ANAの「今週のトクたびマイル」は、対象路線が発表ごとに入れ替わる特典航空券キャンペーンです。富山空港を普段お使いの方にとって気になるのは、「富山発でどこへ行きやすいか」という点ではないでしょうか。
この記事では、2020年7月9日〜2026年8月5日の全262実施回分のデータをもとに、富山発として整理した路線別・季節別・年度別の出現傾向を分析しています。
- 富山発では多くの路線が対象になりますが、路線ごとに出現頻度は大きく異なります
- 季節や年度によっても、出現しやすい路線の顔ぶれは変わります
- 本記事では「全期間」と「直近52実施回」を分けて分析しています
- 過去の出現データは、将来の対象路線を保証するものではありません
※ANAの公式発表では対象路線は往復方向で選定されますが、本記事では富山空港利用者が行き先を探しやすいよう「富山発」として整理しています。
- 羽田は全期間35.9%・直近52実施回40.4%で1位です。新千歳は全期間13.4%・直近15.4%で2位で、羽田が22.5ポイント上回っています
- 今回の過去データで富山との対象実績を確認できた個別空港は、羽田・新千歳の2路線だけでした
- 全期間と直近52実施回で順位は変わらず、羽田・新千歳の順に並んでいます。出現率の水準も大きくは変わっていません
- 実績を確認できた2路線はいずれも直近52実施回の安定型条件を満たしています
- 羽田・新千歳とも最高季節と最低季節の差は約10ptで、今回のデータでは強い季節偏重は確認されませんでした
- 小松発は4路線、新潟発は5路線に実績があるのに対し、富山発は羽田・新千歳の2路線に集約されています
富山発で対象になりやすい路線ランキング
全262実施回のうち、各路線が対象になった回数と出現率です。直近52実施回(2025年3月13日〜2026年8月5日)の数値もあわせて掲載しています。
富山発で出現率が高い路線 出現率ランキング
| 順位 | 行き先 | 全期間出現回数 | 全期間出現率 | 直近52回出現回数 | 直近52回出現率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 羽田 | 94回 | 35.9% | 21回 | 40.4% |
| 2 | 新千歳 | 35回 | 13.4% | 8回 | 15.4% |
富山発では、羽田の1路線が全期間の出現率で35%を超えています。富山発の中では比較的安定して登場してきた路線といえます。
直近52実施回では羽田が40.4%まで出現率が上がっています。全期間の順位だけでなく、直近の数値もあわせて見ることをおすすめします。
富山発は路線によって出現頻度に大きな差があります。旅行先を先に決めず「対象になりやすい路線から行き先を探す」使い方であれば、羽田・新千歳あたりが候補に挙がりやすいでしょう。ただし、これは過去の傾向であり、次回以降の対象を保証するものではありません。
羽田の全期間出現率は35.9%です。一方、富山発で確認された全路線の出現回数を合計すると129回で、そのうち羽田94回が72.9%を占めています。この「路線別構成比」は、各実施回を分母とする「出現率」とは異なる指標です。成田・伊丹・関空・神戸・中部・福岡・鹿児島・宮崎・熊本・長崎・函館・旭川・女満別・釧路については、今回のトクたびマイル過去データでは富山との個別空港実績が確認されませんでした。これはあくまで過去のトクたびマイル対象実績であり、富山空港のANA就航路線数を示すものではありません。
過去の傾向とあわせて、今週予約できる対象路線も確認できます

人気の行き先はどれくらい対象になる?
検索されやすい主要路線について、全期間・直近52実施回の出現率と、季節による違いをまとめました。
| 行き先 | 全期間出現率 | 直近52回出現率 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 35.9% | 40.4% | 夏 | 冬 |
| 新千歳 | 13.4% | 15.4% | 春 | 秋 |
ここで取り上げた2路線のうち、全期間の出現率が最も高いのは羽田(35.9%)、最も低いのは新千歳(13.4%)です。
直近52実施回の出現率は、いずれの路線もおおむね全期間の水準に近い範囲で推移しています。
総合順位が高い路線が、必ずしも検索需要の高い路線と一致するとは限りません。行き先を絞り込む際は、総合順位だけでなく季節別・直近の数値もあわせて確認することをおすすめします。
東京方面はどの程度対象になる?
羽田・成田について、全期間・直近52実施回の出現率と、季節別・年度別の傾向をまとめました。なお、2026年現在のANA夏ダイヤでも富山―羽田は運航路線として確認できています(過去のトクたびマイル実績とは別の情報です)。
| 行き先 | 全期間出現率 | 直近52回出現率 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 35.9% | 40.4% | 夏 | 冬 |
年度別出現率
| 行き先 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 30.4% | 35.4% | 29.5% | 38.8% | 36.7% | 44.2% | 16.7% ※途中(母数6) |
富山発の東京方面では、個別空港指定として羽田(全期間35.9%、直近52実施回40.4%)の実績が確認できます。
一方、直近では「東京」という都市圏指定も2件確認されており、今後は羽田の個別実績だけでなく、都市圏指定も別に確認する必要があります。
これは羽田を個別空港名として記録された実績であり、「東京」都市圏指定とは別の集計です。
北海道方面はどの程度対象になる?
北海道方面の候補を確認したところ、富山と実際に接続実績があるのは新千歳のみでした(函館・旭川・女満別・釧路は今回のCSV期間中、接続実績が確認できませんでした)。新千歳は全期間13.4%・直近52実施回15.4%です。
| 行き先 | 全期間出現率 | 直近52回出現率 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|
| 新千歳 | 13.4% | 15.4% | 春 | 秋 |
年度別出現率
| 行き先 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新千歳 | 0.0% | 4.2% | 25.0% | 14.3% | 14.3% | 18.6% | 0.0% ※途中(母数6) |
北海道方面では新千歳(13.4%)の実績のみが確認できます。
季節によって対象路線は変わる?
季節区分は春(3〜5月)・夏(6〜8月)・秋(9〜11月)・冬(12〜2月)です。各季節の出現率は「その季節に出現した回数 ÷ その季節の全実施回数」で算出しています。色は全路線共通の5段階固定スケールで、色だけでなく数値も表示しています。
| 行き先 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 | 季節差 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 36.7% | 40.5% | 34.2% | 30.9% | 9.6pt | 夏 | 冬 |
| 新千歳 | 16.7% | 13.5% | 9.6% | 14.5% | 7.1pt | 春 | 秋 |
ヒートマップは、色が暖色(黄〜オレンジ)に近いほど出現率が高いことを示しています。表を横に見ていくと、季節を問わず似た濃さが続く「通年安定型」の路線と、特定の季節だけ濃くなる「季節変動型」の路線を区別できます。
今回のデータでは、季節差が10ポイント未満の路線が2路線あり、こうした路線は旅行時期を問わず候補になりやすいと考えられます。反対に季節差が20ポイント以上ある路線は0路線あり、繁忙期・閑散期の影響を受けている可能性があります。
ただし、ANAは対象路線の選定理由を公表していません。季節による出現率の違いが需要の繁閑だけを反映しているとは断定できず、あくまで過去データから読み取れる傾向として捉えてください。
年度によって対象になりやすい路線は変わる?
年度は4月始まりで集計しています。主な比較期間は2021〜2025年度です。2020年度はCSVの集計開始途中、2026年度は年度途中のため、参考値として扱ってください。
| 行き先 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 30.4% | 35.4% | 29.5% | 38.8% | 36.7% | 44.2% | 16.7% ※途中(母数6) |
| 新千歳 | 0.0% | 4.2% | 25.0% | 14.3% | 14.3% | 18.6% | 0.0% ※途中(母数6) |
2021〜2025年度で比べると、新千歳は年度による変動が最も大きく、最高25.0%〜最低4.2%の範囲で推移しています。
一方、羽田は年度ごとの差が比較的小さく(29.5%〜44.2%)、年度をまたいで比較的安定して対象になってきた路線です。
全期間の平均的な出現率だけでは、直近年度の傾向をつかみきれません。行き先を検討する際は、年度別の推移もあわせて確認することをおすすめします。なお2026年度は母数が6回と少ないため、他の年度と単純に比較する対象には含めていません。
直近52実施回から見る富山発路線の出現パターン
ここでは、現在の連続不出現数ではなく、2025年3月13日〜2026年8月5日の固定した直近52実施回のデータを分析しています。
短い間隔で安定して対象になった路線
直近52実施回のうち、比較的短い間隔で繰り返し対象になった路線です。「出現間の最長不出現数」は、出現と次の出現の間に挟まれた不出現実施回数のみを対象としており、集計期間の先頭・末尾にはみ出す不出現は含めていません。
| 行き先 | 出現回数 | 出現率 | 出現間の最長不出現数 | 不出現中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 21回 | 40.4% | 3回 | 1.0回 |
| 新千歳 | 8回 | 15.4% | 15回 | 1回 |
羽田・新千歳は直近52実施回のうちそれぞれ21回・8回対象になっており、不出現の中央値も1.0回程度と短くなっています。比較的短い間隔で繰り返し登場してきた路線です。
ただし、これは「毎回対象になる」という意味ではありません。あくまで直近の傾向であり、今後も同じ間隔が続くとは限りません。
直近52実施回で連続出現が多かった路線
「出現した次の実施回にも同じ路線が出現した割合」を連続出現率としてまとめました。一度出ると連続しやすいと断定するものではなく、あくまで過去の観測結果です。
| 行き先 | 出現回数 | 翌回も出現した回数 | 連続出現率 | 最長連続出現 |
|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 21回 | 2回 | 9.5% (2回/21回) | 2回 |
羽田は翌回も対象になった回数が2回/21回で連続出現率9.5%となっており、他の路線と比べて連続して対象になった実績が目立ちます。
とはいえ、連続出現率が高いからといって次回の対象を保証するものではありません。「前回対象だったから次も出る」と判断するのではなく、過去の実績として捉えてください。
羽田・新千歳は短い間隔で繰り返し対象になり、羽田は連続出現の実績も見られました。今回は出現頻度が低い路線や季節に偏った路線は見られず、上位路線が安定して対象になっています。いずれも直近52実施回における観測結果であり、次回の対象を保証するものではありません。
最近の「東京」「大阪」都市圏指定について
「東京」指定として対象になったケース
富山は東京(羽田・成田)の構成空港ではありませんが、CSV内に富山と「東京」都市圏指定が直接結びついた実施回が確認できます。対象航路があれば羽田・成田のいずれからも利用できる可能性がある指定で、個別空港の出現率には加算していません。
| 実施日 | 都市圏 | 相手先 | マイル |
|---|---|---|---|
| 2026年7月29日 | 東京 | 富山 | 6000 |
| 2026年8月5日 | 東京 | 富山 | 6000 |
「大阪」都市圏指定の直接実績は、現在の集計期間では確認されていません。
小松・新潟など他の地方空港と比べると?
| 空港 | 接続実績路線数 | 上位3路線集中度 |
|---|---|---|
| 富山発 | 2路線 | 100.0% |
| 小松発 | 4路線 | 99.4% |
| 新潟発 | 5路線 | 70.4% |
| 秋田発 | 4路線 | 80.4% |
| 青森発 | 2路線 | 100.0% |
| 根室中標津発 | 2路線 | 100.0% |
| 釧路発 | 4路線 | 99.2% |
上位3路線への集中度を比べると、富山発(100.0%)が最も高く、次いで青森発(100.0%)・根室中標津発(100.0%)・小松発(99.4%)・釧路発(99.2%)・秋田発(80.4%)・新潟発(70.4%)の順です。富山発は接続実績のある路線数も2路線です。
富山発は接続実績のある個別空港(新千歳・羽田)の顔ぶれが根室中標津発と同じですが、路線ごとの出現率の差から、上位3路線への集中度は異なります。
富山発は接続実績のある路線数自体が2路線と少ないため、上位3路線集中度が100.0%と高くなるのは路線数の少なさによる面が大きく、路線数の多い空港と単純に比較できるものではありません。富山発の実態としては、羽田が全路線の出現回数のうち72.9%(路線別構成比)を占めている点の方が、集中度としての意味を持ちます。
同じ北陸の空港でも、実績の分布は大きく異なります。小松発(4路線: 羽田34.4%・福岡21.8%・新千歳12.6%・仙台0.4%)は羽田が1位ながら福岡・新千歳にも一定の実績があり、路線別構成比は羽田49.7%です。新潟発(5路線: 伊丹26.7%・新千歳20.2%・福岡14.9%・中部13.7%・那覇12.2%)は伊丹が1位で、複数路線に実績が分散する型です。一方、富山発は実績のある個別空港が羽田・新千歳の2路線のみで、羽田の路線別構成比は72.9%と、小松発よりもさらに羽田に偏った構造です。実績路線が2路線しかないため、上位3路線集中度(富山発100.0%)は比較指標としては扱っていません。
集計方法と注意点
- 集計期間:2020年7月9日〜2026年8月5日
- 最終更新日:2026年8月28日
- 全実施回数:262回
- 出現率の分母:CSV内の全実施回数(262回)
- 直近52実施回:2025年3月13日〜2026年8月5日
- 季節区分:春=3〜5月/夏=6〜8月/秋=9〜11月/冬=12〜2月
- 年度は4月始まりです(最新年度は途中経過を含みます)
- サービス休止期間や、CSVに存在しない週は分母に含めていません
- ANAの対象路線は往復方向で利用できますが、本記事では富山発として整理しています
- 富山が出発・到着どちらの行に記録されていても対象路線として両方向で集計しています(例: 「富山〜羽田」「羽田〜富山」のいずれの記録でも同じ路線として1つに統合)
- 同一搭乗開始日に同一路線が往復両方向で記録されていても、1実施回として重複排除しています
- 接続実績が確認できなかった路線は「出現率0%」ではなく比較対象から外しています(ANAの定期便自体が存在しない場合と、便はあるが対象実績が確認できない場合を区別できないため、本記事では実績が確認できた路線のみを集計対象としています)
- 「上位3路線集中度」は、各路線の出現回数を合計したうちの上位3路線が占める割合であり、各実施回を分母とする「出現率」とは異なる指標です
- 「宮古島→宮古」「石垣島→石垣」「関西→関空」など、表記揺れを統一しています
- 「東京」「大阪」のような都市圏単位の指定は、羽田・成田・伊丹・関空・神戸など個別空港の出現率には加算していません(詳細は本文の各方面セクションを参照)
- 過去の出現率は、将来の対象路線を保証するものではありません
- ANAは対象路線の選定基準を公開しているわけではありません
- 災害・運休・減便・新規就航など特殊事情のある路線は、比較から除外する場合があります
富山発のトクたびマイルを過去データから見ると
- 羽田は全期間35.9%・直近52実施回40.4%で1位です。新千歳は全期間13.4%・直近15.4%で2位で、羽田が22.5ポイント上回っています
- 今回の過去データで富山との対象実績を確認できた個別空港は、羽田・新千歳の2路線だけでした
- 全期間と直近52実施回で順位は変わらず、羽田・新千歳の順に並んでいます。出現率の水準も大きくは変わっていません
- 実績を確認できた2路線はいずれも直近52実施回の安定型条件を満たしています
- 羽田・新千歳とも最高季節と最低季節の差は約10ptで、今回のデータでは強い季節偏重は確認されませんでした
- 小松発は4路線、新潟発は5路線に実績があるのに対し、富山発は羽田・新千歳の2路線に集約されています
- 過去データは、次回の対象路線を保証するものではありません
富山発では、今回のトクたびマイル過去データを見る限り羽田が全期間35.9%・直近52実施回40.4%で1位です。新千歳は全期間13.4%・直近52実施回15.4%で2位で、羽田が22.5ポイント上回っています。今回の過去データで個別空港実績が確認できたのはこの2路線のみで、大阪方面・中部・九州方面への実績は確認されませんでした。羽田・新千歳とも直近52実施回の安定型条件を満たしていますが、連続出現率の判定条件(直近52回で10回以上)を満たすのは羽田のみで、連続出現の実績が確認されているのは羽田だけです。同じ北陸の小松発(4路線・羽田の路線別構成比49.7%)と比べると、富山発は羽田の路線別構成比が72.9%とさらに高く、羽田への依存度が高い構造です。
今週のANAトクたびマイル対象路線もあわせてご確認ください。


