ANAの「今週のトクたびマイル」は、対象路線が発表ごとに入れ替わる特典航空券キャンペーンです。広島空港を普段お使いの方にとって気になるのは、「広島発でどこへ行きやすいか」という点ではないでしょうか。
この記事では、2020年7月9日〜2026年8月5日の全262実施回分のデータをもとに、広島発として整理した路線別・季節別・年度別の出現傾向を分析しています。
- 広島発では多くの路線が対象になりますが、路線ごとに出現頻度は大きく異なります
- 季節や年度によっても、出現しやすい路線の顔ぶれは変わります
- 本記事では「全期間」と「直近52実施回」を分けて分析しています
- 過去の出現データは、将来の対象路線を保証するものではありません
※ANAの公式発表では対象路線は往復方向で選定されますが、本記事では広島空港利用者が行き先を探しやすいよう「広島発」として整理しています。
- 全期間では羽田・仙台・那覇・新千歳の出現率が高めです
- 羽田(全期間1位、37.8%)が全期間ランキングの上位です。直近52実施回でも羽田46.2%と上位です。
- 直近52実施回では、上位路線の顔ぶれが全期間とやや異なります
- 路線別の出現率は年度によっても変化しています
広島発で対象になりやすい路線ランキング
全262実施回のうち、各路線が対象になった回数と出現率です。直近52実施回(2025年3月13日〜2026年8月5日)の数値もあわせて掲載しています。
広島発で出現率が高い路線 出現率ランキング
| 順位 | 行き先 | 全期間出現回数 | 全期間出現率 | 直近52回出現回数 | 直近52回出現率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 羽田 | 99回 | 37.8% | 24回 | 46.2% |
| 2 | 仙台 | 41回 | 15.6% | 6回 | 11.5% |
| 3 | 那覇 | 38回 | 14.5% | 6回 | 11.5% |
| 4 | 新千歳 | 25回 | 9.5% | 8回 | 15.4% |
広島発では、羽田の1路線が全期間の出現率で35%を超えています。広島発の中では比較的安定して登場してきた路線といえます。
直近52実施回では羽田が46.2%まで出現率が上がっています。全期間の順位だけでなく、直近の数値もあわせて見ることをおすすめします。
広島発は路線によって出現頻度に大きな差があります。旅行先を先に決めず「対象になりやすい路線から行き先を探す」使い方であれば、羽田・仙台・那覇・新千歳あたりが候補に挙がりやすいでしょう。ただし、これは過去の傾向であり、次回以降の対象を保証するものではありません。
羽田の全期間出現率は37.8%です。一方、広島発で確認された全路線の出現回数を合計すると203回で、そのうち羽田99回が48.8%を占めています。この「路線別構成比」は、各実施回を分母とする「出現率」とは異なる指標です。上位3路線(羽田・仙台・那覇)では路線別構成比の合計が87.7%に達し、これまで分析した地方空港(仙台発69.9%・鹿児島発78.0%・宮崎発65.9%)の中でも特に高い水準です。現行のANA広島発路線では大阪方面(伊丹・関空・神戸)への定期便を確認できないため比較対象外とし、福岡など九州本土内の空港・中部方面についても今回のトクたびマイルデータでは対象実績が確認されませんでした。なお「大阪」都市圏指定については、今回の集計期間では広島との直接実績は確認されていません(伊丹・関空・神戸の個別空港とは別の概念です)。
過去の傾向とあわせて、今週予約できる対象路線も確認できます

人気の行き先はどれくらい対象になる?
検索されやすい主要路線について、全期間・直近52実施回の出現率と、季節による違いをまとめました。
| 行き先 | 全期間出現率 | 直近52回出現率 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 37.8% | 46.2% | 秋 | 春 |
| 仙台 | 15.6% | 11.5% | 春 | 秋 |
| 那覇 | 14.5% | 11.5% | 冬 | 秋 |
| 新千歳 | 9.5% | 15.4% | 冬 | 夏 |
ここで取り上げた4路線のうち、全期間の出現率が最も高いのは羽田(37.8%)、最も低いのは新千歳(9.5%)です。
直近52実施回の出現率は、いずれの路線もおおむね全期間の水準に近い範囲で推移しています。
総合順位が高い路線が、必ずしも検索需要の高い路線と一致するとは限りません。行き先を絞り込む際は、総合順位だけでなく季節別・直近の数値もあわせて確認することをおすすめします。
東京方面はどの程度対象になる?
羽田について、全期間・直近52実施回の出現率と、季節別・年度別の傾向をまとめました。
| 行き先 | 全期間出現率 | 直近52回出現率 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 37.8% | 46.2% | 秋 | 春 |
年度別出現率
| 行き先 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 30.4% | 31.2% | 40.9% | 38.8% | 36.7% | 44.2% | 50.0% ※途中(母数6) |
広島発の東京方面では、個別空港指定として羽田(全期間37.8%、直近52実施回46.2%)の実績が確認できます。
「東京」都市圏指定の直接実績は、現在の集計期間では確認されていません。
これは羽田を個別空港名として記録された実績であり、「東京」都市圏指定とは別の集計です。
北海道・東北方面の特徴
北海道・東北方面の候補を確認したところ、広島と実際に接続実績があるのは新千歳・仙台の2路線でした(青森・秋田は今回のCSV期間中、接続実績が確認できませんでした)。全期間では仙台が新千歳を上回っていますが、直近52実施回では新千歳15.4%、仙台11.5%となり順位が逆転しています。最近の実績が全期間の傾向と必ずしも同じではない例です。
| 行き先 | 全期間出現率 | 直近52回出現率 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|
| 新千歳 | 9.5% | 15.4% | 冬 | 夏 |
| 仙台 | 15.6% | 11.5% | 春 | 秋 |
年度別出現率
| 行き先 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新千歳 | 0.0% | 0.0% | 18.2% | 12.2% | 6.1% | 18.6% | 0.0% ※途中(母数6) |
| 仙台 | 13.0% | 20.8% | 9.1% | 22.4% | 16.3% | 9.3% | 16.7% ※途中(母数6) |
北海道・東北方面では仙台が41回(15.6%)と最も多く、他の路線と比べて突出しています。
沖縄方面はどの程度対象になる?
沖縄方面の候補を確認したところ、広島と実際に接続実績があるのは那覇のみでした(宮古・石垣は今回のCSV期間中、接続実績が確認できませんでした)。
| 行き先 | 全期間出現率 | 直近52回出現率 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|
| 那覇 | 14.5% | 11.5% | 冬 | 秋 |
年度別出現率
| 行き先 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 那覇 | 21.7% | 25.0% | 18.2% | 2.0% | 12.2% | 14.0% | 0.0% ※途中(母数6) |
ここで取り上げた1路線のうち、全期間の出現率が最も高いのは那覇(14.5%)、最も低いのは那覇(14.5%)です。
直近52実施回の出現率は、いずれの路線もおおむね全期間の水準に近い範囲で推移しています。
総合順位が高い路線が、必ずしも検索需要の高い路線と一致するとは限りません。行き先を絞り込む際は、総合順位だけでなく季節別・直近の数値もあわせて確認することをおすすめします。
季節によって対象路線は変わる?
季節区分は春(3〜5月)・夏(6〜8月)・秋(9〜11月)・冬(12〜2月)です。各季節の出現率は「その季節に出現した回数 ÷ その季節の全実施回数」で算出しています。色は全路線共通の5段階固定スケールで、色だけでなく数値も表示しています。
| 行き先 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 | 季節差 | 最も高い季節 | 最も低い季節 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 33.3% | 39.2% | 41.1% | 36.4% | 7.8pt | 秋 | 春 |
| 仙台 | 21.7% | 20.3% | 8.2% | 12.7% | 13.4pt | 春 | 秋 |
| 那覇 | 11.7% | 10.8% | 9.6% | 29.1% | 19.5pt | 冬 | 秋 |
| 新千歳 | 13.3% | 1.4% | 6.8% | 20.0% | 18.6pt | 冬 | 夏 |
ヒートマップは、色が暖色(黄〜オレンジ)に近いほど出現率が高いことを示しています。表を横に見ていくと、季節を問わず似た濃さが続く「通年安定型」の路線と、特定の季節だけ濃くなる「季節変動型」の路線を区別できます。
今回のデータでは、季節差が10ポイント未満の路線が1路線あり、こうした路線は旅行時期を問わず候補になりやすいと考えられます。反対に季節差が20ポイント以上ある路線は0路線あり、繁忙期・閑散期の影響を受けている可能性があります。
ただし、ANAは対象路線の選定理由を公表していません。季節による出現率の違いが需要の繁閑だけを反映しているとは断定できず、あくまで過去データから読み取れる傾向として捉えてください。
年度によって対象になりやすい路線は変わる?
年度は4月始まりで集計しています。主な比較期間は2021〜2025年度です。2020年度はCSVの集計開始途中、2026年度は年度途中のため、参考値として扱ってください。
| 行き先 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 30.4% | 31.2% | 40.9% | 38.8% | 36.7% | 44.2% | 50.0% ※途中(母数6) |
| 仙台 | 13.0% | 20.8% | 9.1% | 22.4% | 16.3% | 9.3% | 16.7% ※途中(母数6) |
| 那覇 | 21.7% | 25.0% | 18.2% | 2.0% | 12.2% | 14.0% | 0.0% ※途中(母数6) |
| 新千歳 | 0.0% | 0.0% | 18.2% | 12.2% | 6.1% | 18.6% | 0.0% ※途中(母数6) |
2021〜2025年度で比べると、那覇は年度による変動が最も大きく、最高25.0%〜最低2.0%の範囲で推移しています。
一方、羽田は年度ごとの差が比較的小さく(31.2%〜44.2%)、年度をまたいで比較的安定して対象になってきた路線です。
全期間の平均的な出現率だけでは、直近年度の傾向をつかみきれません。行き先を検討する際は、年度別の推移もあわせて確認することをおすすめします。なお2026年度は母数が6回と少ないため、他の年度と単純に比較する対象には含めていません。
直近52実施回から見る広島発路線の出現パターン
ここでは、現在の連続不出現数ではなく、2025年3月13日〜2026年8月5日の固定した直近52実施回のデータを分析しています。
短い間隔で安定して対象になった路線
直近52実施回のうち、比較的短い間隔で繰り返し対象になった路線です。「出現間の最長不出現数」は、出現と次の出現の間に挟まれた不出現実施回数のみを対象としており、集計期間の先頭・末尾にはみ出す不出現は含めていません。
| 行き先 | 出現回数 | 出現率 | 出現間の最長不出現数 | 不出現中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 24回 | 46.2% | 4回 | 1回 |
| 新千歳 | 8回 | 15.4% | 24回 | 1回 |
羽田・新千歳は直近52実施回のうちそれぞれ24回・8回対象になっており、不出現の中央値も1回程度と短くなっています。比較的短い間隔で繰り返し登場してきた路線です。
ただし、これは「毎回対象になる」という意味ではありません。あくまで直近の傾向であり、今後も同じ間隔が続くとは限りません。
直近52実施回で連続出現が多かった路線
「出現した次の実施回にも同じ路線が出現した割合」を連続出現率としてまとめました。一度出ると連続しやすいと断定するものではなく、あくまで過去の観測結果です。
| 行き先 | 出現回数 | 翌回も出現した回数 | 連続出現率 | 最長連続出現 |
|---|---|---|---|---|
| 羽田 | 24回 | 8回 | 33.3% (8回/24回) | 4回 |
羽田は翌回も対象になった回数が8回/24回で連続出現率33.3%となっており、他の路線と比べて連続して対象になった実績が目立ちます。
とはいえ、連続出現率が高いからといって次回の対象を保証するものではありません。「前回対象だったから次も出る」と判断するのではなく、過去の実績として捉えてください。
対象になる間隔が長かった路線
直近52実施回で、対象になる間隔が比較的長かった路線です。「出現間の最長不出現数」の定義は上表と同じです。
| 行き先 | 出現回数 | 出現率 | 出現間の最長不出現数 | 不出現中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 仙台 | 6回 | 11.5% | 20回 | 7回 |
| 那覇 | 6回 | 11.5% | 16回 | 2回 |
仙台は出現回数自体が少ない「低頻度型」で、対象になる間隔が全体的に長めです。
一方、那覇は季節が集中すればまとまって出現し、出ない時期は長く空く「季節集中型」といえます。
例えば那覇は不出現の中央値が2回である一方、出現間の最長不出現数は16回に達しています。中央値だけでなく最長値もあわせて見ることで、出現の偏りが見えてきます。
なお、これは「長く出ていないので次回出やすい」ことを意味するものではありません。
羽田・新千歳は短い間隔で繰り返し対象になり、羽田は連続出現の実績も見られました。一方で仙台・那覇のように出現自体が少ない、または季節によって出現が偏る路線もあります。いずれも直近52実施回における観測結果であり、次回の対象を保証するものではありません。
他の地方空港と比べると?
| 空港 | 接続実績路線数 | 上位3路線集中度 |
|---|---|---|
| 広島発 | 4路線 | 87.7% |
| 仙台発 | 7路線 | 69.9% |
| 鹿児島発 | 4路線 | 78.0% |
| 宮崎発 | 5路線 | 65.9% |
上位3路線への集中度を比べると、広島発(87.7%)が最も高く、次いで鹿児島発(78.0%)・仙台発(69.9%)・宮崎発(65.9%)の順です。広島発は接続実績のある路線数も4路線です。
集計方法と注意点
- 集計期間:2020年7月9日〜2026年8月5日
- 最終更新日:2026年8月21日
- 全実施回数:262回
- 出現率の分母:CSV内の全実施回数(262回)
- 直近52実施回:2025年3月13日〜2026年8月5日
- 季節区分:春=3〜5月/夏=6〜8月/秋=9〜11月/冬=12〜2月
- 年度は4月始まりです(最新年度は途中経過を含みます)
- サービス休止期間や、CSVに存在しない週は分母に含めていません
- ANAの対象路線は往復方向で利用できますが、本記事では広島発として整理しています
- 広島が出発・到着どちらの行に記録されていても対象路線として両方向で集計しています(例: 「広島〜羽田」「羽田〜広島」のいずれの記録でも同じ路線として1つに統合)
- 同一搭乗開始日に同一路線が往復両方向で記録されていても、1実施回として重複排除しています
- 伊丹・関空・神戸は現行のANA国内線ダイヤで広島との定期便を確認できないため、「出現率0%」とはせず比較対象から外しています
- 「上位3路線集中度」は、各路線の出現回数を合計したうちの上位3路線が占める割合であり、各実施回を分母とする「出現率」とは異なる指標です
- 「宮古島→宮古」「石垣島→石垣」「関西→関空」など、表記揺れを統一しています
- 「東京」「大阪」のような都市圏単位の指定は、羽田・成田・伊丹・関空・神戸など個別空港の出現率には加算していません(詳細は本文の各方面セクションを参照)
- 過去の出現率は、将来の対象路線を保証するものではありません
- ANAは対象路線の選定基準を公開しているわけではありません
- 災害・運休・減便・新規就航など特殊事情のある路線は、比較から除外する場合があります
広島発のトクたびマイルを過去データから見ると
- 羽田は全期間37.8%・直近52実施回46.2%とも1位です
- 広島発で確認された全路線の出現回数を合計すると203回で、そのうち羽田99回が48.8%を占めています(各実施回を分母とする出現率とは異なる指標です)
- 上位3路線への集中度は87.7%で、比較した他の地方空港よりも高い水準です
- 北海道・東北方面は全期間では仙台(15.6%)が上位ですが、直近52実施回では新千歳(15.4%)が上回り、順位が逆転しています
- 那覇(沖縄方面)は全期間14.5%で、季節差(季節差19.5pt)も他の路線より比較的大きくなっています
- 過去データは、次回の対象路線を保証するものではありません
広島発では、今回のトクたびマイル過去データを見る限り羽田への実績が中心で、次いで仙台・那覇に一定の実績があります。北海道・東北方面は新千歳と仙台の順位が直近で逆転しており、全期間の実績だけでなく直近の傾向もあわせて確認することが、広島発でトクたびマイルを活用するポイントです。
今週のANAトクたびマイル対象路線もあわせてご確認ください。


