yahoo!トラベル」を利用して手配しました。選んだ部屋のタイプは「【レギュラーフロア】モデレートツイン」です。部屋の広さはコンパクトながらも、必要な設備が整っており快適に過ごせる空間でした。

また、ホテルの朝食が非常に評判が良かったため、朝食付きプランを選択。PayPayポイントを即時充当することで、宿泊料金は大人2名で22,090円となりました。なお、この金額には入湯税300円が含まれていますが、こちらは現地のチェックイン時に支払う形式となっています。

チェックイン時間は15:00、チェックアウト時間は11:00です。

ロケーション

立地としては津山駅から徒歩約10分と少し距離がありますが、大きな荷物がなければ問題なく歩ける範囲です。また、事前予約が必要ですが、駅からホテルまでの送迎サービスも利用可能なので、荷物が多い場合や移動を楽にしたい場合にはこちらのサービスを検討するのも良いと思います。

津山は岡山駅から電車で約1時間30分かかる場所で、電車の本数も1時間に1本程度と限られているため、公共交通機関よりも車で訪れる方が多い印象です。大阪、四国、広島方面からも車で2~3時間程度でアクセス可能なため、津山観光が目的であれば車での移動が便利だと思います。

さらに、このホテルでは宿泊者に対して24時間無料の駐車場を提供しており、電気自動車(EV)用の充電器も設置されています。ただし、EVの充電器は事前予約制で、ポルシェの場合は無料で利用可能ですが、それ以外のメーカーの車両では有料となる場合があります。車での訪問者にも配慮された設備が整っている点は好印象です。

ザ・シロヤマテラス津山別邸
〒708-0022 岡山県津山市山下(さんげ)30番地1
TEL:0570-078857
最寄り駅は
JR 津山駅から徒歩約10分(送迎もあります)
車の場合
津山ICまたは院庄ICより車で約10分
岡山空港より車で約70分

部屋

今回は、禁煙の【レギュラーフロア】モデレートツインに宿泊しました。部屋の広さはコンパクトにまとめられており、機能的な印象を受けました。

バスルームはシャワーブースのみでしたが、館内には「城見SPA」という温泉施設があり、そちらを利用したため不便さは感じませんでした。温泉があるのは大きな魅力の一つです。

部屋の窓からは津山城址を一望できる絶景が広がり、開放感たっぷりでとても印象的でした。窓際でゆったりと景色を楽しむ時間は、宿泊中の大きな楽しみとなりました。

ただ、一点残念だったのは、ホテルの目の前が津山の中では比較的大きな道路に面しているため、夕方は学生が多く歩いている様子や、夜間は車の音が少し気になることがあった点です。この点が気になる方は、事前に部屋の位置について相談するのも良いかもしれません。

室内
部屋から津山城址の風景
部屋から夜の津山城址の風景
洗面所とトイレ
レインシャワーのあるシャワーブース
洗面所に備え付けの化粧水など
洗面所にあるアメニティ

館内施設

館内施設も大変充実しており、津山での初めての滞在ながら、津山の魅力をしっかりと感じることができました。以下では、私自身が実際に利用した施設についてご紹介します。

みまさかマルシェ

館内には、地元岡山県の特産品や名産品を厳選したマルシェがありました。ホテルメイドのケーキや焼き菓子をはじめ、岡山らしさを感じるグローサリーや、津山の伝統工芸「横野和紙」や「作州絣」をアレンジした商品など、こだわりの逸品が並んでいます。

普段から岡山を訪れる機会は多いのですが、津山周辺の名産品にはまだまだ知らないものが多く、今回新たな発見がありました。魅力的な商品がたくさんあり、いくつかお土産として購入しました。これらの品々を通じて、津山の魅力を改めて感じることができました。

営業時間:10:00-20:00

城見SPA

温泉

ホテルの8階にある「城見SPA」は、津山市にある「百々(どうどう)温泉」の湯を利用しています。公式には記載がありませんが、現地から温泉を輸送して使用しているようです。

設備の概要
内風呂にはジェットバスが設置されており、リラックス効果を楽しめます。露天風呂は水深がやや深めで、寝湯のスペースも設置されています。さらに、サウナと水風呂も完備されており、多彩なリラクゼーションが可能です。

眺望について
ガラス張りの窓からは津山城跡を一望できる設計ですが、木製のブラインドが設置されているため、クリアな景観を楽しむのは少し難しいかもしれません。ただし、角度を工夫すれば城跡を眺めることができます。特に日没から22時までは城跡がライトアップされるので、夜の入浴時には幻想的な景色を楽しむことができます。

男女の湯の入れ替え
夜と朝で女湯と男湯が入れ替わるシステムになっています。基本的な構造は同じですが、浴場の配色や津山城跡が見える角度が異なるため、それぞれの特徴を楽しむことができました。この点も非常に良かったと感じました。

夜のライトアップや朝の清々しい景色を楽しむことができる「城見SPA」は、訪れた際にはぜひ利用したい施設の一つです。

入浴時間13:30 – 24:00 6:00 – 10:00

湯上りラウンジ

湯上りラウンジ
湯上りラウンジ
湯上りラウンジから津山城址の眺め

お風呂上がりには、畳敷きのラウンジでゆったりと休憩することができます。ラウンジ内にはソファや椅子が配置されており、湯上がりのひとときを快適に過ごせます。また、湯上がりのドリンクとして提供されている「黒豆茶」と「マスカット酢」を無料で楽しむことができ、体をリフレッシュさせるのにぴったりです。
※ドリンクは時期によって異なると思います。

ラウンジにはバルコニーも併設されており、こちらにはソファが設置されています。このバルコニーからは津山城跡の素晴らしい眺望を楽しむことができ、昼間はもちろん、夜のライトアップされた城跡も絶景です。お風呂上がりに一息つきながら、贅沢な景色を堪能できるのは、このホテルならではの魅力の一つだと感じました。

朝食

こちらのホテルでは、朝食ブッフェが特におすすめです。津山市内には朝食を楽しめるお店が少ない印象なので、ホテルでの朝食を強くお勧めします。

朝食は、津山や岡山の地元の味覚を取り入れたブッフェ形式で、洋食・和食の定番メニューに加え、岡山の名物「卵かけご飯」(醤油にニラや生姜が入ったもの)や、岡山ご当地グルメの「ひるぜんやきそば」などが楽しめます。
また、地元のお母さんが握ってくださる一口大のおにぎりもあり、津山の名物「そずり肉のしぐれ煮」を入れていただくことができます。魅力的な料理が多く、何度もおかわりに行ってしまいました。

朝食バイキングの食材

ドックフレンドリー

こちらのホテルは、愛犬と一緒に宿泊できる「ドッグフレンドリーなホテル」としても知られています。愛犬家の方にとっては、旅行先でも大切なペットと快適に過ごせる充実した施設が魅力です。

客室には専用の露天風呂付きテラスがあり、他の宿泊者に気兼ねすることなくリラックスできます。また、愛犬用のアメニティも豊富に用意されており、快適な滞在をサポートしてくれます。さらに、客室フロアへはドッグフレンドリーフロア専用のエレベーターでアクセスできるうえ、同フロアにはドッグランも併設されています。

チェックインの際には、ワンちゃん専用のペットカートに乗せて館内に入ることができます。ペットカートにはワンちゃんの似顔絵と名前が描かれていて、とても可愛らしく印象的でした。

私自身は今回ワンちゃん連れではありませんでしたが、エレベーターや動線がペット連れ用とそうでない方用にしっかり分かれているため、ペット好きの方だけでなく、ペットが苦手な方にも配慮が行き届いていると感じました。愛犬家の方にも、それ以外の方にも快適な滞在が叶うホテルです。

最後に

今回は、岡山県津山市にある「ザ・シロヤマテラス津山別邸」での滞在についてお伝えしました。

津山は城跡がある歴史的な街で、大きなアーケードなどもありますが、全体的に少し活気に欠ける印象を受けました。しかし、今回の滞在を通じて、津山にはまだまだ多くの魅力があると感じています。このホテルもその一つで、快適さだけでなく地域の魅力を伝えてくれる素晴らしい施設でした。

また、津山ならではの独自の食文化も素晴らしく、次回訪れる際にはさらに深く楽しみたいと思います。歴史やグルメを堪能できる津山の魅力を、皆さんにもぜひ体験していただきたいです。