ANAの「今週のトクたびマイル」は、対象路線が発表ごとに入れ替わる特典航空券キャンペーンです。羽田空港を普段お使いの方にとって気になるのは、「羽田発でどこへ行きやすいか」という点ではないでしょうか。
この記事では、2020年7月9日〜2026年8月5日の全262実施回分のデータをもとに、羽田発として整理した路線別・季節別・年度別の出現傾向を分析しています。
- 羽田発では多くの路線が対象になりますが、路線ごとに出現頻度は大きく異なります
- 季節や年度によっても、出現しやすい路線の顔ぶれは変わります
- 本記事では「全期間」と「直近52実施回」を分けて分析しています
- 過去の出現データは、将来の対象路線を保証するものではありません
※ANAの公式発表では対象路線は往復方向で選定されますが、本記事では羽田空港利用者が行き先を探しやすいよう「羽田発」として整理しています。
- 全期間では広島・佐賀・大分・庄内・富山の出現率が高めです
- 直近52実施回では、上位路線の顔ぶれが全期間とやや異なります
- 沖縄方面(那覇・宮古・石垣)は、夏より冬に出現率が高い傾向があります
- 北海道方面は路線によって季節傾向が異なり、一括りにはできません
- 路線別の出現率は年度によっても変化しています
羽田発で対象になりやすい路線ランキング
全262実施回のうち、各路線が対象になった回数と出現率です。直近52実施回(2025年3月13日〜2026年8月5日)の数値もあわせて掲載しています。
羽田発で出現率が高い路線 TOP10
| 順位 | 行き先 | 全期間出現回数 | 全期間出現率 | 直近52回出現回数 | 直近52回出現率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 広島 | 99回 | 37.8% | 24回 | 46.2% |
| 2 | 佐賀 | 97回 | 37.0% | 23回 | 44.2% |
| 3 | 大分 | 96回 | 36.6% | 24回 | 46.2% |
| 4 | 庄内 | 95回 | 36.3% | 23回 | 44.2% |
| 5 | 富山 | 94回 | 35.9% | 21回 | 40.4% |
| 6 | 小松 | 90回 | 34.4% | 16回 | 30.8% |
| 7 | 鳥取 | 90回 | 34.4% | 20回 | 38.5% |
| 8 | 岡山 | 89回 | 34.0% | 20回 | 38.5% |
| 9 | 秋田 | 89回 | 34.0% | 18回 | 34.6% |
| 10 | 大館能代 | 88回 | 33.6% | 18回 | 34.6% |
| 11 | 岩国 | 86回 | 32.8% | 20回 | 38.5% |
| 12 | 徳島 | 86回 | 32.8% | 17回 | 32.7% |
| 13 | 松山 | 84回 | 32.1% | 17回 | 32.7% |
| 14 | 宮崎 | 83回 | 31.7% | 20回 | 38.5% |
| 15 | 福岡 | 83回 | 31.7% | 13回 | 25.0% |
| 16 | 米子 | 82回 | 31.3% | 17回 | 32.7% |
| 17 | 新千歳 | 81回 | 30.9% | 13回 | 25.0% |
| 18 | 関空 | 81回 | 30.9% | 19回 | 36.5% |
| 19 | 高松 | 81回 | 30.9% | 15回 | 28.8% |
| 20 | 鹿児島 | 79回 | 30.2% | 17回 | 32.7% |
21位以下の路線を見る
| 順位 | 行き先 | 全期間出現回数 | 全期間出現率 | 直近52回出現回数 | 直近52回出現率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 21 | 山口宇部 | 78回 | 29.8% | 16回 | 30.8% |
| 22 | 熊本 | 77回 | 29.4% | 21回 | 40.4% |
| 23 | 高知 | 77回 | 29.4% | 14回 | 26.9% |
| 24 | オホーツク紋別 | 74回 | 28.2% | 14回 | 26.9% |
| 25 | 伊丹 | 73回 | 27.9% | 14回 | 26.9% |
| 26 | 長崎 | 73回 | 27.9% | 18回 | 34.6% |
| 27 | 中部 | 72回 | 27.5% | 12回 | 23.1% |
| 28 | 萩・石見 | 71回 | 27.1% | 16回 | 30.8% |
| 29 | 能登 | 66回 | 25.2% | 17回 | 32.7% |
| 30 | 八丈島 | 65回 | 24.8% | 22回 | 42.3% |
| 31 | 稚内 | 62回 | 23.7% | 14回 | 26.9% |
| 32 | 那覇 | 61回 | 23.3% | 9回 | 17.3% |
| 33 | 根室中標津 | 60回 | 22.9% | 14回 | 26.9% |
| 34 | 神戸 | 58回 | 22.1% | 8回 | 15.4% |
| 35 | 函館 | 49回 | 18.7% | 12回 | 23.1% |
| 36 | 宮古 | 46回 | 17.6% | 5回 | 9.6% |
| 37 | 釧路 | 46回 | 17.6% | 10回 | 19.2% |
| 38 | 帯広 | 39回 | 14.9% | 10回 | 19.2% |
| 39 | 旭川 | 38回 | 14.5% | 5回 | 9.6% |
| 40 | 石垣 | 38回 | 14.5% | 8回 | 15.4% |
| 41 | 北九州 | 35回 | 13.4% | 5回 | 9.6% |
| 42 | 女満別 | 26回 | 9.9% | 6回 | 11.5% |
羽田発では、広島・佐賀・大分・庄内・富山の5路線が全期間の出現率で35%を超えています。おおむね3実施回に1回以上の頻度で対象になっており、羽田発の中では比較的安定して登場してきた路線といえます。ランキング上位には、こうした地方都市路線が目立ちます。
一方で新千歳は17位、那覇は32位にとどまっています。利用者数の多い幹線や知名度の高い観光地ほど対象になりやすいわけではなく、全期間で見ると地方都市路線が上位を占めている点が羽田発の特徴です。
直近52実施回では、広島・大分がともに46.2%まで上昇しています。全期間の順位だけでなく直近の数値もあわせて見ることで、過去に多かった路線と、最近も引き続き多く登場している路線を分けて捉えられます。
羽田発は、知名度の高い人気路線よりも地方都市路線が上位に来やすいという特徴があります。旅行先を先に決めず「対象になりやすい路線から行き先を探す」使い方であれば、広島・佐賀・大分・庄内・富山あたりが候補に挙がりやすいでしょう。ただし、これは過去の傾向であり、次回以降の対象を保証するものではありません。
人気の行き先はどれくらい対象になる?
検索されやすい主要路線について、全期間・直近52実施回の出現率と、季節による違いをまとめました。
| 行き先 | 全期間出現率 | 直近52回出現率 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|
| 新千歳 | 30.9% | 25.0% | 秋 | 夏 |
| 福岡 | 31.7% | 25.0% | 秋 | 冬 |
| 那覇 | 23.3% | 17.3% | 冬 | 夏 |
| 函館 | 18.7% | 23.1% | 冬 | 春 |
| 宮古 | 17.6% | 9.6% | 冬 | 夏 |
| 石垣 | 14.5% | 15.4% | 冬 | 夏 |
| 鹿児島 | 30.2% | 32.7% | 秋 | 冬 |
| 大阪(伊丹) | 27.9% | 26.9% | 夏 | 春 |
| 大阪(関西/関空) | 30.9% | 36.5% | 冬 | 秋 |
福岡・新千歳は、全期間ではいずれも約3割の出現率ですが、直近52実施回ではともに25.0%まで下がっています。全期間の数値だけで「出やすい路線」と判断すると、直近の実態とずれる場合があります。
那覇・宮古・石垣は、検索されやすい人気観光地ですが、全期間の総合順位では上位には入っていません。人気観光地をトクたびマイルで狙う場合は、総合順位よりも後述する季節ごとの出現率を確認する方が実態に近いと考えられます。
また、大阪方面は伊丹(27.9%)・関空(30.9%)・神戸(22.1%)の3空港に分かれて対象になっています。個別路線だけで見ると目立ちませんが、大阪方面全体としてはまとまった出現機会があるといえます。
季節によって対象路線は変わる?
季節区分は春(3〜5月)・夏(6〜8月)・秋(9〜11月)・冬(12〜2月)です。各季節の出現率は「その季節に出現した回数 ÷ その季節の全実施回数」で算出しています。色は全路線共通の5段階固定スケールで、色だけでなく数値も表示しています。
| 行き先 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 | 季節差 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 広島 | 33.3% | 39.2% | 41.1% | 36.4% | 7.8pt | 秋 | 春 |
| 佐賀 | 31.7% | 40.5% | 39.7% | 34.5% | 8.9pt | 夏 | 春 |
| 大分 | 30.0% | 39.2% | 35.6% | 41.8% | 11.8pt | 冬 | 春 |
| 庄内 | 31.7% | 37.8% | 35.6% | 40.0% | 8.3pt | 冬 | 春 |
| 富山 | 36.7% | 40.5% | 34.2% | 30.9% | 9.6pt | 夏 | 冬 |
| 小松 | 30.0% | 39.2% | 32.9% | 34.5% | 9.2pt | 夏 | 春 |
| 鳥取 | 25.0% | 43.2% | 30.1% | 38.2% | 18.2pt | 夏 | 春 |
| 岡山 | 35.0% | 32.4% | 31.5% | 38.2% | 6.7pt | 冬 | 秋 |
| 秋田 | 35.0% | 29.7% | 31.5% | 41.8% | 12.1pt | 冬 | 夏 |
| 大館能代 | 28.3% | 44.6% | 31.5% | 27.3% | 17.3pt | 夏 | 冬 |
| 岩国 | 28.3% | 28.4% | 35.6% | 40.0% | 11.7pt | 冬 | 春 |
| 福岡 | 30.0% | 35.1% | 37.0% | 21.8% | 15.2pt | 秋 | 冬 |
| 新千歳 | 30.0% | 20.3% | 39.7% | 34.5% | 19.5pt | 秋 | 夏 |
| 関空 | 30.0% | 32.4% | 28.8% | 32.7% | 4.0pt | 冬 | 秋 |
| 鹿児島 | 31.7% | 28.4% | 34.2% | 25.5% | 8.8pt | 秋 | 冬 |
| 伊丹 | 21.7% | 35.1% | 24.7% | 29.1% | 13.5pt | 夏 | 春 |
| 那覇 | 28.3% | 5.4% | 28.8% | 34.5% | 29.1pt | 冬 | 夏 |
| 函館 | 13.3% | 14.9% | 16.4% | 32.7% | 19.4pt | 冬 | 春 |
| 宮古 | 16.7% | 9.5% | 17.8% | 29.1% | 19.6pt | 冬 | 夏 |
| 石垣 | 11.7% | 1.4% | 16.4% | 32.7% | 31.4pt | 冬 | 夏 |
全42路線の季節別データを見る
| 行き先 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 | 季節差 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 徳島 | 31.7% | 31.1% | 32.9% | 36.4% | 5.3pt | 冬 | 夏 |
| 松山 | 30.0% | 29.7% | 32.9% | 36.4% | 6.6pt | 冬 | 夏 |
| 宮崎 | 36.7% | 32.4% | 28.8% | 29.1% | 7.9pt | 春 | 秋 |
| 米子 | 30.0% | 32.4% | 27.4% | 36.4% | 9.0pt | 冬 | 秋 |
| 高松 | 30.0% | 29.7% | 35.6% | 27.3% | 8.3pt | 秋 | 冬 |
| 山口宇部 | 31.7% | 24.3% | 30.1% | 34.5% | 10.2pt | 冬 | 夏 |
| 熊本 | 26.7% | 28.4% | 28.8% | 34.5% | 7.9pt | 冬 | 春 |
| 高知 | 28.3% | 24.3% | 28.8% | 38.2% | 13.9pt | 冬 | 夏 |
| オホーツク紋別 | 26.7% | 36.5% | 31.5% | 14.5% | 21.9pt | 夏 | 冬 |
| 長崎 | 21.7% | 23.0% | 34.2% | 32.7% | 12.6pt | 秋 | 春 |
| 中部 | 25.0% | 25.7% | 27.4% | 32.7% | 7.7pt | 冬 | 春 |
| 萩・石見 | 31.7% | 25.7% | 30.1% | 20.0% | 11.7pt | 春 | 冬 |
| 能登 | 15.0% | 33.8% | 28.8% | 20.0% | 18.8pt | 夏 | 春 |
| 八丈島 | 30.0% | 17.6% | 23.3% | 30.9% | 13.3pt | 冬 | 夏 |
| 稚内 | 16.7% | 20.3% | 27.4% | 30.9% | 14.2pt | 冬 | 春 |
| 根室中標津 | 21.7% | 16.2% | 27.4% | 27.3% | 11.2pt | 秋 | 夏 |
| 神戸 | 23.3% | 13.5% | 23.3% | 30.9% | 17.4pt | 冬 | 夏 |
| 釧路 | 20.0% | 6.8% | 21.9% | 23.6% | 16.9pt | 冬 | 夏 |
| 帯広 | 25.0% | 10.8% | 13.7% | 10.9% | 14.2pt | 春 | 夏 |
| 旭川 | 16.7% | 10.8% | 15.1% | 16.4% | 5.9pt | 春 | 夏 |
| 北九州 | 15.0% | 16.2% | 13.7% | 7.3% | 8.9pt | 夏 | 冬 |
| 女満別 | 15.0% | 4.1% | 9.6% | 12.7% | 10.9pt | 春 | 夏 |
ヒートマップは、色が暖色(黄〜オレンジ)に近いほど出現率が高いことを示しています。表を横に見ていくと、季節を問わず似た濃さが続く「通年安定型」の路線と、特定の季節だけ濃くなる「季節変動型」の路線を区別できます。
今回のデータでは、季節差が10ポイント未満の路線が17路線あり、こうした路線は旅行時期を問わず候補になりやすいと考えられます。反対に季節差が20ポイント以上ある路線は3路線あり、繁忙期・閑散期の影響を受けている可能性があります。
ただし、ANAは対象路線の選定理由を公表していません。季節による出現率の違いが需要の繁閑だけを反映しているとは断定できず、あくまで過去データから読み取れる傾向として捉えてください。
沖縄方面は夏より冬に出やすい
那覇・宮古・石垣の3路線は、いずれも夏の出現率より冬の出現率が高くなっています。特に石垣・那覇は季節差が大きく、冬場に対象になりやすい傾向がうかがえます。
- 石垣:季節差 31.4pt(最も高い季節:冬、最も低い季節:夏)
- 那覇:季節差 29.1pt(最も高い季節:冬、最も低い季節:夏)
- 宮古:季節差 19.6pt(最も高い季節:冬、最も低い季節:夏)
石垣:冬32.7%/夏1.4%、那覇:冬34.5%/夏5.4%、宮古:冬29.1%/夏9.5%と、那覇・宮古・石垣はいずれも冬の出現率が夏を大きく上回っています。夏休みなど旅行需要が高まりやすい時期に出現率が下がり、冬に高くなるという共通の傾向が見られます。
沖縄旅行をトクたびマイルで検討する場合、夏だけを基準にすると対象路線が見つかりにくく感じられるかもしれません。過去データを見る限り、秋から冬にかけても確認しておく価値があるといえます。
ただし、これは過去262実施回の傾向であり、将来の出現を保証するものではありません。旅行時期を決める際の参考情報の一つとして捉えてください。
那覇・宮古・石垣は、夏よりも冬に出現率が高くなる傾向が過去データから確認できます。沖縄方面をトクたびマイルで狙うなら、夏だけでなく秋・冬の時期もあわせてチェックすると、対象になった実績を見つけやすくなります。
北海道方面は路線によって傾向が異なる
新千歳・釧路・帯広は、いずれも夏(20.3%・6.8%・10.8%)の出現率が他の季節より低めです。一方でオホーツク紋別は夏が36.5%と、他の道内路線と異なり夏の出現率が比較的高くなっています。
このように、同じ北海道方面でも新千歳のような幹線と、道東・道北の地方路線とでは季節による出方が違います。「北海道方面は夏に少ない」と一括りにはできません。
北海道旅行を検討する読者は、北海道全体としてではなく、目的地となる空港ごとに季節傾向を確認することをおすすめします。
新千歳・釧路・帯広は夏に出現率が下がる一方、オホーツク紋別のように夏でも比較的出現率が高い路線があります。北海道方面をまとめて「夏は少ない」と判断せず、行き先ごとに季節別の数値を確認することをおすすめします。
年度によって対象になりやすい路線は変わる?
年度は4月始まりで集計しています。主な比較期間は2021〜2025年度です。2020年度はCSVの集計開始途中、2026年度は年度途中のため、参考値として扱ってください。
| 行き先 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 広島 | 30.4% | 31.2% | 40.9% | 38.8% | 36.7% | 44.2% | 50.0% ※途中(母数6) |
| 大分 | 17.4% | 31.2% | 38.6% | 42.9% | 32.7% | 46.5% | 50.0% ※途中(母数6) |
| 八丈島 | 0.0% | 0.0% | 13.6% | 38.8% | 38.8% | 46.5% | 16.7% ※途中(母数6) |
| 宮崎 | 26.1% | 27.1% | 31.8% | 28.6% | 34.7% | 44.2% | 0.0% ※途中(母数6) |
| 新千歳 | 52.2% | 37.5% | 34.1% | 22.4% | 26.5% | 27.9% | 0.0% ※途中(母数6) |
| 那覇 | 47.8% | 25.0% | 20.5% | 18.4% | 22.4% | 16.3% | 33.3% ※途中(母数6) |
| 宮古 | 17.4% | 22.9% | 22.7% | 26.5% | 6.1% | 9.3% | 16.7% ※途中(母数6) |
| 旭川 | 13.0% | 22.9% | 18.2% | 12.2% | 12.2% | 9.3% | 0.0% ※途中(母数6) |
広島は2021〜2025年度のいずれの年度でも30%台後半から40%台の水準を保っており、複数年度にわたって比較的高い出現率が続いています。大分・宮崎は2025年度に出現率が高くなっており、直近で対象になる機会が増えている路線です。
特に変化が大きいのは八丈島です。2021年度は0.0%でしたが、2025年度には46.5%まで上昇しており、年度によって出現傾向が大きく変わることが分かります。反対に新千歳・那覇・宮古・旭川は、全期間で見ると一定の出現率がありながら、年度によっては大きく落ち込む年もあります。
このように、全期間の平均的な出現率だけでは直近の傾向をつかみきれません。行き先を検討する際は、全期間の順位とあわせて年度別の推移も確認することをおすすめします。なお2026年度は母数が6回と少ないため、他の年度と単純に比較する対象には含めていません。
直近52実施回から見る羽田発路線の出現パターン
ここでは、現在の連続不出現数ではなく、2025年3月13日〜2026年8月5日の固定した直近52実施回のデータを分析しています。
短い間隔で安定して対象になった路線
直近52実施回のうち、比較的短い間隔で繰り返し対象になった路線です。「出現間の最長不出現数」は、出現と次の出現の間に挟まれた不出現実施回数のみを対象としており、集計期間の先頭・末尾にはみ出す不出現は含めていません。
| 行き先 | 出現回数 | 出現率 | 出現間の最長不出現数 | 不出現中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 大分 | 24回 | 46.2% | 3回 | 1回 |
| 広島 | 24回 | 46.2% | 4回 | 1回 |
| 佐賀 | 23回 | 44.2% | 5回 | 1.0回 |
| 八丈島 | 22回 | 42.3% | 4回 | 1回 |
| 富山 | 21回 | 40.4% | 3回 | 1.0回 |
| 鳥取 | 20回 | 38.5% | 4回 | 2回 |
大分・広島はいずれも直近52実施回のうち24回対象になっており、不出現の中央値は1回です。対象になった翌週、あるいはその次の週には再び対象になることが多く、比較的短い間隔で繰り返し登場してきた路線といえます。
ただし、これは「毎回対象になる」という意味ではありません。あくまで直近52実施回における傾向であり、今後も同じ間隔で対象になり続けるとは限りません。
直近52実施回で連続出現が多かった路線
「出現した次の実施回にも同じ路線が出現した割合」を連続出現率としてまとめました。一度出ると連続しやすいと断定するものではなく、あくまで過去の観測結果です。
| 行き先 | 出現回数 | 翌回も出現した回数 | 連続出現率 | 最長連続出現 |
|---|---|---|---|---|
| 広島 | 24回 | 8回 | 33.3% (8回/24回) | 4回 |
| 庄内 | 23回 | 7回 | 30.4% (7回/23回) | 4回 |
| 大館能代 | 18回 | 5回 | 27.8% (5回/18回) | 2回 |
| 萩・石見 | 16回 | 4回 | 25.0% (4回/16回) | 4回 |
| 長崎 | 18回 | 4回 | 22.2% (4回/18回) | 3回 |
| 伊丹 | 14回 | 3回 | 21.4% (3回/14回) | 2回 |
※能登線:震災後の運休・減便など特殊な運航状況の影響を受けているため、直近52実施回の連続出現比較から除外しています。
広島は翌回も対象になった回数が8回/24回で連続出現率33.3%、庄内は7回/23回で30.4%となっています。他の路線と比べると連続して対象になった実績が多い路線です。
とはいえ、連続出現率が高いからといって次回の対象を保証するものではありません。「前回対象だったから次も出る」と判断するのではなく、あくまで過去にそうした実績が多かった、という参考情報として捉えてください。
対象になる間隔が長かった路線
直近52実施回で、対象になる間隔が比較的長かった路線です。「出現間の最長不出現数」の定義は上表と同じです。
| 行き先 | 出現回数 | 出現率 | 出現間の最長不出現数 | 不出現中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 宮古 | 5回 | 9.6% | 23回 | 4.5回 |
| 女満別 | 6回 | 11.5% | 21回 | 8回 |
| 石垣 | 8回 | 15.4% | 21回 | 1回 |
| 那覇 | 9回 | 17.3% | 20回 | 2.0回 |
| 釧路 | 10回 | 19.2% | 15回 | 2回 |
| 旭川 | 5回 | 9.6% | 11回 | 6.5回 |
宮古・女満別・旭川は出現回数自体が少ない「低頻度型」で、対象になる間隔が全体的に長めです。一方、那覇・石垣は季節が集中すればまとまって出現し、出ない時期は長く空く「季節集中型」といえます。
例えば石垣は不出現の中央値が1回と短い一方、出現間の最長不出現数は21回に達しています。中央値だけを見ると出現しやすい印象を受けますが、最長値もあわせて見ることで、出現が特定の時期に偏っていることが分かります。
大分・広島は短い間隔で繰り返し対象になり、広島・庄内は連続出現の実績も多く見られました。一方で宮古・女満別・旭川のように出現自体が少ない路線、那覇・石垣のように季節によって出現が偏る路線もあります。いずれも直近52実施回における観測結果であり、次回の対象を保証するものではありません。
最近は「東京」指定で利用できる空港の選択肢が広がった
これまでの分析は、羽田が個別の空港名として指定された実績にもとづいています。2026年7月29日以降、対象路線が個別の空港名ではなく「東京」という都市圏単位で指定されるケースが確認されるようになりました。
「東京」は羽田・成田のうち特定の1空港を意味するものではなく、対象となる航路が存在する場合に、羽田・成田のいずれからも利用できる可能性がある指定です。行き先によっては羽田・成田のうち一部の空港でしか実際には利用できないこともあるため、「東京指定=羽田・成田どちらからでも必ず利用できる」という意味ではありません。
成田発のANA国内線は「中部・新千歳・伊丹」の3路線に限られているため、これら以外の行き先であれば、実質的に羽田発の可能性が高いと考えられます。2026年7月29日〜9月2日の5実施回・62件の「東京」指定のうち、58件はこの3路線以外の行き先で、羽田発である可能性が非常に高いといえます。本記事の出現率データも、この考え方にもとづいて羽田発として算入し、継続更新しています。
一方、残り4件(中部・新千歳行き)は成田発の可能性も残るため、本記事の出現率には加算せず、参考情報として以下に別掲します。
「東京」指定のうち、成田発の可能性が残る実績
| 実施日 | 行き先 | マイル |
|---|---|---|
| 2026年8月5日 | 中部 | 6,000マイル |
| 2026年8月12日 | 中部 | 6,000マイル |
| 2026年8月12日 | 新千歳 | 7,500マイル |
| 2026年9月2日 | 中部 | 3,500マイル |
これまでの個別空港指定の実績と、この「東京」指定の実績は、集計の性質がやや異なるため、上記4件は本記事の出現率データには含めていません。今後「東京」指定が増えていく場合も、成田発の可能性がある行き先(中部・新千歳・伊丹)以外は引き続き羽田発として集計を継続する予定です。
集計方法と注意点
- 集計期間:2020年7月9日〜2026年8月5日
- 最終更新日:2026年7月29日
- 全実施回数:262回
- 出現率の分母:CSV内の全実施回数(262回)
- 直近52実施回:2025年3月13日〜2026年8月5日
- 季節区分:春=3〜5月/夏=6〜8月/秋=9〜11月/冬=12〜2月
- 年度は4月始まりです(最新年度は途中経過を含みます)
- サービス休止期間や、CSVに存在しない週は分母に含めていません
- ANAの対象路線は往復方向で利用できますが、本記事では羽田発として整理しています
- 「宮古島→宮古」「石垣島→石垣」「関西→関空」など、表記揺れを統一しています
- 2026年7月29日以降に「東京」として発表された実績のうち、成田発の可能性がある行き先(中部・新千歳・伊丹)を除いたものは羽田発として算入しています
- 過去の出現率は、将来の対象路線を保証するものではありません
- ANAは対象路線の選定基準を公開しているわけではありません
- 災害・運休・減便・新規就航など特殊事情のある路線は、比較から除外する場合があります
羽田発のトクたびマイルを過去データから見ると
- 全期間では広島・佐賀・大分・庄内・富山の出現率が高くなっています
- 羽田発は、人気幹線よりも地方都市路線が上位になりやすい傾向があります
- 新千歳・那覇など人気路線は、総合順位だけでなく季節別・年度別の数値もあわせて見る必要があります
- 沖縄方面(那覇・宮古・石垣)は、夏より冬に出現率が高くなっています
- 北海道方面は路線によって季節傾向が異なり、一括りにはできません
- 直近52実施回では、大分・広島などが比較的安定して対象になっていました
- 過去データは、次回の対象路線を保証するものではありません
羽田発では、行き先を固定せず「対象になりやすい路線から旅行先を選ぶ」使い方と相性があります。一方、北海道や沖縄など行き先が決まっている場合は、全期間の出現率だけでなく、季節別・年度別・直近52実施回を合わせて確認するのがおすすめです。
今週のANAトクたびマイル対象路線もあわせてご確認ください。
羽田滞在のホテル探しは、掲載施設数国内最大級(約17,000施設)の【ヤフートラベル】が探しやすくおすすめです。



